宮津エコツアー · 世屋・高山ガイド部会

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世屋・高山ガイド部会の活動ブログ

お、カラスが!

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{本種を食草とするチョウにはカラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハ、モンキアゲハ、ナミアゲハ、クロアゲハがある}。という本種とは「カラスザンショウ」のこと。
さて、カラスザンショウはなぜカラスザンショウなのかについては、「サンショウに似ていて大型で、人に利用されることが余りないので「カラス」と冠されたようです。 カラスがこの種子を食べるからという説がありますが、カラスがこの種子を食べるかどうかは定かではありません。」と「多摩の緑爺の「多摩丘陵の植物と里山の研究室」」さん。
私自身もカラスアゲハが群れるのでカラスザンショウと理解していました。

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が、カラスが群れて食べているのは、紛れもなくカラスザンショウ!

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カラスがこの種子を食べるからカラスザンショウという説、これが正しいようですよ。

「大津・瀬田川の川面、まるで“紅葉” 外来の水生シダ 生態系に悪影響懸念 」「赤い池救え! 名古屋で浮草の除去作業」「万博記念公園:肩身が狭い「はす」アカウキクサ繁殖」「赤土の広場? 堀です アカウキクサ、福岡城跡に発生 市「危険」の看板」 「市民の湿地覆う赤い敵…水生シダ 生態系に悪影響も/和歌山・天神崎」「オニバス:危機、浮草が大繁殖--明石・二見の末々池」など、いずれも新聞見出し。
そのアカウキクサがこれ!

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田圃一面を覆う様は確かに「まるで“紅葉”」

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せやの棚田でもあまりみることがありません、しかしかといってすぐに希少種と言うわけにはいきません。外来種と在来種があって、在来種なら国絶滅危惧種。京都府でも「近年全国的に激減し、府内でも過去20年以上確認されていない。」という絶滅寸前種。

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ただ見分けが難しいんだそうです。ポイントは「植物体は全体が三角形で、全長1~1.5cm。」というところなのだそうですが、今の状態ではその特徴が確認できません。

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水鳥の脚についてきて広がった外来種という可能性もあり、今のところは何とも判定しがたいというところです。

秘めていた戦争遺跡を世にあらわして、再び「森」へと新たにスタートをきって二年めの上世屋「軍部の森」、冬の眠りにつく前に、2016年の成長と変化の観察と今後を見通した諸整備を次のように行いたいと思います。12月15日(木)・12月17日(土)の両日行います。樹の赤ん坊の冬姿、この判別も楽しいですよ。「軍部の森」が海と里の命と暮らしを豊かにはぐくむ平和の森に育つよう、皆さまの力をお貸しください。年の暮れのあわただしいときの案内ですが、よろしくお願いします。

 

◆講師 市ノ瀬拓也様 (地球デザインスクールスタッフ)
小川雅道様(世屋財産区委員)
◆日時 作業前半12月15日(木)午前9;00~午後12;00

作業後半12月17日(土)午前9;00~午後12;00

◆会場  宮津市上世屋 郡部の森
◆内容 2016年の成長と変化の観察と今後を見通した諸整備
◆集合 宮津世屋エコツーリズムガイドの会 事務所
◆持ち物 せんていばさみ 草刈り機 鎌 ナタ など

◆その他 小雨、少雪でも実施します。冬用タイヤでおこしください

せやの山に虹。

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せやの山は竜の潜む山である。谷を龍渓と呼んだのは昔人は実際に竜を見たからだとそう見当をつけ最近は確信に近くなってきていたのを哀れに思ってくださったのでしょう、私がせやの竜じゃと姿を現してくださったのだとまあ、大げさな言い方ですけれど涙涙でしたよ。

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さて、虹という現象を古代の人は大蛇と見立て、中国では、「虹蛇」竜虹とよんだということですが、それは中国だけでなく世界共通だったようです。

川が曲がりくねっているのはなぜか?

虹のヘビが川を作るのにその身をよじらせながら進んだためだ!
泉や湖が丸いのは、なぜか?
虹のヘビが体を休めるためにとぐろをまいて休憩していたからだ!
干ばつ、それは虹のヘビが眠ったまま目を覚ましていないからだ、ヘビを起こすために特別に騒々しい儀式(雨乞い)を行う必要がある。
これは、アフリカに伝わる話だとうぃくぺでぃあですけれど、上世屋でも、雨乞いなどは同じことをしたと伝えます。

春と夏を分けるのは梅雨、夏と秋を分けるのは秋雨です。では秋と冬を分けるのはなにかごぞんじですかととわれたので、「うらにし」と答えると、ぶっぶー。なんだと訊ねると「サザンカ梅雨」というと教えられました。

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はぁはあ、なるほどぉ!裏日本では、弁当忘れても傘忘れるなということばとともにうらにしの候という言葉をつかうので、はやらなかったんだとしらない申し訳をしました。

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ついでに、サザンカ梅雨というと、梅と山茶花とふたつも花の名を付けられて贅沢な言葉だとおもいました。
さて、その梅。

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もうつぼみがしっかりついていました。水仙も咲いています。

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ツツジも。

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草木たちは今冬は温いまま推移して春も速い、そう見立てているようですよ。

初冬の駒倉林道!

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落ち葉を踏む音が気持ちいいです。

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さて、みちは「道」。「みち」というのはなぁあ、「くび」という字に「しんにゅう」だぁやと教えました。
道には首がある、、、、こわぁーいやろ!
しかし、そこまで、でしたね。大事なのは、なぜみちに首をおいたのか、その意味なんですけども。

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(上 上世屋 六地蔵野良道)

それを教えてくださったのは、白川静さん、『中国古代の民族』によると「道は異族の首を携えて、それによってひらかれるものである」と。またみちは「途」とも。「途は呪針を地に立てて、邪霊がその途から侵入するを防ぐ呪儀を示す」と。古代人は、道路を外界と接するもっとも危険なところとしておそれていたことが字に反映しているとおっしゃるのです。

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そういわれれば思い当たることはたくさんあります。

話は飛躍しますが、秀吉の朝鮮出兵に参戦した細川忠興、大阪で待つ妻「珠」への土産は、2000あまりの敵兵の首だったとか。

落ち葉道を、そんなことをおもいながら歩くと、道ばたの笹がざわつくようにかんじるから不思議なものです。

きんさん!

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読んだかえ、今朝の「天声人語」あんたのこと書いてあったで!

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「人類の幸せ」「愛」「子育て」「友達をもつこと」そして「必要最低限のもので満足する」、、、ホセ・ムヒカさんは  それが宝物だとおっしゃっていますが、金さんはすでにそういうことをおっしゃっていましたよね。そんなことをいっていたら消費のモーターを回し続けなければ経済は不況のどん底におちいってしまうという輩もいるけれど、金さんもホセ・ムヒカさんもそんなのは脅しだと、実践で証明されてます。
強く戦う人だった、そういう意味では、ノスタルジック・アイドルなんて位置づけには若干違和感を感じます。

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けれども、上世屋尋常小学校跡地の金さん、日本の里100、生物多様性保全重要里地里山500、京都府景観資産を背景にしたこのロケーションはまさしく「ノスタルジック・アイドル」。

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日本でもそうそうあるものではありますまいから、百聞は一見に如かず、『ノスタルジック・アイドル二宮金次郎』の読者の皆さん、ぜひ会いにいらして金さんと里山イニシアチブ、農山村振興など議論してください。元気がでますよ。

標準積雪計が今年も。

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新聞などで紹介される上世屋の積雪報道はこれをもとにしています。
さて、秋の終わり、気象解説者には今冬は豪雪、しかもととんでもない豪雪を予想する人もいらっしゃいました。偏西風の蛇行の様子や赤道付近の海水温の状況が「さんぱち三八豪雪」の時とよく似て連続した寒気団の襲来の可能性がある!そんなことを聞けば構えますよね。

三メートル四メートル、というのは、この積雪計をもう一つ積み重ねないといけません。

最近では、おおかたの予想が平年並みというところにおちついているようです。

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山道には、山ツツジが咲いていました。開花ホルモンがこのところの寒暖の差の大きい日の連続で、ちょっと漏れたのでしょう。

畑で片づけ仕事のてるみさん。

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雪が少なけりゃあ楽なのはらくだけど夏に水の心配をせんなんし、多けりゃあその心配がないだし。考え方の基準があくまでも米作り、聞いていても安心感が生まれるのは妙なものです。

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こんな状況で始まる年の暮れ、この積雪計は今年の冬の寒さと積雪をどう占うのでしょうか。

古池や!(はい、ふるいけや)

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鯉も錦に(こいもにしきに、、、ははぁ)

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染まりおり、、、、(そまりおり、、、なぁるほど)
「古池や 鯉も錦に 染まりおり  世屋野蕪村」

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(なかなかでございます、、、妙圓寺 紅葉が鯉を 染めており  世屋野曽良、、ですなぁ)、

12月2日。空の青、銀杏の黄、紅葉の赤、ただならぬ色の気配に呼び止められるままに寄った日置妙圓寺。私のために今年も最高の時を見せてくれたんだ、ありがたやありがたやとシャッターを押しました。

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妙圓寺は「1585年に開創、丹後地域での日蓮宗中核寺院として栄えた寺。庭園池は江戸時代後期に住職・日妙が作庭。八景園と呼ばれているのは池の形が琵琶湖に模して作られ近江八景にちなむ。」と紹介されています。

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池の主が、紅葉の染める池面に水紋を描いて悠泳する様には、京都府指定名勝の名に恥じない説得力があります。

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住職さんに一言声をかけると気さくに案内してくださいますよ。

日置から下世屋を経て上世屋へ。そのせや街道で出会った名人たち。
①除雪名人

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日置金剛心院前に除雪車が配置されました。いつでも出動OK。道は狭く曲がりくねっていても、操作技術は正確で丁寧でせやの住民のライフラインが確保されます。

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ペイローダで寄せてロータリーで飛ばす二重連での息のあった除雪は見物ですよ。
②命に優しい棚田米作り名人
梅本さん、この方の営む棚田群は絶品。美しさに息をのみます。

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なにより頭の下がるのは農薬に頼る安易さを排除されること。そのためこのお百姓の棚田は水田命たちのホットスポット。
③草刈り名人
日暮れの野良道に草刈り機のエンジン音。

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砕氷船がばりばりと氷を割って進むように裸足で歩いても痛くないような畦が蘇ります。秘密は草刈り機。特に刃先に巻き付く蔓を切り取る工夫。

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これは特許もの!

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良農は草を見ずして草を刈る!そうした観点から草刈りコンテストがあれば、まず一位は当確のお百姓。

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