白砂青松の小天橋 生き物たちの宝庫。
貝類の多さには子どもたちだけでなく、大人もハマります。
ナミマガシワ、ヒラタブンブク、アズマニシキ、ベッコウガイ、オオヘビガイ
2013/03/14
畦焼きは五十河の里の早春の風物詩です。
こめづくりは畦の整備から始まります。
根がしっかりぎっしり詰まった畦にしたり、農業害虫の巣を焼いたり、、、。
走る火を押さえながら、「内山に残雪が全くないというのは珍しい、夏場の水が枯れにゃあええがなあ」そんな話しもされていました。
【ガイド雑学】
畦焼きと焼き畑、火入れ、野焼き などいろいろ言葉があります。火は危険でもあり環境や生態系へも影響があります。そのため、消防法、廃棄物処理法の規制を受けます。ただし、農業目的で小規模なものは対象から外れます。広範囲に草原確保野ために行う、観光目的も含むような火入れは消防法、廃棄物の野焼きは廃棄物処理法などの規制を受けます。
ここ4~5日の暖かい気候で冬芽が一気に動き、マルバマンサク咲きました。ダンコウバイの冬芽も緩みヒョウガミズキも色づいてきました。
しわくちゃの紙を広げるように咲きかけたマンサク・・・先ず咲くからマンサク又は、枝一杯に花を付けることから満作からマンサク
杉山ではこの色のマンサクが多い。図鑑を見ればアカバナマンサクはもっと花弁全体が赤い。ここのマンサクは花 弁の中に赤い筋がある。・・・?マンサクなのか
このマンサク花弁の基部が赤い・・・これがニシキマンサク。
オオカメノキ(スイカズラ科)の花芽もだいぶ膨らんできました。
ダイイコウバイ(クスノキ科)はもうすぐ咲きます。黄色の可愛い花です。
今日は(3月12日)快晴で橋立も海も綺麗に見えていました。
丹後秘滝紀行 2日目
滝は次のようなところに出来ています。
①断層ができると、地層に上下の段差が生じる
②固い岩脈とやわらかい地層があるところでは、水の浸食作用でやわらかい地層だけが削りとられ、そこに段差ができる。
③古い岩層の上に溶岩が流れこむと、その溶岩の流れの末端に段差ができる。
④本流と支流が合流する場所では、本流の方が浸食カが大きいため、支流の川底と段差が生じる。
⑤地滑りで滑落して崖ができる
滝探しの目安です。
また、滝を形成する岩が堆積岩地形なのか、火山岩地形なのかによって形に特徴が生じます。
堆積岩地形では砂岩、泥岩の互層構造がみられ、火山岩地形では、柱状節理構造などが見られます。
さらに形の上では、直瀑、段瀑、渓流瀑の三つに分けるのが基本のようです。直瀑というのは、水が垂直に落ちていきます。段瀑は水が滝崖を伝わって数段重ねて落ちます。これらを組み合わせて観賞してみてください。たとえば、世屋川源流の銚子の滝。
この滝は、堆積岩地形で地滑りにより滑落がおきたところにあり、砂岩、泥岩の互層構造がみられる直瀑、と言うことになります。
2日目のスタートは、京丹後市網野町新庄奥の滝。
柱状節理の美しい玄武岩の岩体にかかります。霧降りの滝と呼ばれて名のある滝です。一帯の玄武岩体の山は、滝山と言うほどで沢にはいくつも同様の滝があり岩に不動が刻まれるなど信仰の場所になっています。
(↑ 木津 岡田不動滝)
弥栄町溝谷川水系に移動し吉津道にとりつきます。上り詰めると谷に沢音。
二 金剛童子山の北西側谷の滝
滝の落水口
吉津村碑を通り鞍部を越えれば宇川水系に入ります。背後から味土野へ降ります。
三 味土野大滝 高さ約35m ガラシャ夫人隠棲の地から深く谷をうがっています。滝の岩体は頁岩。。
頁岩はきめの細かい堆積岩のため、水流に交じった土砂によって、すり鉢のような滝壺を作ることがあります。味土野道を下る途中、左から流れ出る沢、ゆずりは谷の奥で見られます。
四 ユズリハ谷すり鉢滝
霰は、味土野・駒倉からの水と木子からの水が一緒になるところ。ここをフクジュソウの美しい須川方面に遡ります。
五 熊谷の滝 須川渓谷は丹後半島を基盤の花崗岩に届くまで深く穿った谷です。
ちなみにこの谷を木子まで登れば、源流滝。その一つはこんな形をしています。
帰りの仕上げは、野間亭のソバ。
以上、丹後半島の滝巡り。火山岩、堆積岩、基盤岩・花崗岩それぞれに由来の違う特徴のある滝を一挙に味わえるツアー、いかがですか。
を遡航し、
※ 工事中続く
一
最後は道の駅てんきてんきむらで休憩して解散。
2013/03/11
国土地理院の定義では、滝は、高さが5メートル以上の物、ただし、著名で、通行上の目標になるものと規定しています。そして、はばは20メートル未満のものを滝(小)、はばが20メートル以上のものを滝(大)で表示されています。その基準でいえば、丹後では、大滝に入るのは、金引の滝と味土野大滝くらいでしょうか。
しかし、小滝といえども特徴のある形をもっていたり特殊な環境による希少な植物の生育地だったりする滝がたくさんあるのですよ。それらは地図では探せません、ガイドが必要です!載っていないのですから(^.^)
「今福の滝」が京都府の景観資産の仲間入りを記念して、丹後に刻まれた滝巡りを起案してみました。
ツアー名「丹後秘滝紀行」
かなり見応え、動き応えがありますので、二回もしくは一泊二日のプラン。
まず1回目(一日目)
スタート、 「今福の滝」
滝神社奥、えーと、この実は!。
中の滝
二 谷向かいの金引の滝へ。日本の滝100選。巨大な花崗岩の一枚岩は圧巻。
阿蘇海を回って、世屋川水系を登ります。
三 下世屋 龍渓付近 御堂谷奥
四 鞍掛け谷口の滝 高い空中湿度のためヒモゴケの仲間が生育している。ガラシャ夫人の辿った道の側。
五 上世屋 観音堂渓谷 下滝
六 上世屋 観音堂奥の銚子の滝 岩は堆積岩。大地の隆起を目の前で見られます。
棚田美を味わいながら、伊根へ。日ヶ谷から筒川の谷へ越します。
七 本坂奥の滝。この付近は玄武岩、火山縁起の谷です。この滝壺は、山向こうの菅野の滝壺に通じていると伝えます。
筒川を下って、浦島の里、運がよければ布引の滝を見て、河口から右手に登ると野室の里。
八 海に落ちる断崖絶壁滝は絶景。地元では、「たかへらの滝」。へらというのはたたみのヘリ、と同じで端。
見えている落ち口の奥にもう一段の滝が隠れています。その段には畑が拓かれていました。この滝上で、ウナギが穫れたと言うことです。
さて、けっこう走りました、日が陰ってきます。
舟屋の里によりましょう。
伊根工房で絵と焼き物をみて、コーヒーをいただいて、一日目 終了。
遠方の方は舟屋で一泊。
九
十