宮津エコツアー · 世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会の活動ブログ

「いらんちゃあ あんたにあげたんだで。」
てるみさんにふきのとうの売り上げ代金を届けに行ったときのことです。固辞されます。合計400円。受け取ってもらえないのです。

写真クラブの撮影ツアーが見えます、28人です。幹事さんとの事前のやりとりのなかで、世屋マーケット地元産品販売を依頼されていました。女性の方は買われますよ、と。では、何がと考えても、今の時期、野菜ものはありません。どうしても、加工品になります。しようがない、、、と考えていました。

フキノトウ

そんなとき、足下から声が聞こえたのです、
「私を売ってください!」
いっているのは、ふきのとうでした。
「テンプラにしてもらったらおいしいで!」
「ふきみそにしてもらったら絶品!」

「わたしも売って」という声もしました。おとぎ・しろうまあさつきです。「京都の料亭でも通用する美味!って褒められたのよ。たしかなんちゃらげん先生、植物学会のえらいかたっておっしゃってたわ。」

ふきのとうやおとぎがそういってると、Yさん、Tさん、Sさんたちに声をかけてみたのです。反応はありました。ですが、当日、ふきのとうの姿はありませんでした。かたってもらいにくい時期、しかも雨、しょうがないとあきらめていたのです。
 ところが、降りしきる雨の土手に彼女の姿。ひょっとして!と思ったら、ことづけてくださったのです。ただし、こんないなげもんども売れ れへん、ひらいとる、蕾でないとおいしない、 あんたらにあげる、すきにしにゃあと。

 ご意向に背いて売りました!すみません、売れました!
こづかいだあな
「ええし、小遣いどもあるし」
おとっつぁんの飲み代に、
「作ったもん呑みなるで」
固い、ガードが!しかし、受け取ってもらわなくてはなりません。
孫さんも来なろうぎゃあ!
ゆらぎました、ここや ここでせめよう
な おばあちゃんのくれる400円は、お父ちゃんがくれる4,000円より値打ちあるで!
照美さんの表情がくずれました。
「孫がこどもつれてきましてなあ、会ってきたですだで!」
ひまごだにゃあの
「そうだあな、ひいおばあちゃん」
そらめでたい
前掛けのポケットに袋を滑り込ませました。楽しい押し問答でした。

※後日談
道の駅「和」で、ふきのとうバックを買いました。小パック詰め100円。これがおばなめばなと分かるぐらいに、みんなひらいていました。てるみさんに見せてあげます。
「ラベルやパックや輪ゴムなどのセットがあれば準備しやすいですね、」とKさん。

※ おとぎ
世屋でも上世屋中心に一部に限って生育。村田源先生によると白馬浅葱(しろうまあさつき)であろうとされる。本州中部から北海道に分布。特に白馬岳に多く見られる。アサツキの高山種で、アサツキより花弁が長い。上世屋では、弘法様の置きみやげと伝えられています。以前はユリ科やネギ科に分類されていましたが、現在はヒガンバナ科ネギ属の多年草とされます。開花は上世屋では、6/15日の撮影記録があります。高山では、7月から8月頃。

 全国各地で活躍される各種議会議員さんたちのある研修会の記事を読んでいると、おやっと思いました。宮津市会議員・Aさんが参加されていて、皆さんに宮津の課題を紹介されていたのです。興味があって、読んでみました。

・・・・・
「私の出身は日本三景・天橋立がある宮津市であります。」と切り出し、「皆さんは天橋立と聞いて、どういう印象をお持ちでしょうか。」と問いかけられました。全国各地から参加と言うことを意識されたのでしょう、ああ、この切り出し、といかけ、何回やったことでしょう、きいたことでしょう
 1 ところで、あんまのはしたてってなに 
 2 ちゃんと聞きなさい!あまのはしだて 京都の観光地
 3 ああそうなんだ、京都なんだ、清水寺から歩いていける?
こんな反応を想定しての枕詞です。宮津市を特定するのに、日本三景と天橋立、この二つをキーワードにすると有効かとは、もう古すぎる実感はありますが、そんな苦労に親近感を持ちながら、「で、おっしゃりたいことはなに」と待ちました。
 こうおっしゃいました。
・・・・・
一見、煌びやかな有名な観光地という風に思われる方もいらっしゃると思いますが、現状は、「都市と地方の格差」「少子高齢化」「人口減少」プラス「人口の流出」といわれる問題が、皆さんが思っている以上に進んでいて、疲弊しているのがこの地域の現状です。
・・・・・・
その通り、市部はいざ知らず、日ヶ谷、世屋谷などは、「限界」の極み、なにがその現状打破への切り込み口になるのかが問題、議員としてどうお考えかうかがいたいと思って、待っていますと、
・・・・・・
私の宮津市の場合であれば、エコツーリズム大賞の優秀賞を受賞したエコツアーがあり、・・・

(うむ!なんとおっしゃった!巻き戻し、・・・・優秀賞を受賞したエコツアーがあり、・・・座り直して聞きました。)
 こうおっしゃいました。
・・・・・・
私の宮津市の場合であれば、エコツーリズム大賞の優秀賞を受賞したエコツアーがあり、体験型教育エコツアーとなっていて、里山体験でブナ林を探索したり、こんにゃくを作ったり、お米を作ったり、海では定置網漁や地引網漁を体験できます。「生きるには食べる」「食べるにはどうしたらいいのか」といった人間の基本となるものを勉強するものがここにはあります。といったように、都会の子どもたちは田舎へ、逆に田舎の子どもたちは都会へ、それぞれの地域の良さを体験交流できるような仕組みをつくっていくのも、こういったネットワークで活用できるという優位性の意味が出てくるのではないでしょうか。そういったことができるのも、このネットワークでしょうし、こういったことを通し、未来ある子どもたちの心の豊かさを育んでいくのも、我々地方議員ができる地方から国を変えていく方法の一つではないでしょうか。
・・・・・・・・

なんと、私達の取り組んでいるエコツーリズムを、全国から集まって研修されている議員さんたちを前に紹介し、 「都市と地方の格差」「少子高齢化」「人口減少」プラス「人口の流出」に悩む地域も、教育の場としてとらえれば新たな価値が発掘出来る、それは、「我々地方議員ができる地方から国を変えていく方法の一つ」と強調されているのです。ツーリズムは発地と着地のりょうほうがあって成り立つものです。Aさんは、着地側の議員さんです、その議員さんが、研修に集う発地側の、つまり都市部の議員さんに、「このネットワークの優位性を活かして、何か一つでも形に落としていくことが重要ではないでしょうか。例えば、「教育」」として、エコツーリズムを取り上げられたのです。発地側の課題と着地側の悩みを両方の問題に迫る形としてもエコツーリズムがあるではないかと。
 そのエコツーの今日までの歩みをふりかえれば、山・里・海を一体のものとしてとらえ、誠意を込めて受け入れる体制は出来ています。市あげての応援があったればこそ、A議員さんも応援してくださっていたのだな、と思ったことです。
エコツーリズムは地域課題に直結した事業なのだ、地方から国を変えていく方法の一つだと言われれば、その前線に立つエコツアーガイドとしては、あらためて気合いを入れざるをえません。
ガイドは、来て頂ければ必ず楽しんで頂き、生物多様性、持続可能な社会へ向けた暮らしの見直しなどメッセージも送ることができる実力を養おうと努力してきています。必ずしも順風満帆と言うわけではなく、期待に応える実績を上げているわけではありませんが、本道をこのまま歩いていけばじわじわと評価は伝わっていくと思います。(ね、mさん!きばりましょうよ、楽しく、賢く、末永く!)

     二年生も参観、中学二年生、クラブ活動では、後輩を迎えたお兄さん、先輩はいるけれど、半年後には、中心に。自分の明日に向かって、自分を考え、自分を知り、仲間に磨かれる葛藤の時をすごします。そんな二年生のために、最初の国語学習にはこれを、と置かれたのもやはり詩、ポエム。

    「 明日 あす 」 谷川俊太郎 ・・・・ こんな詩です。・・・・・

    ひとつの小さな約束があるといい
    明日に向かって
    ノートの片隅に書きとめた時と所
    そこで出会う古い友だちの新しい表情

      ・・・・・・という連からスタートし、以下

    ひとつの小さな予言があるといい
    明日を信じて
    テレヴィの画面に現れる雲の渦巻き
    <曇りのち晴れ>天気予報のつつましい口調

    ひとつの小さな願いがあるといい
    明日を想って
    夜の間に支度する心のときめき
    もう耳に聞く風のささやき川のせせらぎ

    ひとつの小さな夢があるといい
    明日のために
    くらやみから湧いてくる未知の力が
    私たちをまばゆい朝へ開いてくれる

    ・・・・・・と続け、そしてクライマックス。

    だが明日は明日のままでは
    いつまでもひとつの幻
    明日は今日になってこそ
    生きることができる

    ・・・・・・最後に

    ひとつたしかな今日があるといい
    明日に向かって
    歩き慣れた細道が地平へと続き
    この今日のうちにすでに明日はひそんでいる

    ・・・・・・と結びます。 谷川俊太郎さんが、 明日というつかめるようでつかめないイメージを、約束・予言・願い・夢・明日・今日この六つの名詞を柱にし、その言葉と 向かう 信じる 想う 湧く 等ダイナミックな動詞を組み合わせ、描きあげた詩です。およそ人の数だけ「明日」はありました。人生の数だけ「明日」はあります。今生きている人の数だけ「明日」はあるでしょう。生きている内容そのものを表す言葉、人間であることの意味そのものを表す言葉はなんだろう、、、、有名無名・古今東西をとわず、、国籍・老若男女も問わず、人間として生きた人達の数限りのない人生を見た詩人の、厳しいフィルターに残った言葉、それが「約束・予言・願い・夢・明日・今日・ 向かう・信じる・ 想う・ 湧く 」等なのでしょう。
     生徒の音読を聞きながら、世屋の里のエコツアーガイドとして、わたしも、「ひとつの小さな夢がある」「ひとつの小さな願いがある」とつぶやいていました。ちなみに、この俊太郎さんの息子の賢作さん、ピアニストですが、昨年しおぎり荘へ来られているんですよ。

    嵯峨御流の大覚寺展

     さて、mさん、sさん、kさん、siさん、今日の京都・嵯峨大覚寺訪問、お疲れ様でした。楽しかったです。三人寄れば文殊の知恵、というのに5人もよったんですよ、なんの智恵にたとえたらいいのでしょうか、ありがとうございました。
     さて、御流の華は美しかったです。道の駅「和」に出荷されているセリやフキも美しかったです。いける手、摘む手に明日への夢と願いがあるからでしょう。

    「ひとつの小さな夢があるといい
    明日のために
    くらやみから湧いてくる未知の力が
    私たちをまばゆい朝へ開いてくれる」

    と、念じながら、生けられたのでしょう、

    「ひとつたしかな今日があるといい
    明日に向かって
    歩き慣れた細道が地平へと続き
    この今日のうちにすでに明日はひそんでいる」

    と、念じながら、摘まれたのでしょう、

     私達にとっても、「たしかな今日」でした、ね mさん!

 快晴。久しぶりに走った京丹後市ジオパークラインは碧い海、青い空をバックに桜、菜の花、らっぱすいせんのフラワーロード。昨日の雨と風は今日のためのクリーニング役だったことを知りました。。
 畑に目をやれば、フキはとうがたって、畔には、キジむしろ、たちつぼすみれ、ひめおどりこそう。そして、たんぽぽ。耳を澄ませば、カエルの「さえずり」。世屋では、のびをしている春も、ここではすでに爛漫の域に達していました。
 走った目的は、A中での授業参観。一年生の授業。これから新たに中学校生活を始める彼らのために、私達大人が準備した初めての教材はこれ、『ねがいごと』という詩。 ~お孫さん、甥御さんなどのおられる方のためにレポートしますねMさん、姪御さんもしっかり勉強されていましたよ~
 作者は、たんぽぽ はるかさん。ええ、姓はたんぽぽ、名ははるかさん。こんなかわいらしい詩です。

ねがいごと
               たんぽぽ はるか
あいたくて
あいたくて
あいたくて
あいたくて
・・・・・・
きょうも
わたげを
とばします

作者のはるかさんは、中学一年生の女の子。4月生まれ、お父さんお母さんは。春香・春花・春佳とも考えたらしいが、まろやかなひらがなでと考えられた。その思いの通り優しい、しかし、しっかりと根を張る頑張りやさん。中学生になって、前には、真っ白な雪野原。どんな道をつけようかと胸を膨らませている。そんな気持を書きました。
 、、、ははははは!冗談につきあっていただいて、ありがとうございます。実は、工藤なおこさんの詩集「 野原うた」に収められている作品の一つです。タンポポは、ロゼットで冬越し、花は地面に張り付くように咲かせますが、綿毛になるころには、花茎をぐーんと伸ばし、風にのせます。 
 生き物は次世代の生育場所を確保してやらねばなりません。そのために、さまざまに試みました。球根でやろう、地下茎でいこう、蟻に運ばせよう、鳥に食べさせよう、動物にくっついてやろう。
 タンポポはどう考えたか、彼らの好きなのは、日のよくあたりしかも、湿度のある土地。しかし、そんな条件は自然界にはそうそうあるものではないのです。どうするか、風を利用しようよ、しかし、風任せは運任せだよ、じゃあたくさん飛ばさなくっちゃあと思いついたのが、彼らたんぽぽ。
そんなたんぽぽの習性!と人の旅立ちの緊張感とを重ねて、詩にされたのです。大人にもほろ甘い思いがにじんでくるいい詩です。
■ あいたくて が四回繰り返してある よほど気持が強いのだと思いました、
■・・・・・はどういう意味なのかと思いました。
手を挙げはきはきと発表するのに、やるなあと感心しながら、エコツアーガイドは、あのなあ、タンポポの綿毛を数えてごらん、とつぶやいていました。

 斜めに走る雨と顔打つ風、悩みました。岡の前で、、、!今、世屋に向かって来られているお客さんに、どういうか、せっかくの撮影旅行です。なのにこの天候。気の毒です。けれど、「あいにくな天気になりまして」などと、気分をいっしょにになって落としているわけにはいかないじゃないですか。「昨日だったらよかったんですけど、」などは、禁句中の禁句。テンションをあげなければなりません。
「ガイドの精進が悪くて」、、、心にもないことを、、月並みすぎ、、、、
「水中カメラを持ってきてもらってますか。」、、、、ごまかしのジョーク、、、
「必ずしも、撮影日和とは言えませんね。」、、、、そのとおりすぎ、、、、
「春の天気は4日周期、あしたは晴れますよ」、、、、なにいってんだか、、、

霧の中の柿の古木

ギブアップ、思案投げ首で向かいの山に目をやりました。 向かいの谷をガスが登ってきます。ふと、思いました。「晴れていなくてはいけないという理由はあるのか!霧が、写真を撮ってくれと、絵を描いてくれているじゃないか!」根が単純です。「そうなんだ、上世屋には霧が似合う! これでいこう。」
「雨が似合う 風が似合う、それが上世屋、自然とマッチするのが世屋の里、雨も風も霧も大地に息づいている命の波動。成熟したカメラマンには、それが見える。」
春の命の波動を撮ってもらうぞ、心にそう念じて、お客さん一行を迎えに世屋街道を下りました。

その雨の中、照美さんは世屋マーケットに出すふきのとうを摘んでてくださいました。フキみそには開きすぎてるのでと言われましたが、テンプラには充分です。11個入り、百円、四袋完売です。坂田さんは、そばがきのお汁を準備してくださいました。これも好評。白石さんが火をおこし茶釜をかけ待ち受けて頂いていた囲炉裏にはカメラの放列。山県君も手伝いに来てくれました。しずかさんは、福寿草の咲く背戸の通行をこころよく承知して、雪掻きで痛む腰をさすりながら、こぎれいにと片づけてくださいました。そんな様子を井野本さんが見守っていてくださいました。
 桜など撮りに来たときは、個人でも里の中にはいっていいか、とたずねられるお客さんがありました。世屋を美しいと思って頂く気持ちが入場券ですよ、とお答えしました。

前日までの好天から冷たい雨となった4月11日、川西写真クラブの23名様に雪の残る上世屋の里を歩いていただきました。雨と強風で状況が悪い中でしたが、そこはカメラになれた皆さま、「良い写真が撮れたと思う」との一言が大変に嬉しかったです。雨の棚田、上世屋の里

ガイドが事前に下見して、地元の方たちに同意をいただき、絶好のカメラポイントを特別にご案内です。

今回のガイドが考えたテーマは「自然と人が作り出した曲線美」です。

自然の曲線美

ただ、雨と強風、そして草道のぬかるんだ滑りやすい状況から、考えていたコースの変更もありましたが、福寿草が咲き、フキノトウとラッパ水仙が顔をだして、歓迎してくれています。

福寿草とラッパ水仙、フキノトウ

雪が消えて、あちこちの残雪もなかなかのものです。里の人たちは、やっと春が来たとの思いで一杯です。

残雪の里

通る人のいない里道には雪が残り、水が流れてトンネルとなった先にはつぶれてきた茅葺き民家が見えています。

通る人のいない里道と雪のトンネル

最後は、古民家をみんなの力で改装した合力(こうりょく)の家で休憩。かまどや囲炉裏では火が焚かれていて、ホッとします。やはり、なんだか落ち着きます。

合力(こうりょく)の家を遠望

どうぞまた、訪ねてきてください。お待ちしています (*^_^*)    <midorimushi>

「種較べ・二題」    2012.4.9

ガイド  生育する環境が生態に影響を与えます。
客    ええそうですね
ガイド  植物でも、森と里では、ずいぶん違いがあります。
客    まああ
ガイド  生育する環境の違う植物について、それらがつける「種」について、比較した人があります。
客    ああそうなの
ガイド  どんな特徴があると結論づけられたと思います?!
客    はあ、(聞くなよ、教えるのがガイドやろ)

・・・・・・不審な顔をされても、例によって、ガイドは、ここで、答をまだ言いません。

ガイド  重い、軽い。多い、少ないということばを使って考えてみてください、

・・・・・お客さんを見回して、よく知っていそうな人に目線を合わしながら、

ガイド  「どう説明出来るでしょうかねえ!」

・・・・「むむ!それはやねえ」とお客さんに首をかしげ始めさせると、組み手はガイド有利の形。正解をおっしゃらられれば、ブラボー、素晴らしい!どうなんでしょう、ギブアップの体なら、もったいぶって、それでは、、、!

種の周りに実が付いたままの種がたくさん落ちています。そよごの赤い種です。
種、 鳥に食べられることを期待した種、食べられずに落ちた実です。
差し込む日を受けて、輝きます。お客さんが、見つけました。
「たくさんキラキラしてきれいですね、なんの実ですか」 とお客さん。
「そよごってんです」、と答えます。
センスのいいお客さんは、そこでとまらずに、こんな風にイメージを広げられるかもしれません。
『いっぱい芽を出しますね』
さて、ここでどう答えていくか、、、そよごは鳥に食べられることを期待してたくさんの実をつけます。二色効果が計算された常緑の葉の中につく実の赤さ。鳥も見のがしません。落ちているのは、鳥に食べられなかった種たちです。種の周りに実が付いたままの種です。
 鳥に食べられた種は、核だけになってうんちとともに排出されます。その時間わずか十分から小一時間。便秘していればですけれど、それだと飛翔に支障が出ます。
鳥に食べられ核だけになった種と果実に包まれたままの種、両者に何か違いがあるのか、という問題です。

 さて、まもなくシーズン!ですよ、mさん!どのように説明なさいますか。

好評により、通しチケット(第1部・第2部・第3部:3,500円)は完売致しました。

第1部(1,200円)につきましては若干数ですがございますのでお問い合わせください。世屋の遅い春の訪れとともに、皆様をお迎えする準備が着々と進んでいます。

チケットをご購入いただきました皆様、楽しみにしていてください。

日時:2012年4月30日(月・祝)

場所:宮津市上世屋「合力の家」(こうりょくのいえ)

●参加費

完売しました:第1部~第3部 30名程度 3,500円

        (弁当、お茶、ガイド、資料代、協力費、保険料)

チケット有り:第1部のみ 若干名 1,200円(資料代、協力費)

●プログラム

第一部 :音楽と映像のコラボ「世屋の四季・命の旅」

      庄司信洲先生の講演「微笑み語る万葉の草木」

第二部 :庄司先生と宮津市エコツアーガイドが案内する世屋の里ウオーク

     「万葉の植物を見る」

☆エコツアーガイドが案内し、活け花用の草木を観察します。

昼 食: 合力の家で昼食(地域の特製弁当「万葉弁当」)

第三部: 活け花体験講座 「心は万葉人!集めた草木で『宇宙』を創ろう!」

申込・問合せ:宮津市エコツーリズム推進協議会 ℡0772-45-1625

申し込みは、30名様でお受けします。

世屋の春を楽しむチラシ

11日 28名でお越しになる川西写真クラブ様のガイド計画を次のように立てています。

(1)待ち受け 午後1時半 車中にてコース説明、資料配布(世屋ガイドブック、世屋ガイド部会リーフレットほか)
(2)世屋持ち寄りマーケット(合力の家)
(3)担当  安田・三宅:グループの前後で撮影援助、嶋田:全体把握
(4)撮影 順路

岡の前→岡田橋→のうだの棚田群→ 千代子桜→ 本丸→バス車庫→井野もとさん宅前→光則さんよこ里中道→笹葺き前→小川雅君前→合力の家

早春の世屋の里景色

《 設定の意図 》
里山は、日本全国、人の暮らしの数だけある。そういうもんです。しかし、暮らしの場と大規模な耕地整理がされていない棚田を伴う生産の場が連続して総合して見られるところがあるか、というとなかなかありません。

上世屋は、そういう里山です。案内するところは、その心臓部です。

荒廃した棚田

とはいっても何もないですよ、家は崩れているし、屋根は曲がっているし。里山とはどういうところだ、棚田って何だというところ、それを踏まえて撮るってことが肝心です。専門に撮っている人は、こういっています。

棚田の美しさというのは、突き詰めていくと、人間が生きていくために自然から許される範囲で、必要最小限の手を加えた、その美しさではないかと・・・・・。ただ単純に“きれい”というのとは、ちょっと違う美しさだと思っています。

『棚田を歩けば』文・写真 青柳健二 福音館書店
「里山は命の鼓動にふれその尊さを知ることのできる場所」
「里山は人々の温かな心が命を育む空間」
「自然と生きる知恵が溶けこんでいる里山の風景」
『NHK里山シリーズナレーション』

さらに、里山の美を世に出された今森光彦さん。

彼は、『里山のことば』(世界文化社)の「田植え時」の項で、こう述べておられます。<「あでやかな田んぼの曲線は人が作り出した、芸術品と言えるだろう。泥を緑に塗っていく畔つくりは、水漏れがしないようになされるもので精魂が込められてた仕事になる。その結果として、緑色の畔に土色の美しい線が出来上がり、田んぼは見事に浮き上がって見える。人の汗が、ほかでは決して見ることができない秀麗な風景を作っていく。」
先達の方々は、このように言われます。

そんな人達なら、こう歩かれるであろうと思われるスポットをつないで、コースを作ってみました。

《主なポイント》
宮ノ下 上がって来るお客さんを迎えてくれる棚田群
午後1時45分
※バス通過

ウオークスタート午後1時50分

谷間の里を見下ろす

■ 岡の前

里山の心臓部分が残って里の全体景観を見渡すところ
地滑りによって出来た地形を巧みに利用しています。
住まうところを中心にした土地利用が同心円状 に見て取ることが出来ます。

歩くコースの概略を説明します。

アカネの丘を下ります。岡田橋から左手、合力の家の下から、ノウダへ下ります。
※雪解けの水の沢 ふきのとう

雪解け水の沢とフキノトウ

棚田の前で

■ ノウダの棚田
畦の曲線の美しさをさまざまな構図で撮影。

モリアカガエルの卵とオタマジャクシ

※ヤマアカガエルの卵、セリ、フキノトウ

左から、合力の田を抜けて、馬場の谷から千代子桜へ上がります。

ノウダの棚田

■千代子桜
ここの畔の曲線も美しい。馬場の棚田を上から見下ろすことができる。

千代子桜の横にある柿の古木

※景観のアクセント 柿の古木 古びた枝振りに格調が漂う

植物 静香さんから小川雅道君の家の側の福寿草。

咲き始めた福寿草

本丸へ向かう
■ 本丸
景観 舞鶴方面の海や岳山までのつながり、地元の方一押し

バス車庫→井野もとさん宅前→光則さんよこ里
中道→笹葺き前→小川雅君前→G・合力の家

■合力の家
昭和40年代の生活様式を残した民家。田の字の間取り、ケヤキの大黒柱など。
※ウオークゴール 休憩、休憩。
囲炉裏に火も焚いてあるはず!
※世屋持ち寄りマーケットを開いています。

持ち寄りの世屋マーケット

出発予定 午後3時30分
☆天気に恵まれれば足を林道から松尾、一本桜を考える

 小林一茶が息づく京の雪国・上世屋   2012,4,8

一斉に顔を出したフキノトウ
雪が解けるのが遅いです。人も野山の生き物もみんな待ちかねています。フキノトウもそう、雪の解けた後からすぐに芽を出します。土手にも畔にも沢の縁にも若い子のニキビのように顔を覗かせています。そこで一句。

『雪解けて 村いっぱいの ふきのとう』

 え、ふきのとう?こどもかな、じゃなかったの!って。あなた、相当出来る人ですね、そのとおり、そのとおりです。 たしかに、『雪解けて 村いっぱいの こどもかな』、と詠んだ俳句があります。詠んだのは、小林一茶。
 まあいいじゃないですか、京の雪国せやの里には小林一茶がよく似合う!のだから。

◇ これがまあ終(つひ)の栖(すみか)か雪五尺
◇ うまさふな雪やふふはりふふはりと
◇ 一鍬に雪迄返す山田かな
◇ 雪国や雪ちりながら春の山

雪国信濃で彼の詠んだ世界は、上世屋に息づく里山の自然と暮らしそのもの。

◇ おらが世や そこらの草も 餅になる
◇ 大根(だいこ)引き大根で道を教へけり

まあ、里の畦道を歩いてみなさい。 筆立てを持って詠んでいる一茶さんに出会えるかもしれませんよ。

◇ 悠然(いうぜん)として山を見る蛙(かへる)かな
◇ 蟻(あり)の道(みち)雲の峰よりつづきけん
◇ 苗代の雨を見て居る戸口かな
◇ 草蔭にぶつくさぬかす蛙かな

ガイドしましょうか!

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