宮津エコツアー · 世屋・高山ガイド部会

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世屋・高山ガイド部会の活動ブログ

勝利の美酒!

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しかし、今ならとうてい通用しない論理です。
蚊やウィルス、退治、これはうれしい、ありがたい。鬼退治、鬼は、部族が違う、出所由来が異なる、思想が違う、従わない勢力、服順しないものたちを意味していました。
人間が人間を退治したということになれば疫病や天変地異など、祟りが恐ろしい、そうなら、「鬼」ということにすればいい、人間が「鬼」を退治したそれなら理屈が通る!
織田信長に比叡山焼き討ちを命じられた明智光秀は、女子どもにいたるすべてを殲滅させたということです。強いものが力を行使する、これも鬼の心を持たないと出来ないことです。

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(↑ごはんのつもりて゛炊いたらは花がさいた)
鬼畜米英!最近までその歴史。 そうした恨み辛みを乗り越えて獲得したのが、民主主義!
フィリピン訪問で、天皇陛下とフィリピン大統領との握手は、それを象徴していました。
「45年2月、「イントラムロス」と呼ばれた旧マニラ市街地では、立てこもった日本軍と砲爆撃を加える米軍との戦闘でサン・アグスティン教会以外ほとんど全ての建物が破壊された。「東洋の真珠」とも呼ばれた美しい街路も焼け野原となった。
のちに大統領になるエルピディオ・キリノ上院議員は避難準備中に妻アリシアと長女ノルマを日本軍に狙撃された。2歳の三女フェも日本兵に刺殺され、次男アルマンドも別の場所で射殺された。
大統領就任後、モンテンルパ刑務所に収容された日本人戦犯について日本から助命嘆願が押し寄せ、憎しみか、赦(ゆる)しかの葛藤に苦しむ。任期最後に特赦に踏み切った。日本軍の虐殺や米軍の砲撃などで全土で110万人の犠牲を生みながら、赦しと和解、日本との友好の道を選んだフィリピンを象徴する決断だった。
※週刊朝日 平和への祈り捧げて 天皇、皇后両陛下「フィリピン慰霊の旅」2016年2月12日号」

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(上 雪の里のイルミネーション)

節分の日に、NHKが伊根町の節分に豆まきをしない地区のことを紹介していました。雪道に迷ったときに、鬼が現れ、助けてくれた、お礼にといったら、鬼さんは「いらない、ただ節分に豆まきはしないでくれ」、、、このエピソード、鬼退治の歴史を背景に考えれば、理解できることなのだろうと思いながら、
「大江山鬼退治」、鬼さんたちには哀しい酒、、民主主義への長い道を思いながら、明日は旧正月、名実ともに春、ときには「鬼」にもならねばなりません、そんなこともあわせおもい、美味しくいただきました。

光り立つ春の使者、シロバナタンポポ。

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日本在来種であるものの温暖な気候が好きで、丹後では、暖流が流れる海岸部に多く生育しています。

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四国、九州などでは2月から咲き始めるということですが、伊根でも2月。

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ウメと同時期というのは、これも暖冬現象の一つなのかもしれません。

 ところで、外垣(とのがき)では地滑り、

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す゛った幅90m長さ40m、相当規模の大きな山くずれなんだそうです。

この冬、雪こそ積もりませんでしたが、雨量は例年と変わらずありました。

地盤が水を含んで重くなっていたのが原因なのでしょう。

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民家への被害を間一髪まぬかれたのは幸運としかいいようがありません。

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松尾や上世屋の棚田は、こうした地滑りによって出来た緩斜面を利用した典型的な地滑り地形なので、他人事には思えず見ていました。

波に揺れる小舟から海の中を覗き、

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鈎と網とを使い分けて、、、

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捕っておられるのはアワビ

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丹後の海では、アワビの産卵期である9月~11月は禁漁です。この間に産卵するのです。
解禁は12月から。ということは、海の荒れることが多い冬の漁ということになるのです。

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箱眼鏡で海底をさか゛して、みつけたら、鈎棹て゛引っ掛け、はがして、めくれたら網棹て゛すくいあけげる、

そういう作業を、揺れる小舟のうえでやられるのです。外科医のスコープ手術にもにた熟練の技です。

近くで釣りをしてらっしゃる方の話だと、いくらだと聞いたら、5000円なら売るで、ということです。

幾つ?

一つ!

031あわび

さて、栄螺 サザエ。浅蜊アサリ。蠣カキ。大事な海産物です。いずれも虫編を付けています。ところが、アワビ、これは鮑、魚偏なのです。みな、同じ貝なのになぜでしょう、、、

じつは、『蚫』、これをアワビと読んだ時期もあったというのです。

ややこしいです。

『調べてきなさい!』小学生高学年の冬休みの宿題にいいかもしれません。

まちがいなく、研究心、探求力、説明力の向上に寄与しますよ(^.^)

もちろん、給食でたべていただいて、殻もみせての上で、です。

034あわび

(上 2/5 波見海岸)

ところで、 片側にしか殻がないアワビ、もう一枚はどこへいったの?「片貝の合わぬ身」がアワビの語源とされて流布しています、
これもこじつけ的説明じゃないかとおもいます。発案した人が海女さんたちなら、おそらくそんな発想はしません。形も色も岩に合体していてて見つけるのも苦労、しかも、がっちり張り付いていて剥がすのも苦労、その苦労感に語源があるようにおもいます。
英語では、Ear Shell 。耳の形の貝。よほどすっきりしています。

コケ①

022こけ

コケ②

031こけ

コケ③

034こけ

コケ④

037こけ

コケ⑤

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、、、、コケがなかったら、どんなにかさかさしているかしれません、

047こけ

しかし、「陰気でじめじめしたところでたいへんた゛ね」とコケをみるむきもあります。それについて、コケに成り代わっていえば、
ここがええんだ、この生き方でいいんだ、 周りは 上へ上へもっと高く もっと光りを独占しようそういう輩ばかり、俺たちはあんなにはなりたくない、光りが弱くても光合成出来る能力をそなえ、 精子が卵子を目指しての旅、風や鳥の世話にならなくてもいい、水を利用するようになったのもそのためだ、、とおっしゃっています。わたしたちが、しっとりと潤った静謐な環境で癒やしを得ることができているのはその決断のお陰なんし゛ゃないですか、と。

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こんなコケなので友達になりたいのです。  なのに、コケの事を知らないというのは、大変に申し訳ないことです。が60の手習いではどうにも、、、
だから、いまだ、コケ①コケ②、、③、④、⑤、、、やはり勉強は若い内にやっておくものです。

どこかで春が生まれてる、、、♪

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(上 2/3 五十河)

今日は節分。世間では鬼鬼鬼鬼、、けれどもどこに鬼がいるのかとおもうような穏やかさ。

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さて、その「鬼」の居場所について、梅原猛先生は、
「福は内、鬼も内」とおっしゃっていると、鷲田清一さん。
「創造者というものは一種の鬼を自分の中にもっていなかったならばすぐれた仕事はできない」という梅原先生の言葉を「訳もわからないまま内から激しく突き上げてくるものに身を開いておかないと、人は何かを創ることができない。」と解説くださっています。※(朝日・折々の言葉2/3)、、、なるほど、、、
そういう意味では、節分、この日は我が胸の内に「鬼」は息災でいるかを確かめる日なのかもしれません。

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ところで、雪の尾根はブナの森、その向こうに雪の里!

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(↑ 2/2 世屋)
それでどうなの?というところもあるんですが、環境省から新たに「重要里地里山」に選定されたというお知らせ。※ちょっと長い引用ですが、
「日本の原風景の一つといわれる里地里山。 里地里山は、長い時間をかけて人々が自然と寄り添いながらつくりあげてきた自然環境です。我が国では、そうした環境がより身近な存在であったことから、特有の文化や豊かな感性も育まれてきました。 田んぼや小川、原っぱ、うら山など、人々がくらし、集い、草花や鳥、昆虫などさまざまな生きものたちが、あたりまえにそばにいる空間。日本には、まだまだそんな里地里山がたくさん残されています。
環境省では、さまざまな命を育む豊かな里地里山を、次世代に残していくべき自然環境の一つであると位置づけ、「生物多様性保全上重要な里地里山(略称「重要里地里山」)」(500箇所)を選定し、平成27年12月18日に公表しましたのでお知らせします。」

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「30選」「100選」というそんなどころじゃない、その数全国に「500」。

生物多様性国際条約で、里山イニシアチブを標榜する環境省、一挙にやりましたね、

ちなみに、『「重要里地里山」って、どんな里地里山?(各基準における評価のポイント)
基準1:多様で優れた二次的自然環境を有する〔評価のポイント〕 •従来のくらし・生業、新たな活動等、人の適切な関与がなければ劣化、消失のおそれがある身近な自然(手入れの行き届いた社叢林などの残存林、ため池・自然水路、二次草原(半自然草原)、氾濫原・谷津田等の低地・湿地など)がある。
•農地、ため池、二次林、草原などの環境がモザイク状に存在し、動的な土地利用が行われている。
基準2:里地里山に特有で多様な野生動植物が生息・生育する 〔評価のポイント〕  •対象地において、里地里山に特徴的な種(里地里山的環境を好む種、里地里山的環境に依存性の高い種、複数の異なる環境を必要とする種など)、あるいは希少種についての生息・生育情報がある。(種名、種数など)
•希少種、象徴種などの保全の取組によって、当該里地里山全体の保全、その他さまざまな種の保全につながっている。
基準3:生態系ネットワークの形成に寄与する 〔評価のポイント〕  •豊かな里地里山生態系のシンボルであるオオタカ・サシバが確認されている。(これらの里地里山を残していくことが、全国的な生態系ネットワークの形成において重要とされている。)
•渡り鳥の生息地・中継地点として、国際的に重要な地域である。
•生きものの視点から見たつながり、生態系の視点(森・里・川・海等)から見たつながりを確保している。』

この基準にてらした結果の選考ということですが、さて、「上世屋」の紹介。
『市の西部に位置し、集落や棚田、その周辺にある広葉樹林を主体とする薪炭林との組み合わせが織り成す里山景観が残る小さな集落である。
里山ブナ林や湿地、棚田や畦畔など、人の生活や生業と結びついてきた良好な里山生態系が維持されており、里地里山に特徴的な種であるジョウビタキやハッチョウトンボの生息が確認されている。保全活用状況(取組状況)
•棚田では20年以上前から農薬を使わない米作りが行われている。
•自然とともにある暮らし方を引き継いでいくため、NPO法人里山ネットワーク世屋が活動を展開しており、都会の人や若い人たちが自然体験活動に取り組みながら、里山の自然の保全と継承が進められている。
活動主体
宮津市エコツーリズム推進協議会、宮津美しさ探検隊、NPO法人里山ネットワーク世屋、合力の会、笹葺きパートナーズ等その他参考情報
•過疎、減反、高齢化によって耕作放棄が進む棚田や里山の文化、景観の維持のためNPO法人が設立され、日本でも珍しい笹葺屋根の民家の修復、藤ヅルから作る藤織、祇園祭りで使う藁草履作り、が守られている。
•丹後天橋立大江山国定公園、府自然環境保全地域、にほんの里100選』

とまあこういうことです。ありがたいことです。

が、せっかくですので、二言三言、言わせていたたきますと、
① 宮津市の西部に位置し、、、これがわからない、、、どうみても「北部に位置し」です。
②ジョウビタキ、って冬鳥、と聞いています。年中棲息している訳ではありません。
実例を挙げるなら水田由来の稀少植物の方がいいのではないですか。
③祇園祭りで使う藁草履作りってなんのことですか、チマキ用の笹採集が行われるようになった、ではありませんか、、、

ま、そういうこともおいておいて、、京都府では、以下の10ヶ所
26-1 京都市左京区 大原の里
26-2 京都市西京区 大原野森林公園周辺
26-3 福知山市 大江地区(毛原の棚田)
26-4 綾部市 豊里西地区
26-5 宮津市 上世屋地区
26-6 宮津市 波見谷
26-7 亀岡市 亀岡盆地の氾濫原
26-8 京丹後市 大宮町善王寺地区及び峰山町長岡地区
26-9 南丹市 美山町江和地区
26-10 南丹市 京都大学芦生研究林

ついでにお隣の滋賀県
25-1 大津市 仰木
25-2 大津市 「龍谷の森」(龍谷大学瀬田隣接地)
25-3 大津市 大戸川流域の里地里山
25-4 米原市、長浜市
能郷白山・伊吹山地の里山
25-5 長浜市 丹生地区
25-6 長浜市 湖北地方
25-7 近江八幡市 白王・円山
25-8 甲賀市 甲賀市域内(水口丘陵・甲賀丘陵・甲南丘陵)の里地里山
25-9 甲賀市 杉谷新田
25-10 高島市 針江地区
25-11 高島市 朽木柏
25-12 高島市 朽木針畑の里山
25-13 高島市 畑地区
25-14 東近江市 河辺いきものの森
25-15 米原市 池下(三島池周辺)
25-16 米原市 醒井
さらに、兵庫県では
28-1 神戸市東灘区、芦屋市 六甲山地東お多福山
28-2 神戸市灘区 渦が森
28-3 神戸市北区 かがやきの森 東地区
28-4 神戸市北区 藍那地区
28-5 明石市、加古川市、加古郡稲美町、高砂市、加古郡播磨町 いなみ野ため池ミュージアム
28-6 西宮市 ナシオン創造の森(国見台1号緑地)
28-7 西宮市 甲山グリーンエリア
28-8 西宮市 社家郷山
28-9 豊岡市 豊岡盆地・円山川・六方川・田結川
28-10 加古川市 加古川市北部の里山群
28-11 宝塚市 西谷地区
28-12 宝塚市 中山台のまち山
28-13 三木市 兵庫県立三木山森林公園
28-14 川西市、川辺郡猪名川町 黒川周辺の里山
28-15 川西市 水明台のまち山
28-16 三田市 兵庫県立有馬富士公園
28-17 加西市 糠塚山・あびき湿原
28-18 養父市 ハチ高原
28-19 丹波市 遠阪地区
28-20 淡路市 黒谷の棚田(北淡路の棚田・ため池群)
28-21 加東市 兵庫県立やしろの森公園
28-22 神崎郡神河町 砥峰高原
28-23 赤穂郡上郡町 鞍居川流域の里山
28-24 美方郡新温泉町 上山高原(エコミュージアム)

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(上 2/2 雪解けを待つナデシコ)

「次世代に残していくべき自然環境」、、、ですか、、、!、、、我が胸の内の「鬼」か゛さわぎます(^.^)

※ 環境省 自然環境局 里地里山の保全・活用www.env.go.jp

仕事を終えて除雪車。

074京の雪国
フキノトウアイス

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雪バス

055ゆき

雪足跡

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雪観音さん

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ほんの通り雪なんですけど、、、、、、 何でもないものでも一つ一つに味があります。

これなんか、世屋氷河じゃないですか!

008せや氷河
「京都府景観資産」に指定されている世屋の里。その内容はなんだと問われれば、移ろう季節とそこに現れる森羅万象一つ一つの集大成なんですと答えたいですね。雪をかぶせてみれば、容易に、その意味がわかります。

さて、雪は降っても季節は動いて節分、

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今年の豊作と1年働き続ける元気を頂戴することを祈って搗いた粟餅、豆餅を焼く香ばしい香りが里に漂います。

 

ワルサハヒビク

029わさび

なんだとおもいませんか、「わ・さ・び」!漢字では「悪障疼」と標記。

ほんまかいなぁ、、です。ともかく、ツーンとくるこれがこの植物の特徴、舌や鼻に走る激辛感、徳川家康公絶賛で、三つ葉葵と山葵のご縁でさらに出世するわけです。

038わさび

さて、発音そのものは、奈良時代にすでにあり、その後平安時代に漢字「山葵」があてられたという経過のようです。そこで、 ワサビの「ワサ」は古語で「走る」 という意味で、「び」は「み(実)」が転じたもので、 根茎のことを指す。という解釈も。これも、辛味が舌から鼻へ突き抜ける味覚を根拠にしています。まあ、一般的にはここまでです。
しかし、ワサビが、日本固有種で奈良時代の古語というなら、もっと想像を広げていいとおもいますよ。

023わさび
「ワ」と「サ」と「ビ」にわけて考えるのです。そして、名付けたのが渡来の植物学者。
ワは「倭」、サは「早」、ビは「実」。
渡来の人たちが、雪の中でのライトグリーン、時期は新春(旧暦)。味というより早春の色に感動してそう呼ぶようになったのです、、、とか。

ワルサハヒビク、「わ・さ・び」!

ワは「倭」、サは「早」、ビは「実」!

どっちがほんと?

コピー (1) ~ 035わさび

ネットのコピーの使い回しのネタを頭でこねまわし、わかった気になるという傾向が私たちにはあります。
ともかくワサビのことはワサビにきいてみるのが一番。見にいらっしゃいませんか。

078わさび

ついでに、よってらっしゃい、

077わさび

ビオラビットさんでは最高のビーフとがっプリ四つで食味していただけますから。

あれあれ、マツコさんに角!

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金棒までたずさえて !

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籠神社まえ、土産物店牧野さんの店先です。

松子さんの中にも鬼が潜んでいるのかあ! まあいいじゃないですか、
一寸先は闇、生き馬も眼をぬかれるえぐい人間社会をそれでも幸せを願っていきる人間が生み出した神のような悪魔のような存在、それが「おに」。権力者がもてば限りなく恐ろしく、弱者が持てば頼もしく心強いものが金棒、
それにしても、マツコさんに角を生やし金棒をもたせたところ、限りなくフィットしています。なかなかのアイデアマンがいらっしゃるものです。

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マツコに金棒、彼女のことだからきっと強きをくじき弱きを助くために、その金棒を振るってくれる事でしょう。

『竜に翼」ともいいます。丹後の国を護るという龍は、どんな翼をもつのでしょう。

027りゅう

(上 真名井神社)

さて、まもなく節分。

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屋根の鬼がいっそう険しい顔で家の護りにあたり、、

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山でも神様がいましばらくの寒さを息災で過ごすように祈ってくださっています。

101

(上 世屋の大ブナ)

木々も新しい芽出しの日を数えだしています。

 

 

私たちは、今、岳山の山頂にたっています!

041やま

なぜ、わざわざ? のむきもあるかも!
そこに、森と雪と山があるからだ、では愛想がないですね(^.^)

046だけ

森に入り、耳を澄ませば、冬を耐え、春を待つ一見無口な木々のおしゃべりが聞こえます。

034やま
「さむうかったね、大丈夫だったかい、」
ご承知の通り水は0度で凍ります。生きている木は体に樹液をたくさん含んでいます。
木の芯まで冷え込ませる寒気、自然の原理はその樹液も凍結の対象にします。樹液が氷結すれば木は裂けてしまいます。でも、そんな木は見当たりません。なぜでしょう!
人はストーブを焚いて暖をとります。
吹きさらしの山に立ち、氷柱を見にまといながら生き抜いている木、木も対策をとっているのです、

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「大丈夫、樹液を甘くしているから。」

「今度は大寒波がくるといっているから、もっと甘くしておかないといけないよ」
耳を澄ませば、そんなおしゃべりが聞こえてくるのです。
人は、その樹液をいただいてシロップ(メープルシロップ)を作るのです。、、、

037スノーシュー
南側のしおぎり荘を集合出発帰着の拠点に、分水嶺の尾根を越えて、木子のペンションでお昼と休憩を挟むことによって、安全と利便性と楽しみが格段に確保されました。

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関係者の皆様、それと空の神様に厚く御礼もうしあげます(^.^)

睦月雨 濁りて速し 冬の川!      世屋野蕪村

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(上 1/29 世屋川 河口付近)

上句の季語は睦月雨ムツキアメ 睦月は1月のこと。暖冬の年、本来なら雪である時期に雨になる現象。
現象としては「寒の雨」と同じ。

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(上 縦貫林道 )

違うのは、おいおいどうなってるんだ、という戸惑いの気持ちの程度。予定が立たないじゃないか、こまったことだなぁという気持ちが強い。世屋野蕪村の造語。

039ぶな

さて、時ならぬ大雨の中、せんだっての大寒波の置き土産を維持しているのはさすがに京の雪国・世屋高原。

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(上 しおぎり荘)

明日の天気予報、雨は今夜半には弱まり、朝から雨マークなし。

全国の雨雲の動き

世屋のおかんのんさん、天の蛇口をピンポイントでとめてくださるようです、

その恐るべき精度の高さを信頼して、スノーシューウオーク、実施予定(^.^)

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ところで、そのコース、このパノラマ風の観光案内図、画面天橋立付け根の斜め右上、白い山が岳山。その頂きをこえます。

橋立図吉田初三郎昭和9年

吉田初三郎画、昭和9年発行のものです。
当時、列車で宮津まで、宮津から日置へ汽船で。さらに標高500mの銀世界へは徒歩。スキーはそれほど魅力的なスポーツで、世屋高原はそのメッカだったのです。

021雪林

明日は、縄文の血が騒ぐ山歩きになりそうです。

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