宮津エコツアー · 4月 2013

4月 2013

2013/04/14

~里山早春賦ウオーク29~(4/11付け)で「コゴミ・君は食べたくなるほど美しい」とコゴミにラブメッセージを送りましたところ、なんと、「わたしを食べて」と申し出てくれるコゴミさんがいらしたではありませんか。

鳴き砂文化館主催の「いそスミレ観察ウオーク(4/13)でのことです。

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掛津の里のご婦人たちよる「イートパフォーマンス」琴弾浜ばら寿司定食の一員の天ぷら、和え物になって出てこられたのです。

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天ぷらコゴミです。

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白和えコゴミです。

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なんと美しくおいしかったことか。じっくりしっかりしみじみといただきました。大感激でした。

ちなみに丹後のばら寿司はお祭りのおもてなし料理です。貴重品の砂糖をたっぷり使ってあるため、甘いのが特徴です。

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その甘さをくどくなく仕上げるのが腕、各家々で伝承技が伝わっているそうです。ちなみにこのサバカン、丹後のばら寿司用に製造されているもの、ニシガキなどで手に入ります。

2013/04/14

イカリソウは虫媒花です。

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では、いつどのようにどんな虫2よって行われるのか、実はみたことがありません、満開のサクラやブロッコリー畑では、ミツバチの羽音が聞こえていました。イカリソウの受粉の仲立ちをするのも、そのミツバチなのでしょうか、今日こそは!とみていました。

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けれどもいっこうに訪れる気配はありません、あっちの花もこっちの花も状況は同じ。そこで、まあ、いつものこと、イカリソウのことはイカリソウに聞け(^.^)、 「なああんた、どうなっとる」と聞いたら、「いま来ているよ」と。 「え!」 ツボ状の花の中にうごめくもの、小さなアブ  がいるじゃないですか!

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見えにくいかもしれません、虫眼鏡でみてください(^.^)彼らが受粉の仲立ちをしていたんですね。ツボ状の花を持つアセビやキブシもこんな小さなアブが訪れているのです。  さて、ここで新たな疑問。このアブは何者!ちょっとお話聞かせていただいていいですか、名刺を渡して尋ねました。「つやほそばえ」と呼ばれているよ、と言うことです。里山の生態系の微細さにまた、感動をもらいました。

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ちなみに、このアブ、ハエ目(双翅目)。ハエ,カ,ガガンボなどを含む身近な昆虫のグループです.このグループは、多様性が高くしかも似た種類が多いとのことです。ルリミズアブ、素敵な名前です。モンキアシナガヤセバエ、舌を噛みます。

でも楽しそうです。(^.^) 商売気がむらむらと起きてきます。 里山の双翅目をみるツアー!  やってみたいですね。

2013/04/12

コゴミです。

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小川のほとり、河川の土手など水はけがよく湿った場所にしばしば群生します。

イトトメさんが、1パック198円で扱っていました。

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このドレッシングも地元産一押し商品として店の1番地に並んでいました。

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コゴミとこのドレッシング、合わせたら!

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うまーい(^.^)

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タラコとも相性よし!

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春の大地の草の仲間入りが出来たようなに気がしました。

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君は食べたくなるほど美しい!

 

2013/04/12

ピューイ! 先日来、世屋高原に響く指笛のような鳴き声。主はやっぱりノスリでした。

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ノスリは渡りをします。4月10日ノスリが500羽近いノスリが津軽海峡竜飛岬を渡っていったとか。

ピューイ! これは繁殖期の鳴き方なのだそうです。このノスリ、昆虫類や甲殻類、両生類、爬虫類、鳥類、小型哺乳類がノスリの食べ物。里山生態系の頂点の生き物です。

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この個体、世屋高原を繁殖地として決めてくれたのでしょう。

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産卵予定は、5月中旬。

 

2013/04/12

サクラの中には貝がいる!ほんとです。なに貝か、きまっているでしょ、サクラガイ(^.^)いやほんま、漢字の旧字体は「櫻」、木偏に女に貝二つ。この謎を解くのはこの角度。

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花が枝を中心に花が丸く付いています、中国では美しい貝殻をつなぎ首輪や腕輪にして女性の装身具にしたということです。

さて、千代子 「櫻」が、咲きました。映りはこの角度がいいようです。

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ラッパスイセンも咲いています。

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合わせてみました。

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どうもむづかい!

また、上世屋には、家の側に12本の櫻が植わっていますので、櫻回りもいいかも。

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素敵な看板、見つけました。里の中にロープで囲いがしてあり、その中にたてられていルのです。

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一人でもやる、わしはやる、わしがやらなきゃ誰がやる!ここがわしの里、光野さんが笑っていいました。

 

 

P1000791さつき第2展望所 天橋立展望P1020338間知石

戦国時代の古道 庶民、商人、文人墨客、武将もすべてが通った道

ガイドの言葉

歴史を物語る「間知石」の石垣、さつき・さくら・椿などを愛でながらの軽いトレッキングコース。文珠山では新たな「天橋立展望」。天候次第では加賀の「白山」も展望できます。

実施日時        4月24日(水) 午前10時~

所要時間     約3時間30分

集合場所     KTR天橋立駅 午前10時

受入人数     定員20名 最少催行5名 小雨催行

参加料金     3,000円 ( 旬の弁当 ・ 保険料込み)

 

備考

【コース】天橋立駅前 ― 天橋立運河 ― 第二小天橋 ― 西宮津ロードパーク ― 須津峠(一部石畳) ― 文珠山第二展望所(昼食) ― 根木出山 ― 文珠桜山公園 ― 天橋立駅

 

お申込先  (2日前までに下記の申し込みフォームでお申し込みください。)
宮津市役所産業振興室 宮津市エコツーリズム推進協議会事務局 電話 0772-45-1625
天橋立ユース・ホステル  電話 0772-27-0121

■集合場所

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2013/04/12

松尾の平一郎さんの桜、通称一本桜が見時を迎えました。

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サクラは七日花と言います。イヌノフグリは、一日花、アサガオも。彼らは一日で用を足すのにサクラは7倍。七日も咲いている。花に咲け花に散れそのサインを出す監督、おそらくおじいさんでしょうけれど、(花咲かじじい)彼がこっちは一日とこっちは七日とか決めている訳です。

桜は7日、というのは万葉の時代の歌人も認識していて、高橋虫麻呂さんは こんな歌を残していらっしゃいます。

『我が行きは 七日は過ぎじ 龍田彦 ゆめこの花を 風にな散らし 』

(私たちの旅は、7日を越えることはないでしょう。ですから、龍田大社の竜田彦の神よ、どうぞこの桜の花を散らさないでください)

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では、、サクラは7日と決めたその根拠は何なのでしょうか 晴れ曇り曇り雨曇り晴れ雨、、、春の気象ってこんな風になりませんか。雨の日や風の日にミツバチは飛びません。確実な受粉には7日いります。  とあるブログに、「天敵 春の嵐は通過。今日9日も、、、」。とありました。嵐はサクラの天敵!実におもしろい着想です。それにしても、サクラは嵐を天敵と認識しているか、そこが問題。人間でも、つっかい棒する、とか、ガムテープ貼るとかで、嵐には備えるじゃないですか。サクラも、嵐を天敵と認識し、敵は来るものと備えをもっているのでしょう。

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それにしても枝を折るほどの風にも散らされずにがんばって散らなかった花びらが、7日たてば静かで優しい風に、一斉に身を委ねるのです。どんなメカニズムがあるのでしょうか。

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松尾は海風山風が格別強く吹きます。その中で7日は咲き続けます。

天橋立 60分のガイドウオーク 「うらにし」に近い肌寒い気候。

但馬の宿泊施設募集のお客様。出発地は東京、大阪、奈良、三重など各地から。

総勢19名、2班に分けて ガイド2名とサポーター1名によるご案内。

 

与謝野寛・晶子歌碑

寛氏の父 礼厳氏は隣町与謝野町の出身。「やはりそうか」の声。

P1010667城下町宮津と天然杉の大江山遠望。P1010668

伝説上の剣豪 岩見重太郎試し切りの石。P1010670足の不自由なお客様も含めて無事完歩。汗が出てきた。あゝ気持ちよかったの声。

お疲れ様でした。

お客様は昼食後、股のぞきの傘松公園・舟屋の伊根湾めぐりへ。無事ご帰還をお祈りします。

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2013/04/11

フランスからいらっしゃったそうです、

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天の橋立観光協会に立ち寄ったら、世屋を紹介された、ということで、、。橋立ユースの高田さんや、世屋の子の小山さんとの連携協力で多少の案内が出来ました!

それにしても、世屋の里とフランスのつながり、ふーむ?全く飛躍した想像ですがキーワードは、「BIO(ビオ)」かも。有機農産物、有機加工食品じゃないかなと。

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農業立国しているはずのフランスでは、水質、土壌汚染に悩まされているンだそうです。大量生産をめざしたために。そこであらためて、有機農業の開発・促進が課題になっていて有機農業面積も従事者数も増やすことにがんばっているという話しを聞きました。世屋の里のライスフィールドで合力の会や飯尾醸造さんたちが試みていらっしゃることと同じです。

ビューティフルフラワー ファットネーム?

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ディスネーム サクラ、マウントさくら!

、、、、、「スピードランニング」始めようかと思いました(^.^)。

 

 

2012年度世屋高山ガイド部会の活動は、 京都府地域力再生支援事業の助成を受けてすすめることが出来ました。認定をいただいたのは「世屋の命に元気をもらう自然環境保全活動と世屋の魅力発信活動(^.^)。」

つまりエコツーリズムを地域に根づかせるという課題をもった諸事業に対して府民の皆様の税金の投入を認めていた訳です。  事業報告をすべく総括をしておりますが、ざっくりとふりかえってみました。地域に理解され、愛され、そして利用されてこそエコツーリズムの明日があるとあらためて思っています。2013年度もよろしくお願いします。

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世屋高山部会活動のまとめ  ~京都府地域力再生支援事業の助成を受けて~

A 始めに

過疎化高齢化の進む地域のもっている「里山の自然環境」という他にない地域力を、保全しながら活用を図ろうとするエコツーリズムの導入定着を試みて四年め、2012年度には、人数にして、四百人近くを受け入れました。 ちなみにそのジャンルの幅も、次のように広くなっています。    教育 1 団体    芸術写真 3 団体     家族 3ファミリー      一般グループ  2グループ  研修交流    2団体       春夏秋冬を楽しむ会等自主企画   6+3企画    ※トラベル業者ツアー  0

また、経済面では、エコツーリズムをきっかけに100万円を超える金額が動いています。  宮津世屋のエコツーリズムを地域に根ざし発展させるためには、主体的に考え、自力で歩くことを試みることが大切です。「今度こういうことをやろうと思っているんですが、、、、」と前のイベントに参加いただいたお客さんに連絡すると、「いつも案内ありがとうございまーす、、」と返事をいただけるようになりました。そんなところに京都府地域力再生支援事業の助成の成果を感じます。心より感謝を申し上げます。

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(↑ 農作業にでるてるみさんとスケッチ旅行のお客さんとの語らい 5/17)

B 2012年度 主な活動

実施日      団体             人数         内容

4/11  川西写真クラブ  23      日本の里の原風景として評価

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4/27 宮小社会見学   74      四年生のふるさと学習

4/30 春を楽しむ会    60  華道万葉花研究家庄司信州先生に依頼。

世屋の植物を万葉植物の視点から見る試み。

万葉弁当の創案を汐霧荘に依頼

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5/5  竹内さんF      3     里ウオーク 橋立、柿渋塗りも。夏にも再来された

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5/13 スケッチ旅行    40     2教室 観光地化されない里の原風景とし好評をいただく

6/9  環境整備 草刈り

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6/17 五地区巡りツアー  21      ふるさと世屋の課題を考える集会に連動して

7/1 ブナ林観察道整備         エコツー部員のメンバーも参加して整備作業

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7/8  夏を楽しむ会    31     同志社大光田先生 世屋は水田湿地植物のホットスポットの評価

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8/22 SさんF      4  木子ファームから紹介 子どもに里を体験させたい

ソバ播き・野菜採り等世屋の子事業に合流

9/20 ブナ林ウオーク   3     休憩所からの往復コース

10/8 IさんF            4   里の湿地植物をお婆ちゃんに見せたい 木子ファームから紹介

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10/27 秋を楽しむ会    20     世屋の植物を薬草を切り口に福知山植物園の小笠原先生

薬膳弁当の創案を木子ファームに

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10/27 ブナ林ウオーク    8

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11/4   長緑少・植樹     27    休憩所環境整備    藤おり秋の収穫祭に合わせて実施

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11/11 分水嶺トレッキング     5      下世屋から松尾・内山・五十河コースを創案

大雨のため世屋休憩所へ降りるコースに変更

途中にサポート施設がある強みを実感

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※下見 11/4

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11/13 吉富村研修    27     亀岡南丹の里作りグループを案内

1/18 伊根舟屋ガイド研修           8     舟屋の里ガイドグループの皆さんとの交流

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2/2 除雪支援

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休憩時の様子

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2/17 冬を楽しむ会        18    スノーシューウオークコース開拓

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2/20  宮城県環境保護課視察     5      震災復旧のための参考にと視察

3/3 発信力講座          20   石崎京都新聞支局長による記事の書き方 エコツー各地の取り組みと課題

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C 活動のまとめ~助成を受けて~

①エコ・ツーリズムは地域の暮らしの中にあります。 多雪、草の繁茂、見所の開発など環境の保全と整備にとりくむことによって地域の暮らしの中に入ることを試みましたが、助成によってその内容を充実させることが出来、地域をツーリズムのステージとして開放していただくことが容易になりました。

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(↑ 8/8 ナデシコ自生地保全作業)

②エコ・ツーリズムは生産と消費の関係をつくり地元に利益が落とすシステムを地域の皆さんとともに作る事業です。合力の家など会場、弁当、昼食、地元産品の準備、ウオーキングコースの設定など、お客さんを受け入れ、「おもてなし」する体制が固まってきました。

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③エコ・ツーリズムはツーリズム、「情報の発信」による社会的な認知の拡大が不可欠です。「宮津市広報」「宮津市地域新聞どこどこ」「新聞各社報道11回」  北近畿旅レシピ JR西日本 春号(4万部)等に取り上げていただきました。宮津エコツアーHP世屋・高山部会ブログ記事投稿数は、年間1000点を数えます。  それによって ・鳴き砂・橋立ユースとの協同・各市町の観光協会とのHPリンク・チラシ、啓示配布の輪、応援協力店の広がり等が充実し、お客さんの参加きっかけを見ると、「新聞とネットのブログ」が増加し リピータの定着も見られるようになっています。

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努力して狭き門より入れ!と言います。しかし、個人や一団体の努力では不可能な部分もあります。京都府の地域力再生支援事業はその困難なところを補う公共性の高い施策だとあらためて認識しています。 丹後は一つ、各地各人の特徴持ち味を補完し合い連携しあうことによって、持つ地域力は新しく育っていくのだと思います。今後もご指導よろしくお願いいたします。

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