宮津エコツアー · 世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会の活動ブログ

濃い赤に深い青、、、

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ヒガンバナのためのようなお天気。

「生き物ウォッチングが好き」さんが、各地の開花確認日を調べて2011-09-30 の記事にアップされています。

・名古屋地方気象台 :9月18日

・奈良地方気象台  :9月22日

・和歌山地方気象台 :9月25日

・仙台(泉区)    :9月17日

全国ほぼ、同時です。

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従って、ヒガンバナ前線はありません。

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(↑ 三枚 日置たんぼ周辺 9/20)

日本国中のヒガンバナは1つの球根から広がった、つまり親戚縁者、同じ遺伝子を持つからです。

「もちのひ(十五日)に、出でにし月の、たかたか(高々)に、君をいませて、何をか思はむ」                詠み人不詳

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世屋川河口の海岸で、あなたを待つように気持ちを高ぶらせながら今日の月を待っていましたわ、と言った風情の月待ち人、、、、。

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古代、人は自然の変化に自然からのメッセージがあると信じていました。

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「たかたか」に昇る今夜の月は、人にどんなメッセージを届けてくださっているのでしょうか、、。

ちなみに、この場所はビオ・ラビットさん前。

テラスからみえる与謝の海は、東から西に広がっています。

なので、(^.^)

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「与謝の海 月は東に 日は西に」 世屋野蕪村

 

 

世屋の九段稲木にハトのように止まって景色を眺めているのはm君

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稲束は投げ手と受け手、二人で架けます。 、相棒のかみさんを待っているところ。

冷やかしがてら声をかけます、「手伝おうか、」 本気でなくって愛想の声かけ。それは相手も百も承知、

さらに追い打ち、「呼吸があわんであかんわなあ!」

ははは(^.^)

はは(^.^)

「景色がよかろうどんなに見える!」本音はそこです。 「みせてもらってええかあ」

、、、、と言うことで、彼に流れた60年を見せてもらいました。

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カメラをひっくり返して見ました。

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まもなくかみさんが到着。

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稲掛けが始まりました。

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「神代より けふのためとや八束穂に ながたの稲のいなひそめけむ」 藤原兼光(1196年没)

丹精込めて育て上げた稲の束を 投げ、受ける二人の間に通う心を表すのはこんな歌なのでしょうか。

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秋の日が、 茎の養分をさらに穂に送り、じっくりと完熟させてくれます。

 

ナデシコの世話をしていたら、「きれいですね、コスモス」といわれました(`ヘ´) でも、コスモスもきれいです(^.^)!

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ちなみにコスモス、秋桜ともいわれていますが、キク科。

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原産地はメキシコの高原地帯。コスモスと名づけたのはスペイン人。「コスモス」とは星座の世界という意味のラテン語なんだそうです。無数の花咲く群生はまさに宇宙です。 日本への伝来は明治20年頃。

 

「月読みの光に来ませ あしひきの山きへなりて遠からなくに」(湯原王・万葉集673)

「月読み」とは、月の異名。

訳すと、美しい月夜です、どうぞいらしてくださいな、山を隔てるほど遠くというわけではないのですから。

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月の光を楽しむのには  人工の光りのない世屋の里でしょう(^.^)

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「空をあゆむ朗々と月ひとり」 荻原井泉水

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「とどまれば月の歩みもとどまれる」 大橋桜披子、

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明日の予報は快晴。中秋の名月が楽しめることでしょう、

今夜は前夜祭です。

月読みの光に来ませ、、、世屋の里(^.^)

会員の小谷さんごきょうだい7人が、故郷「松尾」を離村された御父上が書き残しておられたものを、その当時を思い出させるすばらしい記念誌にまとめて発刊されました。

私たちの小さな宮津・松尾史の表紙

表紙のイラストは、現在上世屋で「いとをかし」としてご活躍中の山形さんの力作です。

まえがきでは、この御労作をまとめ上げられた想いや趣旨が良くわかり、まず感激しました。

宮津・松尾史 まえがき

貴重な写真集で始まり、「松尾小史」として社寺・祭り、組織団体、風習・行事、伝説など、御父上が書き残された貴重な記録です。「思い出の記」は小谷家のその時々の記録です。そして松尾・東野地区に関する「世屋村青年団史」が転載され、貴重な資料集となっています。離村した方たちの故郷を想う活動が「三八豪雪以降の動き」としてまとめられています。さらに、関係者の方たちの思い出が綴られ、最後は資料集が付けられた大作です。

宮津・松尾史 目次・あとがき

見せていただいて、その時々に生きてこられた方たちの気持ちが伝わってくるようで、ほんとうに嬉しかったです。

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参内傘は花の形からの発想、お公家さんは、供人に長柄の傘をさしかけさせて宮中参内をされたそうです。

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「いやあ、この花、参内傘やわあ」

もう一つあります、ツルボ。これは球根からの発想といいます。

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球根は食用になります。ユリ科でデンプンをたくさん含む救荒作物です。

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外皮はつるりとむけて、坊主頭に似ているので「ツルボウズ」。そこからから「ツルボ」。

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ということで、ツルボのほうが庶民的。

「そんなに水がいるんですかあ、かおるさーん」。

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特別警報が出された雨のあとなのに、、、水やり?と思って尋ねたのが恥ずかしい!

ひどい雨ではねた畝の土が葉っぱについてしまったので落としているのだ、と。

光合成を行う大切な工場の葉が汚れていれば栄養作りに支障が出る、といやあそれまで。

ですけれど、お百姓さんにとって、育てる作物は子どもといっしょ、泥をつけた子どもをほっとく親がいるか、

大量に早く、手間を省いてというやり方が普通の時代に、こんなお百姓がいらっしゃること、とっても心がぬくもりました(^.^)。

と言うことで、大雨による農作物への被害はなかった、は間違い!あったのです。

世屋に伝わる藤布、

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(↑ 右側の縦長のシェードが藤布製、左の丸いのは畑和紙)

ランプシェードになって、世屋高原休憩所で、見ていただけます。

その藤布伝承の活動にサントリー地域文化賞が授与されました。

上世屋・藤績みの里の紹介記事

その受賞を伝える毎日新聞の記事は味があります。テルミさんの話に触発されて、ああそうなんだー、、、エレジーではないんだ、以前に書いた歌詞、、見直して改編しました。

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(↑ 小川つやさん 川北亮司さん撮影)

♪ 『藤布語り』

山の村の いろり辺で

藤績みもって おばあが語る

百姓の 仕事着には

ごわごわしとっても  汗をはじいて 丈夫な藤布(のの)が 一番と、、、

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(↑ 光野ためさん 川北亮司さん撮影)

田んぼ五反に 鈴なり親子

百姓百色の仕事せにゃならぬ

あられとぶ日の 藤こき水は

そりゃあ口に 言えん辛いけど

男が山で焼いた炭俵

背負うにゃ女が織った藤の布

美しい絹の べべきて しゃんしゃん手まりをつける

そんな分限者だにゃあことを

不幸せと思ったことはにゃあ

わが親 わが土地 愛してならぬ

やっぱり私も 藤おり娘

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硬いツルから 糸とって 織物にしたなんて

あんたらあ 思えんだろうけど そう言いながら

そう言いながら

ふっと笑うおばあの手に

藤の花が咲いていた

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1980年ころ、お婆ちゃんたちの藤織りを取材した川北亮司さんの『かわいい鬼婆』と写真も掲出していますので、ご覧になってください(^.^)

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危険には近寄らないほうがいいのです。

けれど、この雨、様子伺いにいかないわけにはいかないところがあります。

観音渓・下の滝

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観音渓・奥の滝(銚子の滝)

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高梨選手のジャンプ、内村選手の技、北島選手のスイム、バレンチン選手のホームラン!

観音渓は、水のスポーツミュージアムみたいで、

走る、飛ぶ、泳ぐ、打つ、、、みんなそこにあるような気がするんですよ(^.^)

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