晩秋の丹後色
まず雲の鈍色
落葉した木の樹肌の金銀色
くろもじモミジの黄色
冬へ向かうの丹後の楽しみは染まる色です。
お奨めは、
Autumn leavesカーペットウオーク!ですよ、
葉を落とした梢越しに望める宮津湾若狭湾日本海、但馬の山々。
東西南北360度の展望の楽しめる京都府上世屋内山自然環境保全地域のガイドウオーク。
森の恵みも待っていますよ。
世屋・高山ガイド部会の活動ブログ
日置田圃のコスモスたち。
稲刈りを終えた田圃を見事に華やかにフラワーアップして、丹後観光に訪れたお客さんたちのおもてなしに一役買っています。
栽培される方たちの輪が広がっているのでしょうか、
年々面積が拡大してボリューム感がでたコスモス畑群はこれは紛れもなく新名所。
とくに海のそばのコスモス畑は必見。
海の碧、空の青、雲の白、そして、半島。このロケーションはみごとなものです。
島や山を基準にしながら昇る朝日の位置で暦を測ることを「日置」といいます。その作業が地名になったのが、日置、その地名は、全国にありますが、東に向いて、前は海、基準になる特徴的な島や山があることという「日置」の条件を完璧に備えているのが、丹後の日置。コスモスたちは、そのお日様のお迎え花。
車を止めて、ゆっくり眺めたいものです。
晩秋の高山観察道からは落ち葉した梢越しに広く海と山を見通すことができます。
天橋立を隔てて向こうには大江山。
ところで、この山にはこんなお噺が「伝わって」いるんですよ。
、、、、、、、、、、、、、
昔むかし、おおむかし
山にまだ名前の無い頃のことじゃ、
山々の神様が寄りおうたおり、どうじゃ、一つ丈比べをしようじゃないかということになったんじゃな。
どうして比べたとおもう?
竹を使えばいい、そのころは、大きな大きな竹がはえとってな、それを割ってとよにして水を流す、流れたほうが低い、そういう理屈だわな、
それで、中でもせがたかげな三つの山の神さんが名乗りを上げて、それぞれの山の峰に竹のとゆをわたしたんじゃ。
それで、一目瞭然だわな、
その結果でまあ呼び合うことにしたんだが、一番高いのには、与謝の大山、、次に高いのには、丹後の高山、と付け分けた。与謝の大山は今は「大江山」とよばれとるわな、
そこまではすんなりいえるんだが、三番目のなの付け方に苦労した、鯨のように大きい山ということでいさなご山としたらどうだろう、そういわれたらまあ傷つかんわな、
、それぞれたたえ合ったということじゃ。
ほしてな、その峰と峰に渡した竹はな、山から海へ水がええように流れるようにつなぐのに使われたんじゃ。なので、竹野川というんじゃ!
その竹はな、宇川やくらはし川にも使われて今も水を流しつづけておるというぞ!
、、、、、、、、、、、、、、いちがぶらり、、、、※語り手は与謝の蕪村」さん。
九日予定の丹後里山ウオーキングッ第七回 紅葉のブナ林ウオーク、悪天候が予想されたため延期、あらためて16日にここを歩きますよ。
葉は落ちていても、別の楽しみを見つけられるのが山のいいところ。
お問い合わせは、お問い合わせ申し込みは、090-3162-4499 NDクッキングスクール川内まで。
カニの初売り!
11月を世間では霜月といいます。しかし、丹後では「霜」を11月の季節のシンボルとするのには実感が薄いとおもいます。
このころ丹後中がそわそわし始め、豊漁だとかやすいとか話題にするのが、カニの話題。その解禁・初売りが六日。
庶民の口に入るのは雄ガニのマツバガニでなく雌ガニ。一般的にはセコカニといいますが、丹後ではコッペ 。なので、「こっぺ月」がいいかも。なので、今日はこっぺ月六日。
このカニたちの生息地はこの夕焼けした雲の下、水深200~400mの深海。
「山陰日本海沖は「奇跡の漁場」と言われ、沿岸部の「自然」と沖合の「対馬海流」、そして海底部は「日本海固有水」と「砂泥質の土壌」で形成されています。 特に松葉ガニが生息している水深200〜400mの海底部(陸棚)は、大気や外洋の影響を受けない日本海固有水という年中温度変化の無い低温(0〜1°)の水塊で、土壌は砂泥底。この恵まれた環境こそが、多量の有機物を含み、その為、多くの生物が生息し、それが餌料源となり、カニもまたその恩恵にあずかります。その為に他のズワイガニと比べて、脚長で繊細な甘い身質、濃厚な蟹味噌を持ったカニへと成長します。」と魚政のホームページ。
あるいは、うらにし月とか、紅葉月・ふゆがき月も実感があります。
うれしい便りが富山から。
富山県読書感想文コンクールで、
川北亮司さく/山田花菜え
を読み、作者からのメッセージをしっかり受け止め、今の身の回りの様子を考えた小学生の感想文が金賞受賞とのこと。
林道全通記念里山ウオーキングッも、七回を数えます、
うりはだかえで、はうちわかえで、やまもみじ、こしあぶら、たかのつめ、やまぼうし、おおかめのき、まんさく、ブナ、あおはだ、おおうらじろのき、いたやかえで くろもじ、だんこうばい、数々の落葉広葉樹たちが、秋の彩りをさまざまに競う上世屋・内山ブナ林!紅葉の落ち葉道は耳からも秋。
今回は、「駒倉峠入山口→高山山頂→内山ブナハウス→内山東谷ブナ林→高山山頂→駒倉峠入山口。」歩行距離約5キロメートルの高山周回コースです。標高差約200㍍、距離は「内山~高山山頂コース」の倍、上り下りもたくさんありそのぶん変化も様々。
先日は、小学三年生もがんばりました。同じ日、一見かなりご高齢のハイカー達、聞くと兵庫県から、このコースで歩いて縦貫林道スイス村経由で経ヶ岬まで、とおっしゃっていました。
「森を楽しもう、森に分け入ろう、森を遊ぼう。子どもも若者も老人も、性別を問わず里山はやさしく暖かく誰でも受け入れてくれる。野趣豊かな花々が咲き、鳥が謳い、若葉の葉ずれ、けものたちの軽快な足音・・・、それらが語りかける言葉に耳を傾け、森の精気を胸一杯に吸い、体中にみなぎるさわやかないのちのよろこびに浸り、生きていることを実感する。 そんな至福の一刻を森はいつでも与えてくれる。」と河合雅雄さん。※(「森に還ろう―自然が子どもを強くする」・子どもと自然 岩波新書)
そんな森が身近にある丹後に暮らす幸せ!生かさない手はありません、紅葉のブナ林はあなたをきっと待ってますよ、「 至福の一刻」を仕掛けて!
お問い合わせ申し込みは、090-3162-4499 NDクッキングスクール川内まで。