宮津エコツアー · 世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会の活動ブログ

縦貫林道成相線から世屋の里方面の斜面。

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尖っているのが世屋観音堂のご神木の杉、その向こうの茶褐色の葉はケヤキ、さらにその上の黄葉した丸い樹幹がブナ。

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推定樹齢二〇〇年の世屋の大ブナ。

このブナに宿ってらっしゃる神様が小春日和の秋の日には姿を現されます!

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(^.^)

錦秋の候を迎えた里山、これから2週間が見頃です。

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8日(金)には、里山ウオークと藤織り体験ツアーを準備しています。

秋の里山弁当付きです。モミジ拾いを兼ねていらっしゃいませんか。

古文書や伝承の伝える地震や津波が、東北大震災や原発事故を契機として、ボーリングなどによって調査が行われ、事実だったと判明したという事例が相次いでいます。
リアス式海岸の美しい若狭湾に浮かぶ冠島、沓島。

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この島を巡っても、巨大地震があったことを年月を明記した記録があります。その古文書は丹後風土記逸文。次のことが綴られています。
まず、“凡海(オホシアマ)”と言う大きな島が存在したこと。
「凡海と称する所以は、古老が伝えて曰く、昔、天下を治めるに当たり、 大穴持命と少名彦命が、この地に到った時に、海中の所在する大嶋、小嶋を引き集め、およそ小嶋10個を以て、ひとつの大嶋となした。それで、名を凡海という。」

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次に、その島が大地震に遭遇し、海に消えてしまうほどの自身に見舞われたこと。
「時に、大宝元年(西暦701)三月己亥、当国に地震あり。 三月震れ続けた。この嶋は一夜にして見渡す限り青々として広々とした様子に変じ、海となった。漸く、わずかに、嶋中の高い山、二峯がともに立ち、神岩が海上に出た。今、常世嶋と名づく。亦、俗に男嶋女嶋と称す。嶋ごとに神祠がある。祭る所の者は、天火明神と日子郎女(いらつめ)神なり。」
天地をつなぐ橋であったが、それがある日突然落ちてしまって今の天の橋立ができたと語る橋立起源譚も天変地異を想像させます。

それにつけて思うのは、木子の地層、

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褶曲したり傾斜した地層やその地層を割る断層!

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素人目にはこれがかの天変地異に相当する地学的な根拠になるのではないだろうか、と思われます。
若狭湾に原子力発電所を集中立地させているのは異常だと思わざるを得ません

11月ウオーク&イートに参加いただいた皆さん。

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皆さんがどこにいらっしゃるかと言うと、、、、

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上の写真奥の山の頂き右上あたりの一本桜付近。 ここの標高約500m。バックの三角の岳山の標高は637m、

この高さは、東京スカイツリーが634m。第2展望台の高さ450m、(ここから非常階段数:2523段)は、松尾一本桜とほぼ同じ、まさしく、丹後のスカイツリー。 ウオーク&イートは天空ツリーの「一本桜展望台」からついたスロープを降るというコースでした。

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ガイドをお願いした小谷さんの手にされるのは松尾小史。写真を示しながら地元で暮らしてきた方ならではのホットでレアーな語りに引き込まれました。

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ウオークのあとはイート、ビオラビットさんでお昼。

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スタートは秋野菜のテリーヌ、

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木子の山の手摘みのムカゴはピュレに、世屋の山のナツハゼはソルベに、

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世屋のたんぼのレンコンはポタージュに、嶋田さんの手剥きの栗はアイスに、

それぞれ対馬シェフが今日のために考え抜いてくださったメニュー。

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1品1品が「おいしい」は土産しいと書くんですよ、とアピールしていました(^.^)。

里山の歩みと自然と里山素材の食、これぞ[エコツアー](^.^)

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9日は、松尾小史の世界第二弾、こだわりの十割りそば丸丹さんにお世話になります。残席僅少(^.^)。

長岡緑の少年団の手によって休憩所に植えられたモミジが美しく色づき始めました。

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さて色づいたモミジは紅葉、

おなじく色づいた「こうよう」でも、ばっさかのカツラ、こちらは黄葉、

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ではこの葉っぱは?

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色比べするかのように休んでいました、虫偏に葉で蝶とかくじゃないですか(^.^)。

東の村の男がいいました、「わしの村には小さな紫の花をつける草がある、その苦さといったら他に勝る物はあるまい」と。

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西の村の男がまたいいました、「わしの村にも小さい黄色い花をつける草がある。その苦いことといったら世に二つとあるまい」と。

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それではその苦さを比べて見ようではないかと旅のお坊さんに審判を頼んで比べたと言うんじゃ。

けれどもその苦いこと限りなくどちらも優劣つけがたい。引き分け!

それではただ苦いではつまらん、良薬口に苦し、効き目でどうかを比べようではないか、

たまたま西から来て病んで苦しんでおられる旅の方がいる、

一方東から来た病んで苦しんでおられる旅の方がいる、

それぞれ煎じた汁を飲んでもらって効き目を比べよう、そういうことになってなぁ、

そうしたところどちらの旅人も、みるみる元気になって旅を続けられたんじゃ。

と言うことでこれも引き分け、そこで、お坊様、苦さも薬効も優劣のつけがたい、この勝負は引き分けじゃ、

わしが名をつけて進ぜよう。紫の花には、病に倒れていた人を起こすほどであったので「クロバナヒキオコシ」、

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医療を司る薬師様の乗り移られたような効き目を見せたによって黄色い花には「ヤクシソウ」。

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いらい、それぞれ今でもそう呼ばれている。このお坊さん、なんでも弘法様とおっしゃるお坊さんじゃたそうな、、いちがぶらり、、(^.^)!

大江山は、宮津湾の奥、日置からは南東の方角なので、朝は光る海の向こうにシルエットになります。

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山体は実になだらか。 標高は、東から西へ赤岩山(669m)杉山(697m)とほとんど同じです。

毛布着て寝たる姿や大江山 世屋野蕪村   地学的に言えば「レンズ状」になっていると表現します。

その岩体は、地球のマントル起源のかんらん岩。

さらにかんらん岩の中心部は変質して蛇紋岩になっている。

この石は、石綿をとるほど水を浸透しやすい。

そのため、地表を流れる水が少なく谷が形成されにくい、と言う理屈です。

アンダスタンド?

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(↑ 11/1 夕景 世屋川河口から)

大江山は丹後の名山です、

♪希望の窓にたたずめば遙かに煙る大江山強く伸びよと今日も呼ぶ♪

京丹後市の大宮中学校でも校歌に詠まれています。

鳥や獣などに食われることで種子の散布をおこなうという繁殖戦略のもとで進化したのが果実です。 秋、林では、様々な実を見ることができます。 これはなんの実!とガイドすればいいわけですが、もう一歩踏み込みましょう(^.^)

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果実には、三つのタイプがあります。

まず、皮(果皮)が乾燥した状態になるもの、これを乾果(かんか)といいます。

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ドングリはこの仲間。皮が特に堅いので「堅果 」といいます。

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コマユミも乾果。成熟した果実が縦に割れるので、朔果と呼びます。、

一方、果皮が柔らかく汁気の多いもの、これを液果(えきか)と言います。

アズキナシ

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アオハダ

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里のカキも液果です。

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ちなみにカキは、一属一種、東南アジア特産の果実です。

イチゴやナシ、イチジクなどは、二つのタイプに属さない特異な物で、偽果に分類されています。

 

 

10月も末なのにアオスジアゲハ!

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府中のフジバカマ花園で白花の方の蜜を吸っていました。

南方起源のチョウ。幼虫の食草もクスノキ、タブノキ、シロダモといったクスノキ科の常緑広葉樹。

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アサギマダラがいっしょに行くかとさそっているよう。

けれどもここで蛹になって冬を越します。

 

葉が落ちる季節なのでfall、収穫の季節なのでautumn ※ラテン語 どちらも「秋」と訳します。

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ちなみに、日本語のあき、秋は?

草木の葉や実が赤や黄色に色づきアカ(紅)クなる季節、

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空気が清明に澄む季節、

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冬への備えを飽き満ちるほどたくさん取り入れる季節

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それぞれの説明に説得力を感じます。
個人的には「秋」という漢字は『禾偏(のぎへん)』に『火』、IMG_2791

「あ」は母音中の母音、人の行動は、あっ!で始まって、ああ!あーあ!で結ぶ、そういう意味では感動詞中の感動詞、そこから穀物ガラを燃やす温かい赤い火に手を差し出して暖をとる様子が浮かんで来ます。

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フジバカマで吸蜜するアカタテハは、この個体で冬を越します。

あかき火、あたたかき火、一年の労働を癒やし、来る春を見通す緊張感、そのあたりに「あき」の語源を感じます。

まぼろしの山菜とも言われるムカゴ。

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アミラーゼやジアスターゼなどの消化酵素がふくまれて 血糖値を下げる作用働きがあるため、糖尿病や高脂血症予防にも良い食材だそうです。さて、ムカゴ料理の例。

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材料 豚 これにしがきさんガーリック&バジルソテー 30%引ので充分(^.^)タマネギ、ムカゴ 大江山ネギ。

肉を炒めます。出る油でタマネギを炒めます、その上に青ネギを載せる、、、これでも居酒屋の一品。けれども、里山居酒屋はもう一ひねり、タマネギと山芋のムカゴを炒めます。こしょうの味とムカゴのこりこり感のコラボで里山の絶品に変わりますよ。

もう一品、カボチャとのコラボ。三宅醤油と砂糖で甘辛く炊きます。カボチャのとろみとムカゴのくりこりが良くあいます。

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さて、このムカゴ、ネット通販もありますが、ムカゴ一合米一升!世屋・高山ガイド部会に連絡ください。

 

 

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