宮津エコツアー · 世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会の活動ブログ

お、ユンボが!

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藤織り伝承館への坂道を!

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世屋の里の河川改修は昭和30年代に行われています。しかし、漏水がひどくなっていて、地滑りの原因としても心配されています。その修復工事が始まったのです。日本の里100の景観に配慮した計画が立てられているなかで、ここでは藤布の水晒し場が作られます。

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五月頃に採集し皮を剥いで乾燥・保存しておいたフジは農繁期の終わる時期に灰汁炊きします。繊維をやわらかくするためです。灰汁炊きのすんだ原糸(アラソ)は川に持って行って洗い、さらにコキバシを使って余分な物を取り除かなければなりません。いままでは、水場への上がり下りが安全にできませんでした。

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そのための待望の工事です。完成時のイメージは、こんなです。

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工事で出る残土は、花壇整備などにいただきます!

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(^.^)花壇の土と石は、下世屋の地滑り対策工事の残土です。この花壇には、秋の七草を予定しています。

 

稲刈り後、田や畦に芽生えた緑のみずみずしいのは、宮の前棚田です。

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撮影は朝、八時台。朝日が横からライティングしてくれるので、畦や稲株にくっきりと陰影ができていました。この写真には、「緑の真珠!」と題を付けようと思います(^.^)

さて、「 <生きかわり 死にかわりして 打つ田かな  村上鬼城> 私はこの俳句が好きです。目の前にみる田んぼとそこで田をうつ人、しかしその後ろに目にみえない、家族と村落の社会学の本質を、たった17文字の中に凝縮しているように思えるからです。」 とおっしゃるのは、環境社会学者・現滋賀県知事の嘉田由紀子さん。滋賀県立琵琶湖博物館 総括学芸員時代の論文の冒頭です。

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その「かわる」と言うことが困難を極めている現状の中、ここ一帯の棚田は、地元のお百姓二人、飯尾醸造さんで経営されていましたが、来春からは、さらに若手が維持に加わると言うことです。※稲株の見えないたんぼ

美しい棚田群が維持される見通しを喜ぶとともにその決断に敬意(^.^)

 

 

 

 

 

リンドウが満開です。

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「リンドウは枝さしなどむつかしげなれど、異花などのみな霜枯れたれど、いとはなやかなる色合いにてさし出たるいとおかし」 枕草子

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「 山ふところの ことしもここに竜胆の花」 山頭火

「つづらをり はるけき山路 登るとて 路に見てゆく りんだうの花」   牧水

さて、この花の受粉を手伝うのはこの人。

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アカマルハナバチ!

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つぼみであろうと押し広げてもぐり込みます。

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巣を土の中に作るハチです。

ちなみにリンドウの漢字表記は竜胆(りゅうたん)。その根の苦いこと。「クマの胆(い)」の、熊胆(のうたん)と双璧をなすほどのものと言うことです。胃液の分泌を盛んにする成分を含む薬草です

日置の民家のサザンカが満開。

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ところで、サザンカの漢字表記は「山茶花」。「サンザカ」と読めてもサザンカとはよめません。サザンカを漢字表記するなら、「茶山花」になるはず。これは伝言ゲームのミスなんだそうです。サンザカ→サンザカ→サンザカと伝わっていた物が、いつだかだれだか不明だけれども、サザンカと聞いたと思い込んで、次にサザンカと伝えてしまって今日にいたっているといいます。ウソのようなほんとの話し。

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ツバキ科のワックスをかけたようなクチクラ層の発達した葉は、熱帯の強い日差し対応のもの。ツバキ、サザンカ、チャは温帯に適応したもので、晩秋から春にかけて花を咲かせ、冬でも葉を落としません。

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バ中国南西部原産のビワ(バラ科)も事情は同じ。サザンカの近くでつぼみを膨らませています。

 

ススキ群落。

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純粋なススキ群落も、セイタカアワダチソウに押されて少なくなっています。

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そんな中で、良好なススキ景観を誇っているのが木子。

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ここは?

ええ、山を切り開いたのです、、丹後には大きなススキ原がないので、、

まさか!

(`ヘ´)高原の再開発の目的のもと国肝いりで開発された農地です!

その後、幾つもの試みはあったものの定着できず、いかに活用すべきか、模索が続いています。
哀しいかな哀しいかなと周りの森の声、、、!

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けれども、「木枯らし紋次郎」が旅するような広大なススキ野原は、みものといやあみものです、モミジ見がてらあがってらっしゃいませんか。

ちなみにこのススキ原が必要な生き物の一つが、大人の親指ほどで日本で一番小さなネズミ、カヤネズミ。主にオヒシバやエノコログサなどの種子や、バッタやイナゴなどの昆虫を食べて暮らします。世屋や木子のススキ原でその巣を目撃することがありましたので生育していると思われますが、全国的には減少傾向。そのため、環境を見守る「全国カヤネズミ・ネットワーク」が立ち上がっているそうです。

道路際をセイタカアワダチソウが征圧し、今はさながらセイタカアワダチソウロード。

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カーラジオのFM番組はブルース!その声やギターの音が、車窓に流れていく乾いた占領軍の軍服色と妙にフィット。

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ふとセイタカアワダチソウが演奏しているような気がして、車を止めました。

ミゾソバとデュエット!

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ヒヨドリバナとも。

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よそ者であっても、地の物となじみあって秋を彩っている!

これはこれでいいんじゃないかと彼らの歌を聴いていました。

 

 

 

 

 

 

 

縦貫林道成相線から世屋の里方面の斜面。

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尖っているのが世屋観音堂のご神木の杉、その向こうの茶褐色の葉はケヤキ、さらにその上の黄葉した丸い樹幹がブナ。

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推定樹齢二〇〇年の世屋の大ブナ。

このブナに宿ってらっしゃる神様が小春日和の秋の日には姿を現されます!

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(^.^)

錦秋の候を迎えた里山、これから2週間が見頃です。

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8日(金)には、里山ウオークと藤織り体験ツアーを準備しています。

秋の里山弁当付きです。モミジ拾いを兼ねていらっしゃいませんか。

古文書や伝承の伝える地震や津波が、東北大震災や原発事故を契機として、ボーリングなどによって調査が行われ、事実だったと判明したという事例が相次いでいます。
リアス式海岸の美しい若狭湾に浮かぶ冠島、沓島。

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この島を巡っても、巨大地震があったことを年月を明記した記録があります。その古文書は丹後風土記逸文。次のことが綴られています。
まず、“凡海(オホシアマ)”と言う大きな島が存在したこと。
「凡海と称する所以は、古老が伝えて曰く、昔、天下を治めるに当たり、 大穴持命と少名彦命が、この地に到った時に、海中の所在する大嶋、小嶋を引き集め、およそ小嶋10個を以て、ひとつの大嶋となした。それで、名を凡海という。」

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次に、その島が大地震に遭遇し、海に消えてしまうほどの自身に見舞われたこと。
「時に、大宝元年(西暦701)三月己亥、当国に地震あり。 三月震れ続けた。この嶋は一夜にして見渡す限り青々として広々とした様子に変じ、海となった。漸く、わずかに、嶋中の高い山、二峯がともに立ち、神岩が海上に出た。今、常世嶋と名づく。亦、俗に男嶋女嶋と称す。嶋ごとに神祠がある。祭る所の者は、天火明神と日子郎女(いらつめ)神なり。」
天地をつなぐ橋であったが、それがある日突然落ちてしまって今の天の橋立ができたと語る橋立起源譚も天変地異を想像させます。

それにつけて思うのは、木子の地層、

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褶曲したり傾斜した地層やその地層を割る断層!

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素人目にはこれがかの天変地異に相当する地学的な根拠になるのではないだろうか、と思われます。
若狭湾に原子力発電所を集中立地させているのは異常だと思わざるを得ません

11月ウオーク&イートに参加いただいた皆さん。

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皆さんがどこにいらっしゃるかと言うと、、、、

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上の写真奥の山の頂き右上あたりの一本桜付近。 ここの標高約500m。バックの三角の岳山の標高は637m、

この高さは、東京スカイツリーが634m。第2展望台の高さ450m、(ここから非常階段数:2523段)は、松尾一本桜とほぼ同じ、まさしく、丹後のスカイツリー。 ウオーク&イートは天空ツリーの「一本桜展望台」からついたスロープを降るというコースでした。

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ガイドをお願いした小谷さんの手にされるのは松尾小史。写真を示しながら地元で暮らしてきた方ならではのホットでレアーな語りに引き込まれました。

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ウオークのあとはイート、ビオラビットさんでお昼。

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スタートは秋野菜のテリーヌ、

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木子の山の手摘みのムカゴはピュレに、世屋の山のナツハゼはソルベに、

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世屋のたんぼのレンコンはポタージュに、嶋田さんの手剥きの栗はアイスに、

それぞれ対馬シェフが今日のために考え抜いてくださったメニュー。

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1品1品が「おいしい」は土産しいと書くんですよ、とアピールしていました(^.^)。

里山の歩みと自然と里山素材の食、これぞ[エコツアー](^.^)

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9日は、松尾小史の世界第二弾、こだわりの十割りそば丸丹さんにお世話になります。残席僅少(^.^)。

長岡緑の少年団の手によって休憩所に植えられたモミジが美しく色づき始めました。

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さて色づいたモミジは紅葉、

おなじく色づいた「こうよう」でも、ばっさかのカツラ、こちらは黄葉、

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ではこの葉っぱは?

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色比べするかのように休んでいました、虫偏に葉で蝶とかくじゃないですか(^.^)。

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