丹後半島東側の日置に、コンビニ 出店!
「知らんかったん?、二ヶ月前やで!」
エー!!!
工事は何やら以前からされてはおりましたが、それにしても、敷地の広さと庭園の凄さは、自動車道のサービスエリアもひっくり返るほど。
さて、山陰海岸世屋川流域エコ&ジオパークはこの駐車場から、山に向かって回れ右.
世屋川流域エコ&ジオツアーの集合場所として絶好の位置です。
これから、活用させていただけたらと思います。
小さな旅に出ました、サービスエリア、パーキングエリアのトラックたち。
このトラックが里と都市を繋いでくれているんだなぁ!
里と都市、爺ちゃん婆ちゃんと息子・娘&孫を繋ぐそのトラックを運転するのは人。
、、、浮かびました
『いすゞのトラック youtube』
「ドアを開けたら冷たい空気 白い息ひろがった
ポケットの中 凍える手 昨日の星に さようなら
さぁ 走り出そう 夜明けの街へ 朝がはじまる 朝がはじまる
いつまでも いつまでも 走れ走れ」
里と都市、爺ちゃん婆ちゃんと息子・娘&孫を繋ぐ歌、大谷翔平、いえ、大友翔平の歌もつかだまことの歌詞も奥居史生の曲も絶品。
聴きながら涙そうそう!
[大型トラック★のお仕事 ISUZUに乗る男が ISUZU好きに贈る ISUZUだけの動画]
これを聴きながら丹後路、秋のドライブ、お奨めです。
台風の ざわめく夏を 納めたり、、、
雨風ともにほどほどだったね、と振り返られるのも、予報が厳しかったから。
しかし、そのほうがいいです、台風に節度があるとは思えません、災害列島日本、備えが甘ければ悲惨なこともあり得ます。
さて、丹後路も秋モード。
遠方、海外からのお客様は、
気が早いですが、紅葉の成相寺は外せません。
さらにシーサイドドライブで北に走れば、九月にはヒガンバナ。
11月になれば、日置あたりは、コスモス街道。
着いた先は伊根の浦。
新鮮な魚が待っています。
一方、地元、近辺の方で、近場観光をお探しの方にお奨めは、ここ、日置から上世屋までの世屋川流域。
日置から左に、この街道に入ればおよそ『観光地』らしい案内は一切消えます。
あるのは地域絵図看板一枚とお地蔵さん数カ所。
それを寂しさというか静寂というか、それはお好み次第。
しかし、地学・ジオ的に言えばこの世屋川流域は『山陰海岸ジオパーク』の東の端に位置するのだ、と知れば、見方は変わるのではないでしょうか。
高原から、魚化石はでるは、粘土の上の黒い土は鹿児島沖喜界カルデラ噴火の際の火山灰層だは、とその実力は、知る人ぞ知るところで、日本海形成の歴史を語る谷なのです。
合わせて、近代化を拒絶したかのような世屋の里は、バルヶ岳の頂。水源の山ではあっても砂と粘土でできた、大小の地滑りを起こした跡を水田に変えた戦いの里。その戦いは、今も続きます。
この世屋川流域の、里山・奥山には、野にサンショウモ、ハッチョウトンボ、キタノメダカ、オキナグサ、ヤマザトタンポポ、ヒメザゼンソウ、里にフクジュソウ、空にクマタカ、森にナツエビネ、ツキノワグマなど京都府レッドデータ掲載の稀少な生き物が多数。
そういう意味で世屋川流域は、大地の公園『ジオパーク』に環境「エコ」を加え『エコ&ジオパーク』。
今を生きていく元気、それがツーリズムの原点なら、生き物と人との共生を保ち、未来を拓く山陰海岸世屋川流域エコ&ジオパークは近場観光の隠れた目玉。
ぜひ、訪れてみてください、生き物と人との共生のために、森で里で一緒に汗をかいていただければ、最高のデトックス、リトリート。
お土産のご用はこちらでどうぞ。
『山陰海岸世屋川流域エコジオパーク』のご案内は、世屋川流域エコミュージアムサービスで承ります。
お問い合わせください。
ジョロウグモ、、、知っとる では、メスかオスか、
メス うむ!
で、この蜘蛛のオスは、、、!
オスとメスではメダカと金魚ほどの違いがあるのが、面白いところ。
メスは、長い脚に黄色と青黒色の縞模様を持ち、腹の下には鮮やかな赤色の紋がある、
一方、オスは、色は全体的に褐色、体長10ミリメートル程度。
ここがシカやライオンとは真逆で可笑しいところ。
まず、ジョロウグモのメスはこの鮮やかな色彩は、主に以下のような役割を果たしています
もひとつは、雄雌共通で、偽装。迷彩。カモフラージュ: 自然環境の中で背景に溶け込むことで、獲物に気づかれにくくする効果もあります。ここが、
。メスを探さなくてはいけないオスは、他の生き物に食われてもいけない。
ジョロウグモのメス、オスの色彩、形は、これらの要素が組み合わさって進化してきたと考えられるということです。
さて、
獲物は、バッタ類、コオロギ、トンボ、カマキリ、大型のセミやスズメバチなど多岐にわたります。
自然の豊かなところではどこでも生息していて、風通しが良くて餌が豊富な場所に巣を作ります。
特に庭や公園などでよく見かけるとはいうものの、しかし、必ず たくさん というわけではありません。
そういう意味では ここ、上世屋、世屋姫神社付近はジョロウグモの『名所』です。
獣柵をうまく利用している様子が観察できますよ。
人と自然の織り成す典型的な共生の光景です。
女郎蜘蛛 肥ゆる川辺や 天高し
秋の風 ジョロウグモの 巣光る
「来るなあ と 叫んで、それで止まるものなら叫ぶけれど、しまい込めるものならしまうけれど、台風や田の稲はそうはいかん、来るものは来る、倒れるときは倒れる、起こしておかな、種から芽が出たりするから、な』
この手間や技術、いまは無くなった百姓百色の手間の一つ、絶滅寸前の技術です。
倒れたら、倒れたでその時は俺が起こしてやる、
この風起こし技術、丹後で伝えるのは、上世屋の小川さんのみ。
(↑ 小ささ日本一の棚田 稲株の数 50)
稲や生き物と、作りて、お百姓との距離が近かった時代の少年は、こんな詩を残しました。
虫けら 大関松三郎
一くわ
どっしんとおろして ひっくりかえした土の中から
もぞもぞと いろんな虫けらがでてくる
土の中にかくれていて
あんきにくらしていた虫けらが
おれの一くわで たちまち大さわぎだ
おまえは くそ虫といわれ
おまえは みみずといわれ
おまえは へっこき虫といわれ
おまえは げじげじといわれ
おまえは ありごといわれ
おまえらは 虫けらといわれ
おれは 人間といわれ
おれは 百姓といわれ
おれは くわをもって 土をたがやさねばならん
おれは おまえたちのうちをこわさねばならん
おれは おまえたちの 大将でもないし 敵でもないが
おれは おまえたちを けちらかしたり ころしたりする
おれは こまった
おれは くわをたてて考える
だが虫けらよ
やっぱりおれは土をたがやさんばならんでや
おまえらを けちらかしていかんばならんでや
なあ
虫けらや 虫けらや
。。。。。。。。。。。。
今の田は、一枚一枚が大きくなっていますが、一株一株を起こす必要はありません。
困難な仕事をこなして手間暇から解放してくれる機械も頼もしい。
けれども、それは一面、メダカやコウノトリをうんでしまいました。
今の時代、絶滅寸前の農作業技術の持つ教育性、環境への感性、生き物との交流、これも貴重です。
メダカやコウノトリとおなじ、この愛おしい技術は、保全、継承が図られるべきです。
さて、この小川さんの風起こし米、頒布可能、ご希望の方はお問い合わせください。
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〔あすこの田はねえ〕 宮沢賢治
あすこの田はねえ
あの種類では窒素があんまり多過ぎるから
もうきっぱりと灌水(みづ)を切ってね
三番除草はしないんだ
……一しんに畔を走って来て
青田のなかに汗拭くその子……
燐酸がまだ残ってゐない?
みんな使った?
それではもしもこの天候が
これから五日続いたら
あの枝垂れ葉をねえ
斯ういふ風な枝垂れ葉をねえ
むしってとってしまふんだ
……せわしくうなづき汗拭くその子
冬講習に来たときは
一年はたらいたあととは云へ
まだかゞやかな苹果のわらひをもってゐた
いまはもう日と汗に焼け
幾夜の不眠にやつれてゐる……
それからいゝかい
今月末にあの稲が
君の胸より延びたらねえ
ちゃうどシャッツの上のぼたんを定規にしてねえ
葉尖を刈ってしまふんだ
……汗だけでない
泪も拭いてゐるんだな……
君が自分でかんがへた
あの田もすっかり見て来たよ
陸羽一三二号のはうね
あれはずゐぶん上手に行った
肥えも少しもむらがないし
いかにも強く育ってゐる
硫安だってきみが自分で播いたらう
みんながいろいろ云ふだらうが
あっちは少しも心配ない
反当三石二斗なら
もうきまったと云っていゝ
しっかりやるんだよ
これからの本統の勉強はねえ
テニスをしながら商売の先生から
義理で教はることでないんだ
きみのやうにさ
吹雪やわづかの仕事のひまで
泣きながら
からだに刻んで行く勉強が
まもなくぐんぐん強い芽を噴いて
どこまでのびるかわからない
それがこれからのあたらしい学問のはじまりなんだ
ではさようなら
……雲からも風からも
透明な力が
そのこどもに
うつれ……
一九二七、七、一〇、