宮津エコツアー · 6月 2014

6月 2014

朴の花。

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花びらの外にあるのが萼、中央に立つのが花の集まり、つまり高層マンション。雄しべと雌しべを持っている花ですので、種もたくさんできます。雄しべ先熟で自家受粉を極力避けているのだそうです。

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高木なので気がつかないことが多いのですが、開花した朴は強い香りを放ちます。それに具体的に言及されたのは、 buna工房だよりtezukuriya.exblog.jp/19582104/ – さん。こう書いておられます。 「ホオほ木に花が咲いていました。以前ホオの木に大きな花がさいているのを見つけて、一体どんな花なのだろうと(ホオの花は以外と高いところに、上を向いて咲くので、下からはよく見えない)思って取りに行ったことがあります。ホオの木はポキポキ折れるので注意しながら、子供に木に登ってもらって取ってきたことがありました。飾っておくと非常に強い香りがして、夜になるとその香りに酔うような気がするほどでした。丸いつぼみの状態でしたが、2時間ほどしたらあっという間に花が全開になりました。つぼみから花がさくまであっという間なのには驚きでした。」。

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その通りです。ユリの花のようです。

世屋の山の頂きを見る街灯が点灯しました。

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(↑ 画面 右端のやや尖った尾根が岳山)

日は沈んでも命は活動をやめません。ヤマボウシ、、、

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白いのは萼です。金平糖のような小さな小さな花の集まりがあります。

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目に見えないほど小さな虫たちに一本の木が一体になってここにあることをアピールしているのです。

「ほら、ヤマボウシがあるいてる」

法師のかぶり物ににているからという語源定説を持つヤマボウシも、闇夜も峰歩き修行を続けるを法師の白装束そのものに思えます。

「わしらのために修行してくださっているのだ、、ありがたやありがたや」と手をあわしたことが語源かも。

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かぶり物説を探ろうしてはみましたが、説得力のあるものは撮れませんでした。萼が紅くなるのは、受粉が終わったというサインなのかもしれません。

それにしても、たくさんの花をつけるものです。

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今年あんた方はヤマボウシジャムになりますよ(^.^)

沈む日のあったあたりに三日月!

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これくらい明るければ早苗田の水面も水鏡。

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(↑ 画面右下に)

宵の明星も輝きを増してきました。田毎に三日月と明星、、、

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瑞穂のお百姓たちがつくってくださった自然の命と人間の命の共振!の一瞬です。

三日月宵の「のうだ棚田群」。

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里山カエルの鳴き音がを埋めているのですが、聞こえませんか(^.^)

フジ棚ブランコも

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金さんとの背板ショットも

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金さん前でのお弁当も

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雁木下のベンチでの休憩も

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みんなそうなってくれたらいいなぁと願って仕掛けたこと、、、、

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念ずれば花開く!

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、、、今 心に念じていること。

朋遠方よりきたるあり また楽しからずや、、、!

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「小さな花の歌」が上世屋で誕生したきっかけを作ってくれた畏友R大のUくんが久しぶりに世屋の里を訪ねてくれました。会場となった体育館の代わりに世屋高原休憩所が建っていたりすることに驚きながら昔話に花を咲かすことができました。

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建物は変わりましたけれど、ご本人は全くおかわりになっていません、この場をお借りしてご紹介申し上げます(^.^)

これ、なんでしょう?と尋ねたら「ほんとになんでしょう!」と返事。

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小町さんが雨乞いした池を模したという小町公園池の水面をスイレンが華やかに彩っていました。

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その池に同居する水草について質問したときのお返事。ががぶた!なんてのがちらっと思えたりしましたけれどよく思い出したら、見当外れですし、,,広がって広がって困るんですよとも。

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それじゃあ分けていただきましょうとといったまではよかったのですが、さて、そんなに広がる訳のわからないものをどうしましょう(^.^)

長岡のビオトープに引き取っていただきましょうか!どういうものかご存じの方、お教えください。

※1状況から 「あさざ」というのがちかいかなあというのが、図鑑さん。とすれば、、、、、

アサザ Nymphoides peltata (Gmel.) O. Kuntze
分類群 種子植物
科名 ミツガシワ科
京都府カテゴリー 絶滅寸前種
環境省カテゴリー 準絶滅危惧(NT)
選定理由 府内の数ヶ所から分布記録があるが、いずれの場所でも現在は生育が確認できない。その後、2004年に自生していることが確認。
形態 卵形~円形で基部は深く切れ込む浮葉をもつ水生植物。花は黄色でキュウリの花に似ている。 ◎近似種との区別
葉縁が波状を呈することで同属の他種(ガガブタ等)から識別できる。

◎参照 原色日本植物図鑑草本I:No.523,日本水草図鑑:140頁
分布 北海道、本州、四国、九州、北半球の温帯域。
◎府内の分布記録区域
(南部地域、北部地域)現在は絶滅したと思われる。
生育地の現状 南部地域(巨椋池ならびにその周辺の水域)からは干拓により絶滅した。北部地域(網野町離湖)からも生育の記録があるが、現在は生育を確認できない。

、、、、と京都府レッドデータ。たしかに「花は黄色でキュウリの花に似てい」ます。もらった分は、某所にメダカと共に分散保全しています。

※2 専門の先生の見解。「あさざそのものはアクアリームで流通しているものがある。公園池が比較的新しい造成池であるので、流通品が投入された可能性が濃い。DNA鑑定すればどういう素性由来のものかは判定可能。自生野生なら貴重。外見では雌しべの長さが判別の目安になる、自生野生種は、長タイプ、短タイプの両方が混ざっているとのこと。」、、、、ということですので、さらに聞き取りなどが必要です(^.^)

天橋立大天橋南端から見た黄砂にかすむ杉山の姿 (5/29)

DSCN8108 杉山

保水が難しい蛇紋岩地帯での杉の生育には、宮津湾と霧という特殊な要因があるようである

DSCN8206 左同

愛称 マンモス杉

DSCN8166 古代杉

地元と愛好家によって新しく回遊路が開かれた

DSCN8164 古代杉

DSCN8208 左同愛称

愛称 千手観音杉

DSCN8175 千手観音杉

天然更新杉林を行く参加者

DSCN8176 天然更新杉林の参加者

大杉

DSCN8180 大杉

DSCN8188 大杉

DSCN8189 大杉

宮津市街背後の杉山からは、市街・天橋立・丹後半島の山々が見渡せる。

歴史と天然杉に恵まれたこの山を、上宮津・杉山ガイド部会ほか共催のガイドウオークに参加した。

講師は光田重幸同志社大学の先生。京都府の希少植物が多いことも教えていただきながら、20数名が杉山林道から大杉コースをウオークした。

 

黄砂に遮られた宮津市街・天橋立・高山等の展望

DSCN8159 黄砂の宮津市街・天橋立

本来ならもっときれいに見えるのだが(平21・10・31)

DSCN0096 ◎宮津市街と天橋立

 

春に来られず、見られなかったヒューガミズキ

DSCN8143 ヒューガミズキ

ヒューガミズキの花(平21・04.08)

ヒュウガミズキ杉山090411.12 008

ホナガクマヤナギ

DSCN8151 ホナガクマヤナギ

コメガヤ 周囲は蛇紋岩

DSCN8149 コメガヤ

 

オーレンシダ

DSCN8139 オウレンシダ

 

かんらん岩(茶褐色)と蛇紋岩(青緑色)

DSCN8145 カンラン岩とジャモン岩

 

モリアオガエル 近くの湿地が産卵場所か

DSCN8186 モリアオガエル

碧いたんぼ

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紅いたんぼ

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稲霊様のお越しを待つたんぼ。

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瑞穂の国はお百姓たちが作っています。

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ところで、どこか憎めないのんびり屋で、農民からでくのぼうを略し「のぼうさま」と揶揄される殿様を演じた狂言師萬斎さんが、圧倒的な敵に囲まれて絶対絶命のピンチで演じたのが田楽!当然狙撃を受け倒れるのですが、それを見た農民が立ち上がり、形勢を逆転させるというのが映画「のぼうの城」。
労働のリズム、作業のリズムをおもしろく楽しく芸能に高めた田楽には、お百姓の心が詰まっていることを計算して「のぼう」の殿様が演じたのだったらなかなかの殿様。、その田楽を職業にしたのが、田楽法師たち。

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そんな「田楽法師」たちが世屋の棚田に出現!田の畦を練り歩きました。折から手植えで田植えされるお客さんたちも手をとめて拍子をいっしょに入れたりリズムに合わせて体を動かしたり、笑ったり、。

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「鶴の子育て」もうたってくださいました。

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稲霊(いなだま)さま、田の神様も笑い転げてらっしゃったのではないでしょうか、、、原因結果のみが真実の天然自然の現実はあまくはありませんそれだけに心の力と協同の力はいくら湧かしても足りることはありません。すこし、瑞穂の国に伝わる精神世界を垣間見た感じもしました。

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