宮津エコツアー · 世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会の活動ブログ

2月26日には、雪かき応援隊の第2陣が宮津市畑(はた)の集落に来てくれました。ここ数日の好天で、かなり雪の量が減りましたが、まだまだすごい雪に埋もれています。

すぐに雪の山に挑戦

京都市からマイクロバスで9名と、ブログなどの呼びかけに応じて福知山市から2名、京丹後市から3名、そして地元の世屋・高山ガイド部会から4名です。

校門付近の雪

到着するとすぐに着替えて、まずは肩慣らしで元小学校だった集会所への入口確保です。校門も掘り出されてきました。

グランドの標柱と雪に埋まった建物

畑区長(自治会長)さんがグランドの真ん中に180cmの標柱を立てておられ、雪の上に35cm顔を出しています。まだ145cmの積雪です。ウラの雪山の中には建物が隠れています。屋根からずり落ちた雪にすっぽり埋まった形です。

雪の中の建物

雪の山を横から見るとこんな状況です。

グランド横に残されたブランコも、雪の中でさみしげです。

土蔵は一段高い場所にあり、何とかこちら側は見えています。

グランド横のブランコ

お昼は公民館で、おいしいお弁当です。地元の農産物加工グループのお姉さん達が作った丹後寿司(ばら寿司)と絶品の芋ようかんが本日のメニューです。丹後寿司は、寿司ご飯を平たく押し詰め、上に鯖の水煮(缶詰)を甘辛く煮込んだおぼろが載せられているのが特徴です。おいしい丹後コシヒカリと甘辛いおぼろや椎茸などの具材が何とも絶妙です。これは味わってみないとわからない幸せ感です。

丹後ばら寿司と芋ようかん

午後は、3班に分かれて公民館や空き家の雪かきです。

雪に埋まった空き家雪で埋まった畑川

家の前に川があり、雪を捨てる場所があったので比較的楽でしたが、2m幅の川も道路を除雪した雪で埋まっています。

何とか玄関前を除雪

6人が1時間余りで、何とか玄関前を除雪し左側側面の下屋(げや)の雪をどけることができました。

作業を終えて満足気(疲れ顔?)な面々

その後は、公民館除雪組と合流して奥の空き家への通路30mを頑張りました。午後3時に作業を終えて、区長さんを囲んで記念撮影。

お疲れ様でした (^_^)v   <midorimushi>

大阪シニア自然大学校の2012年度の計画について、宮津市に連絡があったということです。今年度は、二回です。一回目 6月1(金)~3日 2回目 8月24(金)~26日ということです。他の施設との競合がある中、使い続けてけいただいてありがたいかぎりです。世屋・高山ガイド部にも、ブナ林コースの再開が見込めないが里山研修は行いたいとのこと、スタンバイはしておいてくれという連絡です。その場合はいずれも中日(土)をあてるということ。要請があれば全力で対応させて頂きたいと思います。
さて、ブナ林は確かにこの部会の売り物ではあります。200年の森の生態系の複雑さは口では伝えがたいものがあります。しかし、それも里山の暮らしが作った一つの姿。この間、わたし達は、丹後半島に息づいた高地集落の里山には、ブナ林以外にも、生活文化、生態系 水田や里の植生、地質地形 等 伝えるのに値するものは、それこそ山ほどあるということを学んできました。どういう要請があっても、対応可能と思っています。
 ブナは、日平均気温が6~7℃ぐらいになれば、開葉、雄花の開花を始めます。 明日の丹後の気温予報は、最高7度、最低2度ということです。 平均4.5度、ブナ林の標高を考えると2~3度は低いので、開葉までにはもう少しかかります。とはいうものの 日の出, 6時37分, 日の入.17 時49分.です。日照時間は11時間になろうとしています。草木の体内時計センサーにスイッチがはいるのはもうすぐです
視野を広く持った研鑽を積んでいきたいものです。

春を待つ干物・・丹後の鮮魚屋 橋立やまいち

美味しい干物も、きれいに並んでお待ちしています (^_^)v

皆さんの応援を、スコップやスノーダンプが首を長くして待っています (^_^)v

応援隊を待っています雪かき応援隊募集の案内

 「また違う顔を見に来ます。」~除雪応援隊について~
19日、里山案内舎発案!ネットワーク世屋のよびかけ、京都府の緊急助成支援で世屋の豪雪地域に対して、除雪応援隊が組織されました。市内周辺の方々に加えて、藤織り保存会、里山案内舎の方など。世屋・高山ガイド部会からは、Mさん、HさんとYが参加しました。様子は、今朝の京都新聞などに掲載されていますので、ごらんになって下さい。

  ▼ H24.2.20.付け 京都新聞丹後中丹版 

京都新聞丹後中丹版・雪かき応援隊

 今回の企画は、『雪がたいへんです、暮らしを押しつぶします。「どうか助けて下さい」』とネットなどに発信し訴えたところ、「こまってはるんやって、自分の力がちょっとでも役に立つかもしれない」と、受け止めて、人が集まって成立したものです。

屋根の雪を降ろします

 世の中どうなっているんだと思うこともたくさんあります。しかし、阪神淡路大震災から東北大津波、原発事故を経験し、今度は首都直下型か東南海大震災が避けられないという不安がある中、「日本は、助け合わないとどうにもならない、しかし、助け合えばどうにかなる!」いわゆる絆意識がしっかりと根付きだしたのかと思います。

屋根の雪を、持ち出します

 終了して、休憩しているときに、参加者の皆さんに井之本さんは藤織りの紹介をしました。Mさんは、べったら漬けのアピール。そして、「ガイドブック」と「エコツーパンフ・また来たい」の配布しながら、雪の下から現れる春を想像したらたのしみじゃないですか、見たいと思いませんかと話を向けたら、ぜひみたい、また来たいという反応。訪問ノートにも「◇上世屋の皆さん、ありがとうございました。また、来ます ◇と~っても素敵なところ!心の・・・(判読不能) ◇除雪作業たのしくできました。景色もとてもすばらしい。また遊びに来ます。ありがとうございました。◇初めてこんな大量の雪に囲まれました。たいへんさと楽しさ、世屋の魅力を感じました。また違う顔を見に来ます。◇初めてで何もかも新鮮でした。世屋も素敵ですね。また来ます」と記帳されていました。参加された方には、雪の中に暮らす人の気持ちを励ます社会的貢献をして頂きました。汗をかいてもらいましたが、そこに楽しみも見つけ出しておられたのです。
 一方、受け入れる地域の人も「抜け目なく」「たくましく」成長しています。集まった人に、手作りコンニャクやぜんざいが振る舞われ、べったら漬けが売られていました。
 雪は資源!人が集まるところ商機あり、 雪が人を集め、地元は人が集まることを商機とし、潤う仕掛けを作って待ち受け、ボランティアの人は、社会的貢献しながらそこに楽しみを見つけ出した!今回の企画には、そういう構図が見られました。こういう仕掛けって、「エコツーリズム」そのものではないですか。 勉強するところも大いにあった企画でした。
 今後、26日には、畑地区、27日にもう一度上世屋地区と二回、計画されています。いずれも、11時公民館到着、16時解散の予定です。~話は飛びます!~今日、その畑地区で雪崩れの合間に顔を覗かせている緑のものを見つけました。ふきのとうです。。植物は日照時間に反応して開花の準備をします。フキノトウは、雪の下でもわずかな明暗の変化を感じ、春の準備をしていたのです。さしもの雪も、日照時間の延びた光によって、どんどん水に姿を変え、紙漉の里の谷川をいわばしっていました。春は間近。春になればその地域でわたし達も活動させてもらうのです。そんなわたし達のわずかな合力が、春の仕事へ村の人が気持ちよく向かえる力になるのならありがたいかぎりです。
26日、27日の除雪応援に都合をつけて頂ける方は、ぜひご参加ください。
屋根を掘り出した応援隊の皆さん

  2/9(木)、上世屋の里は積雪量約280cm、総勢7名はかんじきやスノーシューを履いて雪の降るなか新雪60cmをラッセルしながら田んぼや林の中を歩き回りました。木子などで伝わる「バイ投げ」と呼ばれるうさぎ猟を体験するためです。木子出身のYさんが若いときからされていた方法を直接に教わりました。以下、その要点を紹介します。

 ①早朝で、ある程度しまった雪面に10cmほど新雪が積もった状態の時が良い。                                                         ② 地形的には北向き斜面の林内が良い。雪が解けずによくしまっていて、木々の元にできる雪穴がさほど深くないからと思われる。 そして、ウサギの居そうな雪穴を谷を挟んで反対側の南向きの斜面から観察する。                                            ③ウサギは夜行性なので活動を終える日の出前には②の木々の元にできる雪穴に入り休む。そのとき頭を外側に向けて隠れるようにして休む。    ④ウサギを見つけたら静かに大回りしてその雪穴の上部に出る。そして穴の上方の空中を飛ぶように ある秘密兵器(※)を投げる。                  ⑤Yさんの説明では投げる(※)は、いろいろと試してみたが「クツゴミ」が一番効果があるとのこと。クツゴミとは今は使われていないが、ワラを編んで作った浅い靴のようなもの。現地のヒノキの枝を切り輪っかにして投げたり、数十cmの棒状の木の枝を投げたりすることもあるとのこと。                        ⑥(※)を投げるとかすかに風を切る音がする。その音がタカなどの猛禽類の羽音に似ているので、襲われると錯覚してウサギは頭を穴の奥に向けて隠れる。ウサギの習性を巧みに利用していると言える。                                                     ⑦そして素早く近づいて「後ろ足」を捕まえて獲物とする。その後、皮を剥ぎ肉は野菜と一緒にすき焼き風に煮て食べる。山里の冬の貴重なタンパク源となる。毛皮はあまり利用価値がないとのこと。

  当日は雪が深く十分な時間もなかったが、参加者の一人が偶然に雪穴に潜んでいるウサギを見つけました。残念ながら逃げて捕まえることはできまさせんでしたが、実際に雪穴にいることが確認できたことはよかった。その後は、「合力の家」の囲炉裏で暖を取らせていただきましたが、次は是非とも捕まえてその囲炉裏でウサギ鍋を食べてみたいと息巻く参加者もいました。

(※)について、東北地方など雪国のマタギは、ワラをドーナツ状に編んだものに木の取手をつけて投げるそうです。それを、「なげわ」、「わらだ」、「わだら」などとよぶそうですが、全国的には他の呼び名や他のいろいろな方法があるのではないかと思うと、とても興味深いですね。                       

 

平成24年2月12日(日)、午前中のスノーシューウォークの後、上世屋の老人家庭の雪かきの合力をしました。

屋根の雪降ろし

棚田の田植えなど、時々合力に来てくれている京大の学生さん7名に、世屋・高山ガイド部会の9名、そして地元の5名が、3戸の家へ分かれて作業開始です。

除雪前の和子さん宅

▲ 1箇所目は、休憩所下の和子さん夫婦宅です。母屋のトタン大屋根から滑り落ちた雪が裏側の下屋に山盛りになっており、下屋が押しつぶされないか心配です。

屋根の雪を降ろす場所の除雪

まずは、下屋の雪を放り上げる場所の除雪作業です。左上は、30cmくらい間隔の空いた藤棚ですが、雪が間から落ちずに50cmくらい積もっており、びっくりです。

下屋の屋根の除雪中

下屋の上にたまった雪がかなり除雪できました。もう少しです。

できましたよ、和子さん

下屋は掘り出せましたが、その前は屋根の高さまでの除雪で時間切れです。でもまあ、よくがんばりました。若い学生さん達のパワーは、やはりすごいです。7人で2時間の成果です。

下屋の掘り出し作業

▲ 2箇所目は一人暮らしのシズカさん宅です。茅葺き屋根に瓦模様のスレートをかぶせた大きなお宅です。

下屋の軒先はまだ下の方

家の裏側の下屋が完全に雪に埋まっており、その掘り出し作業です。手前下の黒いところが顔を出している下屋の軒先です。この前の除雪作業の時はまだ雪の上に出ていた電線も完全に雪の下です。

まだまだだよ

5人でがんばりましたが、しっかり屋根を掘り出すところまではなかなかです。雪の持ち出し場所に困ってきました。

すっぽり埋まった下屋

▲ 3箇所目も一人暮らしの弥生さん宅です。大屋根が出ているだけで、家がすっぽりと雪に埋まっています。

屋根へ登ります

下屋の軒先がかろうじて左下に見えていますが、 深雪の中にすっぽりです。

家の出入口を確保

家の裏側の除雪に精一杯で、前側は大屋根まで雪がつながっています。大屋根に頭をぶつけないよう、低くなってしか通れませんが、何とか出入口は確保できました。

重機での除雪作業

▲ 重機を使っての除雪作業も続いていますが、大雪のため足場が不安で、大変な作業です。

老夫婦での雪降ろし作業

▲ 自力で何とか頑張っておられる老夫婦もおられます。毎日大変な作業と気苦労です。

終了後の笑顔

▲ 作業を終了し、合力の家の前で学生さんたちと記念撮影。みんな良い笑顔です。大変お世話になり、ありがとうございました。大変な不安の中で暮らす上世屋の方達に非常に喜んでいただくことができました (^_^)v <midorimushi>

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平成24年2月12日(日) 宮津市木子(きご)

高山ブナ林を遠望

3メートルほど積もった大雪の丹後半島の高原、宮津市木子(きご)から上世屋へ、ガイド部会の研修会を兼ねて、スノーシューウォークを行いました。時々青空も眺められる天候にも恵まれ、一般参加5名をまじえた総勢14名で雪山を楽しみました。

雪の壁の間で出発準備出発前の準備運動

背丈を越える雪の壁の前に勢揃いして念入りに準備運動を行い、スノーシューやカンジキに身を固めて出発です。

雪原ウォークに出発

湿原地帯も全くの雪野原です。締まった雪の上に60センチの新雪が積もって数日後であり、膝下あたりまで沈みますが、気持ち良く歩けます。

藤の実をゲット

藤の木にいっぱい豆(実)が残っています。これを囲炉裏で焼いて食べるとうまいので、少しいただきました。

ウサギの足跡の多い斜面でバイナゲ猟の講習

ウリハダカエデやシデの林の中も天気が良いので最高です。この木子で古くからやられていたバイナゲ猟(ウサギ捕り)を教わりました。2月9日に猟師さんから習ったやり方の伝達です。ワラグツやサンダワラ(米俵の口を封するワラ製の円盤)、または桧木の枝でつくった環などの投げやすくて音の出る物を投げて、その鷹の襲来のような音にびっくりしてウサギが木の元の雪穴に逃げ込んだのを手づかみする猟法です。ウサギの習性をうまくつかんだベテランにしかできない猟です。

大雪原から高山ブナ林を遠望

3メートルの積雪で、どこでも歩ける雪野原です。休耕田です。向こうに高山のブナ林が遠望できます。でも気を付けないと斜面のデコボコも見えにくく、雪の下の空洞もわかりません。水路の近くは十分な注意が必要です。

女性に囲まれ幸せな記念写真

女性に囲まれて記念写真を撮ってもらい、大変幸せなウォークです。

高山をバックにみんなでバッチリ

丹後半島で最高峰の高山(704m)を遠望しながら、記念写真です.お天気が良くて最高です。雪にいろどられて、山の谷が良くわかります。

合力の家の薪ストーブ

無事に下ってきて、上世屋の合力(こうりょく)の家に到着。薪ストーブが暖かいです。

囲炉裏で豚汁豚汁とキュウリの奈良漬け、おにぎり

囲炉裏では豚汁を温めて待っていてくださいました。煙が目にしみますが、何とも良い風情です。豚汁はたくさん作っていてもらい、地元で作ったキュウリの奈良漬け、そして無農薬栽培・稲木天日干しコシヒカリのおにぎりと、贅沢な特上品が並びます。ほんとに美味しかったです。ありがとうございます。

自治会長さんからごあいさつ

自治会長さんからごあいさつをいただき、美味しい昼食でのんびりして、午後はみんなで上世屋地区の老人家庭3戸の雪かき合力に行きました (^_^)v   <midorimushi>

宮津市上世屋は警戒積雪量2mを大きく越える大雪です。世屋・高山ガイド部会では、日頃お世話になっている上世屋地区の皆さんが疲れ切っていると聞いて、昨2月1日に5人の部会員が雪かきの合力(こうりょく)に出かけました。

道路はロータリーでしっかり除雪されていますが、すごい雪の壁です。我が愛車のずっと上まで雪の山です。

上世屋の道路に止めた愛車

藤織り保存会・合力の会、里山ネットワーク世屋及びガイド部会の有志7名で、人の背丈を超える雪の壁の中を歩いて作業に向かいます。急斜面の横では雪崩が起きそうな状況です。屋根からの雪も滑り落ちてきます。

除雪された道路

自力でできない老人家庭を訪ねて、下屋(げや:一階に差し出して取り付けられた片流れの屋根部分)がつぶれないように、大屋根から落ちてきた雪を取り除く作業です。下屋は足下あたりです。踏み固めた狭い通路を下ったところが家の出入口です。

雪に埋まった民家の入口

雪囲いの内側

しっかりと雪囲いが設置されていますが、雪に埋まっています。

この雪にすっぽり埋まった形の家で、おばあさんが一人で暮らしておられます。

入口付近は何とか除雪されていますが、そこ以外は下屋が雪に埋まって、家の中に明かりが入りません。

雪囲いの出入口

足の下の下屋を守るために、雪を運んで取り除きます。雪と格闘中

電線も埋まりそうになっています。

電線も雪に埋まりそう

下屋の屋根を掘り出して見ました。足下の黒いのが瓦です。3m近い雪の下です。

午前中の2時間、3人がかりで家の一側面と裏側の半分を除雪するのがやっとでした。

下屋の屋根を掘り出したよ

午後は世屋高原休憩所への登り道「野菊の坂」横の作業場屋根の雪下ろしと落とした雪の除雪です。屋根の上からの眺めは良いけど、みんな雪に埋まっています。

屋根の上からの眺め

屋根の雪下ろし

トタン屋根なので、命綱を付けての作業です。まあ落ちても深い雪の中なので怪我はしないでしょうが、雪の中に埋まってしまうと大変です。

5人がかりで3時間で何とか下屋に落とした雪の除雪も完了できました。

熱くておいしい生姜湯をいただいて、作業をおえました。

<midorimushi>

 10月28日に共済組合の団体73名様が上世屋へ来られます。そのガイドウォークの下見として10月19日にガイド仲間5名で世屋の里を歩きました。
 世屋の里は秋のかわいい野草の花盛りです。まずは野菊が出迎えてくれます。野菊という野草はありませんが、そのイメージに最も近いのがヨメナとノコンギクと言われています。この二つが近くに咲いています。この見分け方は最初のハイライトです。
   <ヨメナ>
ヨメナ
   <ノコンギク>
ノコンギク
 
 次は、薬草として良く知られているゲンノショウコです。世屋の里では赤花と白花の両方が今かわいく咲き誇っています。
ゲンノショウコ・赤花
ゲンノショウコ・白花 
 
 粟(アワ)が稲木(イナキ)に架けられているのも、滅多に見られない風景です。
アワのイナキ干し
 日本の里100選」に選ばれた世屋の里は、この他にも野草の花盛りで、そして農村の原風景がいっぱいです。お待ちしています。
   <midorimushi>
上世屋の水田は無農薬栽培でがんばっています (^_^)v
田植え後に除草剤を撒かずに、生分解性の黒マルチシートを敷いて雑草を抑えます。
だけど、8月には稲よりも「こなぎ」や「おもだか」などの草がびっしり生え茂ります。
それがいかにもおいしそうで、無農薬の田んぼから採ってきた「こなぎ」を食べちゃいました。
コナギ
万葉の頃から食べていたそうですが、米作りの水田では雑草として嫌われ、除草剤を使います。無農薬・自然農法では、除草剤を使わないのでびっしり生えてきて、稲のための栄養分を吸い取られて稲が育ちにくいので、困ります。それで、何とか活用法はないかなあと思っています。
食材としてながめたら、いかにも美味しそうでしょう(*^_^*)
食材のコナギ
生花でもかわいいです(^_^;) ガイド仲間の Kei さんがいけてくれたものです。
生け花のコナギ
油との相性が良いとブログで見て、天ぷらにしてもらいました。なかなかのものです。
天ぷらのコナギ
簡単にできる酢味噌和えを、エコツアーガイドのKeiさんに作ってもらい、9月25日の上世屋エコツアー・藤織り体験のお客様に試食していただきました。残念ながら美味しそうな写真がありませんので、酢味噌和えになる前のかわいい「こなぎ」で想像してください。
年配の方々でしたが、今までに食べたことがない人がほとんどでした。それが、かなり好評で、また食べてみたいとも言っていただき、ほんとにうれしくて、また来年の旬に、しっかり味わいたいと思ったことでした。 <midorimushi>
食材のコナギ

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