宮津エコツアー · yasuda

Articles by yasuda

生態系ピラミッドの底辺をひろげるカエルたちの、春一番手ヤマアカガエル

344あかがえる

池のあちらこちらに大きな卵塊。

346

美しい水の湧くうまい米のとれた谷を、小さないきもののために整えなおされた英断か゛姿を現しました。

338
えーと。『無浄谷』とな、、、、無常は常ならず 無我は我なし、、、うーん『無浄』は「清浄にあらず」or「けがれなき」?、、、、

339

ひょっとして「浄土谷」?

340

これから、とのさまかえるやモリアオガエル、とんぼなども棲息地としていくでしょう、この谷か゛無垢な命の極楽浄土としてよみがえるのをウオッチしていくのがたのしみです(^.^)。

 

 

花が大きく赤味が濃い、魚にたとえれば、やはり桜鯛!

337
これが、伊豆では一足早い春を楽しむ人で賑わっているという河津桜。

日置・小松浜バス停横、世屋川橋袂のお店の駐車場。

339

木は小さくても花は圧倒的な存在感です。

303
海岸では、ワカメを拾う人。まもなくイサザも遡ります、

310

その間には、世屋高原・松尾の一本桜、そして、桜が終わるころには、アユの遡上です、、、、

桜は記念樹です、

188

夢を託します!

186

(↑NHK 2/15)

日置の河津さくらはまだ一本。世屋川、この川筋にも、河津桜、ソメイヨシノ、そして八重桜と交互に植栽しておけば、早春から晩春、2月末から5月ころまでの長期間、桜が楽しめ、海と川と里と山と人との物語がつむげるかもしれません。

、、

今や特任観光大使

271まつこ

「マツ」、

261まつこ

ですもんにね、
さて、橋立の春をたのしむならこのお寺。

243しだれウメ
旧名橋立山萬福寺、

253

建立時期は丹後の国府と国分寺設置のころとかさなり、弘法大師由来の古刹なんだとか。

252

かってこの地は一色支配地、近くには弓木城、しかし、その一色氏を謀殺した細川氏は、勢いで本拠地弓木城を攻め落としますが、陥落後には一色勢、鉄砲の名手稲富治介以外惨殺した、その数200人、と「火の縄」は記します。そのなかには、私の祖先に連なるかたがいらしたかもしれません。読むたびにその200人、彼らがどこのもので、だれがどこに葬り弔ったのかをおもいます。

256しだれウメ

ことほどさように、古来利害衝突をかさね権謀術数に翻弄され栄枯盛衰をくり返す人の心を癒やす聖地霊地にまたくる春、その重みを古梅はといかけます。

 

朝日さす 老師が家や 福寿草   与謝蕪村

369フクジュソウ

老師、、、、、なんでも見通されていて、自分を認めてくださっていて、頭の上がらない先生なのでしょうか、蕪村さん、掌にのってくつろいでいらっしゃるようです、、、幸せですね。

364フクジュソウ

フクジュソウ、今春の初花は2月28日!

とある事務所の室内に花。

228はな
『花はええもんですなぁ」
花がなかったらさみしいもんです。
ちなみに、水色の花瓶は酒の化粧瓶。
ところで、色目と香りで花。

118

その花は香りをどこから発っしているというと、花びらの表面から。

108

花びらを切ってみると、、、。

121
つるつるでも顕微鏡写真ではこんなんだそうです。

062
全国花き振興協議会、近畿農政局・京都女子大学協催「伝統文化を活かす町づくりと花の魅力発見」講座で大久保直美先生(国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 花き研究所)から教えていただきました。

175花

また、この講座はフラワーアレンジメントのワークショップ付き、

お題は雛祭り。

181ひな

久しぶりにお客さん気分を堪能させてもらいました。

ふじ棚のむこう、一番奥に山頂の雪がひかるのは磯砂山、

022
いい眺めです。
ふし゛棚は与謝野町石川、一心寺さんの境内にあります。

035

常吉から車谷を経て山頂へ、旧倉垣小学校の遠足コースだったことをおもいだしながら山をみていると、
「この山の名、他にもあります!」
え?
「いくつもの名前が流通しているんですって、比治山、比沼山、そして「足占あしうら山」。
どれも一癖も二癖もありそうですけども、一山四名、珍しいことです。そのうちおもしろいのは、「足占山」。占いの山!足で占う足を占う足が占う、、、足と占い、なんのこっちゃ?ではあるんですが、占いってなにをつかってもいいんです、ミョウガでも竹でも。
古代には足も占いに用いたといいます。ルールはこういうこと「右足左足にそれぞれ吉か凶を定めておき、目標に辿りついたときに、どちらの足で到着したかによって吉凶を占う」
(全釈解読古語辞典)。けれども、漢字にまどわされてはいけませんよと、与謝野町教育委員会の加藤晴彦さん。あし足はアシ葦。
米がたくさんとれない、なぜか、「大神の御心を占うのに葦を用いたので葦占山」と丹後風土記残欠にある、それが始めであろうと。」

まわりにはた゛れもいません。藤がガイドしてくれたのでしょうか、、

021
藤の花の咲く5月に、またおとづれて、藤と山のおしゃべり、聞いてみたいものです。

036

一心寺さん、目印は入り口の大きな観音さまです。
※この稿、『丹後国遷政所収 「磯砂山十景」加藤晴彦氏』を踏まえています。

さる女優さんなみに表現すると、、、

「きゃあなにどうしたのねえおもしろーいすてきー で、さぁそのかっこうどうしたのあんたいねにいたじゃないいねやっぱりでていったのどうしたのねぇねぇおしえてねぇなにがあったの」

076
リモコンをおしたテレビから飛び出した画面に映っていたレストランシェフ姿の『教え子』。※2月22日放送の朝日放送「ごきげん!ブランニュ」
番組は、太平サブローさんが還暦を迎えるにあたって甘い物好きなので、お仲間お弟子さん筋の皆さんがモナカで祝うという趣向。但し、市販のものではなくオリジナルでというサプライズ。

082

有名和菓子店と著名稀少小豆の組み合わせという設定の中で選ばれたのが、幻の巨大小豆でとみに名をはせる伊根薦※菰ではありませんよ、薦池大納言。

079

その小豆をもとめて、井岡弘樹さん、プラスマイナス岩橋さんが伊根へいらしたというわけ。

077

そしてできた作品がこれ!

087

ほうばるサブローさんの感無量顔(^.^)

089
というわけです。

で、え、伊根・本庄にこんなれすレストランが?

実はItalian Bar PIENO伊根店を伊根本庄の浦嶋公園内にレストラン営業したんだそうです。

PIENO - 地元のサザエ、わかめを使用した浦嶋ぱすた

うらしまパスタに竜宮パスタに薦池大納言ぜんざい、、、

PIENO - ここでしかとれない、でっかい小豆「薦池大納言」100%使用したぜんざい。

メニューの多様さに夢の花が咲いています、

丹後へいらっしゃたら、伊根。伊根をみたあとは、ぜひとも、ここへ。 しあわせな気持ちの火種 半年間もつことうけあいますよ。

139

ところで、歴史人口学ってのがあるんですって。
日本計画行政学会関西支部年報33号上田雅治さん(まほろばプランニング代表)
「丹後地域の持続可能な地域経営政策」で紹介なさっていることですが、
鬼頭先生によれば、
丹後の人口は
平安時代 43000人 全国で550万人  その割合 0.78%。
現在の人口は、19,4000人
全国で1億2700万人   その割合  0.15%。
「扶養力」がどれだけあるかを考えるなら、0.15%。→0.78%へ、つまり丹後の国は100万人になっててもいい、と。
浦島さんや乙姫さんたちの睦み合う竜宮城Italian Bar PIENO伊根店の繁昌、それはまぎれもなく鍵の1つ。
ま・つ・や・ま がんばれ!

ビフォー①

195

ビフォー②

179
ビフォー③

197
アフター(^.^)

176

上宮津から大江町へ越える、上りも下りもつづら折りの普甲峠のスキー場付近。

182
海山空の織りなす特徴的な景観に、大江山へきたなぁ宮津へついたなぁという感動の波紋が広がるところです。

「峠」 真壁仁
峠は 決定を しいるところだ
峠には訣別のためのあかるい憂愁がながれている
峠路をのぼりつめたものは
のしかかってくる天碧に身をさらし
やがてそれを背にする
風景はそこで綴じあっているが
ひとつをうしなうことなしに
別個の風景に はいってゆけない
大きな喪失に たえてのみ
あたらしい世界がひらける
峠にたつとき
すぎ来しみちはなつかしく
ひらけくるみちはたのしい
みちはこたえない
みちはかぎりなく誘うばかりだ
峠のうえの空はあこがれのようにあまい
たとえ行手がきまっていても
ひとはそこで
ひとつの世界にわかれねばならぬ
そのおもいを埋めるため
旅人はゆっくり小便をしたり
摘みくさをしたり
たばこをくゆらしたりして
見えるかぎりの風景を眼におさめる

、、、、、、、、

ええことしはりましたなぁ!

174
道端に成長した木々が競り合う状態をさながら緑のトンネルといいます。しかし、場所によっては事情がことなります。
月日が立つ内に老化したり関係が変わります。改良手直し更新が適切にされるのがたいせつなんだとおもいます。

173
ここならではの感動を準備することが「おもてなし」というなら、まさにこれがおもてなし。

中世、この峠は若狭丹波丹後の境、防衛の要地として、国人、若狭武田氏、丹後一色氏三つどもえの戦が繰り広げられた地と伝えます。

また、また、サイトウさんは大宮町延利・由村金光 さんからの採話として 「普甲峠の通い嫁噺」を紹介されています。
、、、、、
普甲ふこう峠(宮津市)をこえて、大川おおかわさん(舞鶴市にある大川神社)の方の村に通う、通い嫁さんがおっただそうな。あの長い峠を、夜の夜半にどうして通うだろう思ったら、なんでも頭に五徳ごとくさんをのせて、五徳の足に三本のローソクを立て火をつけて、胸には鏡をぶら下げ、手には鉄の火ばしの輪のようなもんをぶら下げ、じゃらじゃら音をさせて、化けものみたいにして、峠を越えては通っとった。
峠を下りたところに小さい池があって、そこまでくるとその女は、五徳をとり、池の水を鏡にして服そうをなおし、姿をようして、男の所へ通っとった。男は夜半に峠を越してくるのが不思議に思い、男はその女の帰る後をつけてみたら、そうだったんで、女の所に行って、
「お前は今日かぎり家へくるな」というたら、三日後にその池に死んだ女の死体があったと。『おおみやの民話』町教委・91
※ 丹後の伝説11 www.geocities.jp/k_saito

、、、、、

「日本の峠100」というのがありますが、景観といい歴史といいいい伝えといい、普甲峠、必ず +ワンに採用されますよ。

190
あらためて、 ええことしはりましたなぁ!

一瞬、縄文時代にタイムスリプしたかのような気分。

038DT

(↑ 2/25 与謝野町かご)
山に熊、野にイノシシや鹿を追い、川で鮭を待った縄文人が、弓を向けるように強い殺意をもってカメラをむけていました、、

039しか
肉は食糧、毛皮は衣類、あの角は槍やヤスや銛、釣り針に、、、を頭に浮かべながら。

しかし、米を作る人間たちが縄文の人たちを追いやることで事態は一変。

122

(↑ 大江町毛原)

けれども、気品があって堂々として、、、

041

森神様にはいていただかなくては悪いことがおきます、、、、ぞよ、、と思わされました。

さて、この角。毎年生え替わる、成獣だと三つ叉まで、時には五つ叉のもの。時期は春に。1年でこれだけ、一日に数センチ。

春日大社では神の使い。蘇りの見本のようなものですから、聖獣、神の使いにならざるを得ないのです。まあそれは人の都合で、この角の意味、天敵オオカミと戦う武器?なら落としてはいけない、毎年生え替わる、なぜそんな無駄なことをするのか、それはひたすら、秋の恋の季節に向けてということ。オスとしての強さをしめすためなんだそうです、、、やれやれ。

味夢の里(さと)陳列商品ウオッチ!

256
おもしろいですねぇ、

264

寄るたびに発見、

259

これは!

058さけ

比叡山千日回峰修行二度満行行者・酒井大阿闍梨の言葉と筆になるものだそうです。中身がおなじなら、楽しみ方の広がりで勝負。つい手がでます(^.^)

これも目の保養です。

260

さて、味夢の里(さと)にたいして自動車道の途中には「志賀の郷(ごう)」という地名も。この里と郷、かっては大宝律令に由来する行政組織の単位用語。最初は国・郡 ・里を、1里は50戸。さらに里を郷とし、郷を さらに細分して2、3の里を設け国・郡・郷・里の四段階にした、、、さらに、荘、庄、薗などか゛くわわり、これらが意味を変えて今に残っているわけです。が、今では人の集まり家の集まりを意味する接尾語として、割合に自由に新しい言葉をつくります。

例えば現道の駅 丹後王国「食のみやこ」

旧名は京都府 農業公園 丹後あじわいの郷。これなどは、郷を「ごう」と読まず、「さと」と読みます。
これは、語感の違いを踏まえたすごい工夫です。
「さと」里はまろやかでかわいらしいくつろぎ感のある柔らかい音です。
「ごう」郷 は 固くはあってもしゃきっと感、凜としている神秘感をあたえる音。
目では「郷」耳では「さと」、神秘感とくつろぎ感を両立させているわけですから。
こういう工夫心というのは大事です。
なでしこジャパンの精神的リーダー宮間選手の所属は、ゆのごうべる。湯郷ベル。

Mimasaka1.jpg

これを「ゆのさとべる」には出来ません。ごうゴウレッツ郷!結束して強く戦うチーム感が全くちがいますから。
としたら、例えば、波見 と世屋 。

18

波見のさと、とか世屋のさとと呼ぶのが一般的かとおもいます。しかし、どちらも「環境省選定重要里地里山500」里山環境維持生物多様性保全継承という課題をもって戦う地域として、評価が高まっています。こういう時局ですので、「波見郷」「世屋郷」とするのも知恵かもしれません。

、、、、、以上、きょうとじゅうかん自動車道を愛車(作業用軽トラ)て゛はしりながらのつれづれの思い。

ほんとの目的は、市内での自然公園指導員研修受講。

178

我が国には国立公園以外にたさんの国定公園が設置されています。

079

環境行政のなかでの指導員の位置づけやくわり、対応のじっさいなどの講習をうけたわけです。

073

、、、ひさしぶりに丹後のきのこ博士におあいしました。

 

 

« Older entries § Newer entries »