宮津エコツアー · 10月 2014

10月 2014

世屋に出没しているサル。

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世屋はサルの群れの生息域ではありません。若いオスは、群れから離れてくらすことがあるといいますから、そういう事情の個体なのてしょう。

さて、サルは去るに通じる、ので、得る、得手、「エテコウ」と呼んだといいます、「葦」が悪しに通じるので「良し」に言い換えたのど同じだということです。

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また、サルは神獣、神さんのお使い。むやみに追い払うこともしなかったということです。

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おりから今年は柿の生り年、この柿を食う程度にしておいてくれれば、「さすけ」君などとかわいか゛られるでしょうが、お婆さんが作られるようなものに手をたすようになれば、ちょっとそれは、、、、(´・ω・`)

10月末に亀山市自然観察会の方々が杉山にこられる・・・ということでその下見に4名の方が見えました。天然スギを見ていただき上宮津杉を堪能してもらいました。

    DSCN2984林道終点からの橋立

 

DSCN2987下見1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

頑張る杉の下で・・・下見の方々

 

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杉の説明受けて・・・

DSCN2999オハラメアザミ

林道途中にはオハラメアザミ(キク科)が可愛く咲いていました。

 

杉山はススキが茂り秋たけなわ・・・ススキは大好きですがこのススキが林道通行に結構邪魔になることも・・・今回上宮津地域会議と夢会議の方やエコツアーのメンバーでススキの刈り込みを行いました。

DSCN2965ススキ前

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草刈に頑張る。

 

 

DSCN2981作業後

刈り込まれたススキ

 

 

       

 

 

 

  

今時珍しい晩稲の稲。

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収穫期が遅れるということは風水害の被害に遭いやすいということ、事実、先週、先々週とたいふうの襲来か゛あいつぎました。

けれど成長期に気温や水温が充分なので、播種量に対し収穫量が多く効率的なのだそうです。※
さて、京都縦貫道の京丹後延伸工事。まもなくの供用にむけ、きゅうぴっちで 整備が進みます。

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ようやく京都が、一つになります。

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道は、神様も悪魔もやって来ます。この新しい道は、何を持ってくるのでしょうか。

※「早稲種・晩稲種 – けやきの便り」
blogs.yahoo.co.jp/keyaki_natu10/14948153.html

台風雲が通り過ぎたあとの空。

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どこまでも透き通って何ともいえず神秘的な空、この色「雨過天青」といって焼き物・青磁に由来する色だそうです。
それについて、NHK ・「美の壺 」では次のように紹介していました。
、、、、、、
中国の皇帝たちの愛でた特別な器、青磁。十世紀、中国の皇帝・柴栄(さいえい)は『「雨過天青雲破処」の器を持ち来たれ』と命じたといいます。
「雨過天青雲破処」、、、どういう意味か!
青磁の青の再現を目指してきた日本の陶芸家・島田幸一さんは青といってもさまざま、その中でどのような青が理想とされたかについて、いっているのだと、
「青い色といっても、空の色から、湖の色から、いろいろあります。その中から、雨の過ぎ去った後の雲の切れ間から見える空の色、つまり「雨過天青雲破処(うかてんせいくもやぶれるところ)」という色」と解説されています。

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しのぎを削り合った陶工たちはその色合を出そうと、雨を待ち、そして止むのを待って工房から飛び出し空を見上げてその色と作品を比べて一喜一憂していたのでしょう。けれど、雨上がりならどこでもその色は見られるのかというとそうではないでしょう、

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10世紀の中国の穢れなき大気、それが前提、世屋の里の大気は、それにちかいのかなと思います。

詩誌『驢馬 (ろば) 』 (1926)に発表された中野重治さんの詩 「歌」。

「おまえは歌うな おまえは赤ままの花やとんぼの羽根を歌うな 風のささやきや女の髪の毛の匂いを歌うな すべてのひよわなもの すべてのうそうそとしたもの すべての物憂げなものを撥き去れ すべての風情を擯斥せよ もっぱら正直のところを 腹の足しになるところを 胸元を突き上げて来るぎりぎりのところを歌え たたかれることによって弾(は)ねかえる歌を 恥辱の底から勇気をくみ来る歌を それらの歌々を 咽喉をふくらまして厳しい韻律に歌い上げよ それらの歌々を 行く行く人々の胸郭にたたきこめ」

歌うという行為と「撮る」という行為は同じという意味では、この詩は厳しいけれど、胸にしまっておかなければならない詩の一つだと思っています。! さて、この詩の中で「歌うな!」と「ひ弱な風情」を持つ野の花を代表してやり玉に挙げられた「赤ままの花」標準和名「イヌタデ」。

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撮ってしまいました(´・ω・`)

ひ弱だ!風情が物憂げだ、中野さんの印象として尊重しますけれど、私はそうは思いません。赤まま、、、、子どもがままごとで使った名前ととりあえず流布しています。しかし、飢饉の年にも咲くこの花、赤ままだと想像力で腹の虫を黙らせて生き抜いたかもしれないじゃないですか。一本一本はひ弱でも、群生するとなかなかどうして、秋晴れの空の蒼にも負けない赤、明るくたのしそうで、ひたむきに走り回るサッカー少女のようじゃないですか。 IMG_3733

私は、撮りますよ(^.^)

新蕎麦と高原ポールウオーキング
~晩秋の世屋の里・ウオーク&イート~
涼しい気候を好むソバと世屋高原は相性ぴったり。ソバの種まきは8月末。成長は早いといっても3ヶ月。首を長くして待った今年初めての世屋の新蕎麦を、晩秋の世屋高原で、ゆっくりじっくり楽しく歩くポールウオーキング!つきで味わっていただきます。

新蕎麦ウオークIMG_1070

※ノルディックウオーキングなど多様な歩き方が可能です。
※ポールの準備承ります。連絡ください(無料)
※少雨催行
◆日時 11月29日(土)10時00分~14時
◆場所 ウオーキング→世屋高原周辺
食事→ペンション「自給自足」
◆集合 ①天橋立ユースホステル 9時半
②世屋高原休憩所   9時45分
ご都合のいい方で連絡ください。
◆参加費 3000円 含む 食事 保険料
◆定員 10名 最少5名

《申込先》
・宮津世屋エコツーリズム ガイドの会
tel 080-2517-6999
事務所 宮津市上世屋432
※天橋立観光プラットホーム、天橋立ユースホステルでお問い合わせください。

大阪岸和田市に再上陸、日本列島を縦断した台風19号。

天橋立も暴風域に入った後の生き物たちの被害状況。

 

貝殻類の打ち上げ状況

DSCN9321 貝殻類の打上状況

浜の状況 10/14 9:29

DSCN9296 ゴミ

ナマコ いずれも25cm以上の大物

DSCN9294 アカナマコDSCN9313 ナマコ

棘皮動物スカシカシパン

DSCN9307 スカシカシパンDSCN9308 スカシカシパン

ウニ

DSCN9298  バフンウニDSCN9276 ムラサキウニ

ヒトデとウミケムシ

DSCN9306 ヒトデ、ウミケムシDSCN9323 ヒトデ

ウミゾウメン

DSCN9312 ウミゾウメン

クラゲ

DSCN9314 クラゲDSCN9316 エビクラゲDSCN9320 クラゲ

 

台風19号の通過後の宮津湾。

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美しい起伏をつくって光りながらうねる余波。

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今回の台風、丹後には北から風が吹いてきました。台風が近畿の東の方を通過したためです。

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ちなみに台風の渦は地球の自転の方向にそってできますが、北半球では反時計回り、南半球では時計回りになるのは、それぞれ北極と南極が基準になるからなんだそうです。

この柿の木、久しぶりに数珠生り。

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実は形に特徴があります。小さくて先っぽに突起。

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さて、問題は、渋いか甘いか!。
ご年配の方にはすぐ見当がつくことでしょう、甘柿なのです。「とんがらがき」と呼んでいました。

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日本には、1000もの種類があるそうですが、小さい、タネが多い、加えて生り年と不なり年のかんかくがきまぐれ、となったら宅地造成などの波の中では生き延びる事はできません。町場にはほとんど残っていません。

食感は柔らかくてあっさりした甘み、食べようとして食べられるものでは無い古里の味は、今となってはかえって貴重品、

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食べてみたいとご希望の方はご連絡ください(^.^)

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