宮津エコツアー · yasuda

Articles by yasuda

ひまわりが咲きました、

DSCF1432
さて、向日葵。太陽を追って動く これは本当のこと、なのだけれど、花が動くかというとそうではなく、花が太陽に向くように動いても、写真写りはよくなるかもしれませんけれど、それ以外何の意味もないのです、動くのは光合成をする葉っぱ。葉が
生長が盛んな若いヒマワリの上の部分の葉が東から西に動く太陽に向かい合うようにねじって行くのだそうです。そのねじれは、夜の間に東にまたリセット。そんな工夫によって、巨大な草丈は実現されている、というわけです。

ちなみに、種の数、「大輪系のヒマワリ1花に、約2600粒」という数字が出回っています。つまり、一粒の種が2600倍。米は一粒から2000粒といいますから、優秀な食料なのです。ロシアでは国の花。
一方、 山には、この花。

DSCF1420
ハリギリです。冷温帯に生育する落葉樹。里山の豊かな生態系を担う大切な木です。高木ですので花の数は相当なもの。虫たちがオアシスにして集まります。その虫をねらって集まるのがさらに大きな肉食虫。「大型のトンボ」です。オニヤンマをみたいと思えばこの花の咲いている付近をマークすればいいというわけです。

DSCF1419

ちなみにタラやコシアブラと同じウコギ科ですので、新芽のうまさは定評があります。

踊り草!

IMG_6186おみなえし
「どうして?」
茎から対になってでる花枝の形、両手をあげて踊っているようにみえませんか!
「!!ほんと、きゃあほんとにおどってる、!!!」

IMG_6170
アイヌ語に、tapkar-kina たプかルキナという言葉があり、それは[舞踏する草]といういみで、オミナエシの花を指しているということなんですって。
このネタ、和泉晃一さんり紹介です。
もう一つ、オミナエシと魚の「へしこ」は、共通した意味を持っています!
「え?」
押し合いへし合いというでしょ
ぎっしり並べおさえつけることを「へし」といいます。鰯や鯖をそのようにしてぬか漬けしたのがへしこ。一方
「枝先に小花が押し合って並び咲き、上面が圧えつけられたように平らな花序をつくる草」がオミナエシ。

チメグサとも。漢字では血目草。充血した目の薬にされた薬草だったということです。

IMG_6152
さらに、 粟花(アワバナ)粟穂(あわぼ)、粟盛り(あわもり)とも。里山の秋の先触れとして愛しまれたのでしょう。
しかし、生育環境の悪化のため減少しつつあるのはキキョウ,ナデシコなどと同じ。

げんふうけい!ふむ、、、。

DSCF0585

(上 NHKええとこ)

合掌作り形式の民家群、よく手入れされたしかし不均一で一つ一つ小さな棚田群、

これをもって、「日本の原風景」とテロップを打たれたのでしょうねぇ。

ちなみに「原風景」とは、

■人がある程度の年齢に至ったときに、最も古く印象に残っている風景やイメージ
多くは幼少期の生活環境が根本にある場合が多い。
■「日本の-」という場合、日本人が思い浮かべる最大公約数的な古い日本の平均的な風景を意味するように使われるのが普通である。
■多くの場合、それらは「郷愁を呼ぶ風景」であり、懐かしさの感情を伴い愛着を感じることが多いが、その人の生い立ちによっては不快な感情を伴う場合や強い感傷を催す場合がある。(以上 ウィクペディァ)

DSCF0919
田圃に入って稲の株に体を埋めて行う除草、これも里山の「原風景」。しかし、炎天下で行うこの作業は三つ目の解説のいうとおりで、体験のあるなしで蘇り方は異なるのでしょう。

この田圃や林を飛び回る猛禽類ノスリです。

DSCF1043のすり

草むらの蛇やネズミを補食するくらいですから、大きな眼をしています。トビにに似た羽の色。鷹なのだけれども、鷹狩りなどに使えないということで、「くそとび」と呼ばれたりしているそうですが、それは彼らのあずかり知らぬこと。林の奥から「ピーェ」と聞こえる声はタカそのもので、鋭い響きを、心の原風景の一つにしていらっしゃる方もあるかもしれません。

加悦・宝厳寺!

コピー (1) ~ DSCF0971

汗水、なにくそ、根性、やる気、充実、、、なるほーどぉ!

DSCF0970
折々のことば7/7は、まもなく3000本を手にしようとするイチロー選手の言葉を紹介。
「できなくてもしょうがない」は、終わってから思うことであって、途中にそれを思ったら、絶対に達成できません。

DSCF0968
そうだ!といっているように丹後コウノトリ。

花がてっぺんまで咲きのぼったタチアオイ。

DSCF0987

梅雨明け宣言もまもなくでしょう。

DSCF1003
「青空へ登り競えるタチアオイ 有馬たく」

梅雨が明けたら「夏」!のはず、、いえいえ、せや高原には萩。

DSCF1014はぎ

キキョウ。

DSCF1007ききょう

はや秋の七草の登場です。

ところで、キキョウの花、天ぷらで食べられる、という方もいらっしゃいます。ほほう、それならゼリーにでもやってみるか、いい色がでるぞぉとはずみます。が一方、スイセンとと同じで食べてはいけない、とおっしゃる方もあります。それが本当なら、ブレーキをかけないといけません。ほんとうのところはどうなんでしょう。責任ある見解について詳しい方、いらしたら教えてください。

トラジ

DSCF0862
キキョウの朝鮮名。

「トラジ」

DSCF0905

涼しげで落ち着いた気品ある花姿を歌い上げた民謡の題でもあります。

この歌、『民謡 「トラジ」 ( その他音楽 ) – 輝きの時 “Carry Out Your Life !” 』-などで聞くことができます。
その日本語訳、

、、、、、、
トラジ トラジ トラジ
可愛いトラジの花 咲いている
峠を越えて 行く道
幼なじみの 道だよ
エーヘイヨ テヘイヨ エヘヨ
オヨラナンダ チファジャ チョッタ
ネガネガンジャン スリサルサル タノギンダ

トラジ トラジ トラジ
白いトラジの花 見つめて
母を偲ぶ たそがれ
星はやさしく 揺れるよ
エーヘイヨ テヘイヨ エヘヨ
オヨラナンダ チファジャ チョッタ
ネガネガンジャン スリサルサル タノギンダ

トラジ トラジ トラジ
髪にトラジの花 かざれば
過ぎたむかし なつかし
夢もほのかに 浮かぶよ
エーヘイヨ テヘイヨ エヘヨ
オヨラナンダ チファジャ チョッタ
ネガネガンジャン スリサルサル タノギンダ
訳詞 藤村閑夫

DSCF0870
このキキョウ、草丈50cm程度の草丈であるが故に、里山荒廃のあおりをまともに受けて、京都府カテゴリー では、2002年版準絶滅危惧種が現在絶滅寸前種。
その選定理由などをこう記述しています。、、、、、
山野の草地にはえる多年草で、近年個体数が激減しほとんど見られなくなった。
山間部の耕作地や周辺の管理が放棄され、絶滅するところが多くなっている。
◎府内の分布記録区域 記録は全域にあるが、丹後半島や府最南部の草地を中心に少し残っている。
■生存に対する脅威
園芸用、薬用の採集、草地植生の遷移。
■必要な保全対策
野生品は稀少であることを周知すること、遷移の進行は抑えがたいので、種子から保存を試みることも検討する段階である。
、、、、、、、

DSCF0884ききょう
さて、♪髪にトラジの花かざれば 過ぎたむかしなつかし 夢もほのかに浮かぶよ♪
日本の里100の里に向かう時に心に去来する思いにこれほどぴったりの言葉はそうそうあるものではありません。
そこで、提案!
このトラジ・キキョウの花、棚田の跡に植えにいらっしゃいませんか、あなたのトラジ一株150円で準備します。

DSCF0894

そして、トラジ・キキョウの丘を一緒に作りませんか。何年後かには、日本有数のキキョウの園になることを夢見て!

夏祭りの花火を合図にするかのように、時期は合歓の花。

DSCF0949ねむ

さて、この花を見るのはどこでもいつでも可能なのですが、より美しくとというと、ここで!この時間に!というのがあります。

DSCF0815

私的には、下世屋・瀬戸川橋の谷の午後5時過ぎから約20分間。

DSCF0940ねむ
その時間というのは、斜陽の時間。半逆光で、花を見ることができるのです。

DSCF0945ねむ

谷から生えあがって15mはあろうかという木なのに、橋からみるために、樹冠にさく花を上から、もしくは横から見ることができるのです。

DSCF0810ねむ
その他、棚田の中の大きな「一本ネムノキ」、

DSCF0928ねむ

谷に向かって伸び伸びと枝を伸ばす木、

DSCF0881

濃い色目の花など、さながらせや街道はネムノキ街道。

コピー (1) ~ DSCF0932
自転車など最高。ただし、この「ぶろぐ」みていただいてたら、鈴を、付けられた方が安心かとおもいます。

443

熊の道路横断目撃情報があります。何しろ京都府では、推定900頭、2012年から三倍に増えているだろうということです。

お!

DSCF0098
海軍見張り所跡の用水にもりあおがえるの産卵を見に行ったおりのことです。

369いせき
用水の縁にこんもりと丸いもの、、
まさか、イシガメ、、、まちがいありません、イシガメの甲羅干し。

DSCF0712

せや高原にもいたのはいたのです、しかし、それは水苔が園芸向けに売れた時代、生徒会費用の工面に湿地へはいったときのことです。かれこれ、40年前。人が撤退した野山を野生の王国として、彼らは生きていたのです。
気配を察してカメラを向ける前に水の中へ、、、なので、画像はなし。

DSCF0729
さて、そんな感動があったものですから、その里山の生き物・イシガメの生態を放映した先週の「ダーウィンがきた」、興味深かったです。
ごらんになった方も多いかとおもいます。東邦大の長谷川先生たちによる研究です。発信器をつけられて、ハウスに卵を産んだり、食べ物もミミズやタニシなどだけでなく、水辺から100mも離れた桑畑に桑の実を食べにいったり、畑のトマトを食べたりと広い範囲を歩くこと、おどろきました。

DSCF0715

ちなみに最近は、どこでもいるということではなくなっているようです。原因は河川や水田の整備による水域分断と移動阻害、汚染競争種ミシシッピアカミミガメ、外来種アライグマの食害など。

DSCF0718
そのため、京都府でも、カテゴリー要注目種に 新規登録。ということです。

DSCF0724
重要里地里山500の里の「幻」のイシガメの生態、、、どうしても現物確認の写真とらないといけません、それもさることながら、どなたかお調べになりませんか。とくに地元の生物系の高校生、どうですか!

 

元始 女性は太陽であったとおっしゃったのは平塚雷鳥さんでしたっけ!NHK2日放映「ええとこ・母ちゃんが支える郷土の宝・宮津」、見ながら、そんな言葉を思い出しました。

DSCF0524

食や伝統などを受け継ぎ渡していく元気なお母ちゃん、という視点で、町場から海から山の里まで広い宮津なのに一つにまとめて、いい番組でした、

DSCF0652
さて、なぜ、さなぼりに笹餅か、お百姓さんが、単に骨休めのごっつおうに手間のかかることをするわけがありません。笹餅をさなぼりにつくり神さんに供え、そしてそのお下がりを神さんと一緒にいただくその訳について、てるみさん、こうおっしゃいました。
これから、稲は、虫たちのレストラン。葉を食い根を傷め、実の液を吸うなど害虫の襲来にさらされるのです。

DSCF0523

絶えず畦の草を刈るのは、その巣になるからです。 葉をタテにつづれ,中に幼虫が入っていて食害するのをつづり虫といいます。その種類たるや、・コブノメイガ  ・イネタテハマキ  ・イネツトムシ  ・イネクロカメムシ   ・イネカラバエ   ・コバネササキリ  ・ヒメクサキリ   ・ニカメイガ2世代幼虫    ・イネヨトウなどなど 、、実に多いのです。農薬などない時代、どんなに手を焼きおそれたか、想像すらできません。神さんにお願いするしかない、こういう形のこういう虫ですで、この虫に稲がやられんようにどうかよう見張ってやっておくんなれよ、そういうてお願いするためだと、母親から聞いとります、、、と。

DSCF0518

(上 いずれもNHK2日放映「ええとこ・母ちゃんが支える郷土の宝・宮津」から)

こういうこと、放送ではおっしゃっていませんので、ご紹介しておきます。

DSCF01857やまさと
「元始、女性は太陽であった」は、以下次のように続きます、
「真正の人であった。今、女性は月である。他に依って生き、他の光によって輝く。病人のような蒼白い顔の月である。私共は隠されてしまった我が太陽をいまや取戻さねばならぬ」と。来年の「みくたん」は、フキ佃煮つくりと笹餅つくりでやりますか!

十に日を重ねると早い、ですね。さらに、「艹」草冠を乗せると、草!

DSCF0321
それはなぜか、あまり考えもしないことですが、毎日毎日草を刈るてるみさんを見ていると、そこ、この間刈っとんなったとこなのに

草が伸びるののはやいこと、、、だから、、早い、に、「艹」草冠を乗せたんだ、

DSCF0324

言い得て妙!とひどく納得しました。

目下、リオオリンピックに向けて、最速を競う選手たち。

DSCF0450草

では、草の中で、伸びる早さを競うとしたら、すすき、いたどり、ししうど、くず、よし達が決勝に残ってくるのでしょうか。

DSCF0406

ところで大阪のMさん、お元気ですか、下世屋に植えてもらったキキョウが咲いていますよ。月日のたつのも早いものです!

« Older entries § Newer entries »