宮津エコツアー · 10月 2016

10月 2016

A ほんとぉ、まじぃ!じょうだんやろ!!
というのが、このモミジの「いろはもみじ」という和名が、掌状の葉っぱの裂片数をいろはにほへとと数えたからという命名を話したときの反応。

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B うそいうてなんのとくになる!5~9片と言うことですので「いろはにほへとちり」モミジといってもよいかもしれませんね、とねじ伏せます。
それはともかく、現状30cmの「いろはもみじ」、三光園で250円だったので求めて、グランド跡に植えました。

このモミジ、一年にどれだけ伸びるかを訊ねましたら、約30cm。そして、15mに達するそうです。計算では、50年かかります。

おばちゃんは、「よろしいわなぁ、夢があって!」とにこにこしていいました。

その五十年、どんなことになるのでしょうか!「夢を持ってたくましくがんばれぇ、♪燃える空燃える風燃える心すすめ無敵の力持てゆけいろはもみじ風雪にめげす誰よりも強く、、、」といいながら植えました。

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ところで、数詞にはもう一つ、ひとつふたつみっつよっつ、、、つまり、「ひい、ふう、みい、よお、いつ、むう、なな、やあ、ここの、とうぉ」と言うのがあります。これは十まで。十一は、「とおとひい」とはいわないのです。これについて、旧約聖書のヘブル語として解されるのではないかと次のようにおもしろいことをおっしゃる方がいらっしゃいます。、、、、、
「ひぃ、ふぁ、み、よお、つぃぁ、ま、なね、や、かへな、たゔぉ」 すなわちこれは、「ハイアファ ミ ヨツィア マ ナーネ、ヤカヘナ タヴォ」と発音され、「誰がその美しい女神を出すのでしょう。彼女に出ていただくために、いかなる言葉をかけたらいいのでしょう」との意味になる。そしてそのひぃ、ふぁ、み、よおという「数詞」は、天照大神様が天の岩戸にお隠れになったときに、天児屋命(あめのこやねのみこと)が美しい声で奏上なさったという祝詞の冒頭にうたわれるものである、すなわち、「ひふみよ いむなや こともちろらね しきる ゆゐつわぬ そをたはくめか うおゑに さりへて のます あせえほれけ」と。

しばし、日本人とは何かをかんがえましたよ。「ひぃ、ふぁ、み、よお、つぃぁ、ま、なね、や、かへな、たゔぉ」についても、いつのころか知恵のある人がそれぞれに「つ」をつけて今の数詞にしてくれたのかもしれません。

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それにしても、これから50年。

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この子を見守れるのは、金さん、あんたしかいないので、どうかよろしく!

♪ひかるうみ

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(↑長江海岸)

♪ひかるおおぞら

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(↑ししうど)

ひかるだいち

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♪ゆこうむげんのちへいせん、、、

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♪はしれエイトマン弾よりも速く、、、、

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(↑ 長江海岸)

秋の花日和の今日は、丹後路各地で「走るエイトマン」が見えましたよ!

明日もこの天気ということです。海、空、大地と三点セットがそろうのが丹後路、走るエイトマンが見られるかもしれません。

 

雪崩防止工事、いよいよ柵設置の工事にかかりました。

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世屋の雪圧を受け止めるので相当の強度を持っていなければならないこの柱、新潟で作られたものなんだそうです。また、埋める深さも6mとおっしゃっていたでしょうか。現場の方の話によると、その付近で土が堅い岩に変わっているそうです。色は灰色、なので頁岩の地層があるということなんでしょう。頁岩は堆積岩。日本列島と大陸とが分かれるさい、湖があったことを物語る岩です。

ちなみに、頁岩の「頁」はページのこと。本の紙のようにぺらぺらと薄くはがれる石ということが語源。もともとは泥、それが押しつけられて水分が抜けて堅くなったもので、その地層には化石を含みます。現場の方も、伊根町菅野のここからは化石がでると言われる現場で工事をしたとき、試しに割ったところ最初の石から「魚化石」が現れたそうです。なるほど、「頁」はページのことというとおり、太古の地球の歴史を収めた本と言うことだったのです。先頭打者ホームランをうったような気分だったのでしょうね。

また、「頁岩」は英語では天然ガスをとりだせると話題になっているshaleシェール。

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この工事が、完成したら冬です。

宮津湾日置の世屋川河口付近。

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「なにをねらってらっしゃるんですか?」
シーバス!
「はぁはぁ鱸つりですか!」
秋から冬の産卵に向けて、鱸は栄養を貯めておかなければなりません。
河口付近には、産卵するため川を下ったアユがいるので鱸もそれをねらって集まっているので、それをねらってルアーを投げていらっしゃるのだそうです。

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ところで、鯛はsea bream (シー ブリーム)。
鯛をねらって釣っている方に訊ねても、シー ブリームフィッシングとはかえってこないでしょう。
おなじ日本のサカナを釣るのに、スズキだけ特別。スポーツ感があるかないかなんでしょうか。
ちなみに、イカは“squid”(スクウィドゥ)タコは、“octopus”(オクトパス)
鱚はsand borer (サンドボーラー)、アユはsweetfish (スイートフィッシュ)。

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宮津湾の秋はアジ釣りのシーズンでもあります。
「なに釣ってはりまんねん?」

鰺。
「ホース マッカラル!でっか」

といってみたいものです。horse mackerel とはアジのこと。

若狭湾に虹!

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この時間2016/10/09 15:56:36
虹が見えるのは太陽の高度が関係していて、朝夕の42度以下の時間帯。午後は、15:00頃からということですので、この虹、理屈に合っています。
一方、スクリーンになる雨雲。2016/10/09 14:46:36

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また、その日の天気図。

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雲は、気圧配置が西高東低になったときに吹く北西の風が対馬暖流の上の暖かい空気とぶつかって大気が不安定になっていたことを表しています。
折から、丹後は秋祭り。

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(↑↓ 養老大島の太刀振りと神楽)

熱い光を送り続けてくれたお日様へ感謝の気持ちをつたえるべく、太鼓や笛の音が響きます。

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虹は、しばらく南の皆さんのお世話をしてまいります、片付けもあるでしょうし、また熱い光にあふれた季節にそなえてずいぶん骨休めもなさいな!

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そんなお日様からのメッセージかもしれません。

サークルストーン花壇の拡張

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この石たちは、せや高原発世屋川経由日置海岸着のものです。

これを、『里山で木を織る~藤布が教えてくれた宝物』の出版記念「事業」としようと考えています。

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花壇の形のヒントはオードブルの盛りつけ容器です。リンドウ、オミナエシ、おとぎりそう、おきなぐさ、キキョウ、とうていらん、ツワブキ、ふじばかま、ナデシコ、ホトトギス、、、などなど里山草原植物オードブル花壇を構想して、というわけです。

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地元からも、◆日置地区自治会連合会◆小川農機サービス◆地球デザインスクール◆丹後の 優しい農業家の会◆ NPO法人京都発・竹・流域環境ネット◆丹後グリーン バレーズ構想実行 委 員会◆NPO法人丹後の自然を守る会 ◆木子ふぁーむ ペンション◆家族旅行村しおぎり荘◆オーガニックレストラン ビオ・ラビッ ト◆ (有)坂野石油  ◆ペンション自給自足◆天橋 立YH ◆波見カントリー フレンド◆橋立そば処まる丹◆ちょい寄り亭「浪漫」◆(有)三光園◆ピザカフェ P-Boat ◆大槻菓舗(以上一次分)各様などが期待の声をあげてくださっています。

この出版情報は、あのamazonにもアップされています。ローカルな取り組みではあるけれども過去と未来を見事につないで、その中に明日を拓く鍵が眠っている内容だと認めているということなのでしょうか。

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さて、イノシシもこうした趣旨の里山草原植物オードブル花壇構想に賛同してなのか
「こうしたらどうだろう」と、夜な夜な手伝ってくれます。

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しかし、それを大きなお世話というのだということをどうやってわからせたらいいのでしょう。

ここで やすんでいきませんか
すこし おはなしませんか

きのうみた ゆめのはなしや
あしたの おてんきのこと
かぜのはしるすがたや
ひかりの こぼれぐあいについて

そして
あなたが どこからきて
どこへいくのか なども・・・

ゆっくりゆっくり
うなづきあって
しばらくいっしょに
すごしませんか

・・・・・・・・・・
「のぎくみちこ」さんに誘われたら寄っていかないわけには!

そして、話題はどうしても美しい里山の習慣風情自然を背景に恋心を育てる 政夫と民子の運命を哀しく描いた小説「野菊の墓」※の話になってしまいます。、、、、

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ちなみに二人が山の畑に綿摘みに出かけたのは、陰暦の九月十三日のこと。二人はノギクとリンドウを介して心を交わします。
まず、政夫が、民子をノギクにたとえて気持ちを表す場面。
、、、、、、
道の真中は乾いているが、両側の田についている所は、露にしとしとに濡ぬれて、いろいろの草が花を開いてる。タウコギは末枯うらがれて、水蕎麦蓼みずそばたでなど一番多く繁っている。都草も黄色く花が見える。野菊がよろよろと咲いている。民さんこれ野菊がと僕は吾知らず足を留めたけれど、民子は聞えないのかさっさと先へゆく。僕は一寸脇わきへ物を置いて、野菊の花を一握り採った。
民子は一町ほど先へ行ってから、気がついて振り返るや否や、あれッと叫んで駆け戻ってきた。
「民さんはそんなに戻ってきないッたって僕が行くものを……」
「まア政夫さんは何をしていたの。私びッくりして……まア綺麗な野菊、政夫さん、私に半分おくれッたら、私ほんとうに野菊が好き」
「僕はもとから野菊がだい好き。民さんも野菊が好き……」
「私なんでも野菊の生れ返りよ。野菊の花を見ると身振いの出るほど好このもしいの。どうしてこんなかと、自分でも思う位」
「民さんはそんなに野菊が好き……道理でどうやら民さんは野菊のような人だ」
民子は分けてやった半分の野菊を顔に押しあてて嬉しがった。二人は歩きだす。
「政夫さん……私野菊の様だってどうしてですか」
「さアどうしてということはないけど、民さんは何がなし野菊の様な風だからさ」
「それで政夫さんは野菊が好きだって……」
「僕大好きさ」
民子はこれからはあなたが先になってと云いながら、自らは後になった。今の偶然に起った簡単な問答は、お互の胸に強く有意味に感じた。民子もそう思った事はその素振りで解る。ここまで話が迫ると、もうその先を言い出すことは出来ない。話は一寸途切れてしまった。
、、、、、、、
一方、民子が政夫をリンドウに例え気持ちを表す場面
、、、、、
民子は云いさしてまた話を詰らしたが、桐の葉に包んで置いた竜胆の花を手に採って、急に話を転じた。
「こんな美しい花、いつ採ってお出でなして。りんどうはほんとによい花ですね。わたしりんどうがこんなに美しいとは知らなかったわ。わたし急にりんどうが好きになった。おオえエ花……」
花好きな民子は例の癖で、色白の顔にその紫紺の花を押しつける。やがて何を思いだしてか、ひとりでにこにこ笑いだした。
「民さん、なんです、そんなにひとりで笑って」
「政夫さんはりんどうの様な人だ」
「どうして」
「さアどうしてということはないけど、政夫さんは何がなし竜胆の様な風だからさ」
民子は言い終って顔をかくして笑った。
「民さんもよっぽど人が悪くなった。それでさっきの仇討あだうちという訣ですか。口真似なんか恐入りますナ。しかし民さんが野菊で僕が竜胆とは面白い対ですね。僕は悦よろこんでりんどうになります。それで民さんがりんどうを好きになってくれればなお嬉しい」
、、、、、

さて、「らちもなき事いうて悦んでいた二人」に待っていたのは「毎日七日の間市川へ通って、民子の墓の周囲には野菊が一面に植えられた。」という無情の結末。なんでこんなことになったのだい!とのぎくみちこさんと嘆き合うわけです。

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それはそうですが、もう一面ではその世界は暮らし方、考え方も含めて里山の原風景、たとえば、、、
◆村の或家さ瞽女ごぜがとまったから聴きにゆかないか、祭文さいもんがきたから聴きに行こうのと
◆その次の十畳の間の南隅に、二畳の小座敷がある。僕が居ない時は機織場で、僕が居る内は僕の読書室にしていた
◆屋敷の西側に一丈五六尺も廻るような椎しいの樹が四五本重なり合って立って居る。村一番の忌森で村じゅうから羨ましがられて居る。昔から何ほど暴風あらしが吹いても、この椎森のために、僕の家ばかりは屋根を剥がれたことはただの一度もないとの話だ。
◆「お前は手習よか裁縫です。着物が満足に縫えなくては女一人前として嫁にゆかれません」
◆民子は、例の襷に前掛姿で麻裏草履という支度。二人が一斗笊一個宛ひとつずつを持ち、僕が別に番ニョ片籠と天秤とを肩にして出掛ける
◆ここから見おろすと少しの田圃がある。色よく黄ばんだ晩稲に露をおんで、シットリと打伏した光景は、気のせいか殊に清々しく、胸のすくような眺めである。

、、、、

こういうところがいいねえ!さらに、

、、、、、、、
◆八時少し過ぎと思う時分に大長柵の畑へ着いた。十年許り前に親父が未だ達者な時分、隣村の親戚から頼まれて余儀なく買ったのだそうで、畑が八反と山林が二町ほどここにあるのである。この辺一体に高台は皆山林でその間の柵が畑になって居る。越石※を持っていると云えば、世間体はよいけど、手間ばかり掛って割に合わないといつも母が言ってる畑だ。三方林で囲まれ、南が開いて余所よその畑とつづいている。北が高く南が低い傾斜こうばいになっている。母の推察通り、棉は末にはなっているが、風が吹いたら溢れるかと思うほど棉はえんでいる。点々として畑中白くなっているその棉に朝日がさしていると目まぶしい様に綺麗だ。

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◆ 僕は水を汲んでの帰りに、水筒は腰に結いつけ、あたりを少し許り探って、『あけび』四五十と野葡萄一もくさを採り、竜胆りんどうの花の美しいのを五六本見つけて帰ってきた。帰りは下りだから無造作に二人で降りる。畑へ出口で僕は春蘭しゅんらんの大きいのを見つけた。
「民さん、僕は一寸『アックリ』を掘ってゆくから、この『あけび』と『えびづる』を持って行って下さい」
「『アックリ』てなにい。あらア春蘭じゃありませんか」
「民さんは町場もんですから、春蘭などと品のよいこと仰おっしゃるのです。矢切の百姓なんぞは『アックリ』と申しましてね、皸あかぎれの薬に致します。

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◆秋の日足の短さ、日はようやく傾きそめる。さアとの掛声で棉もぎにかかる。午後の分は僅であったから一時間半ばかりでもぎ終えた。何やかやそれぞれまとめて番ニョに乗せ、二人で差しあいにかつぐ。民子を先に僕が後に、とぼとぼ畑を出掛けた時は、日は早く松の梢をかぎりかけた。
半分道も来たと思う頃は十三夜の月が、木の間から影をさして尾花にゆらぐ風もなく、露の置くさえ見える様な夜になった。今朝は気がつかなかったが、道の西手に一段低い畑には、蕎麦の花が薄絹を曳き渡したように白く見える。こおろぎが寒げに鳴いているにも心とめずにはいられない。

※越石こしこく
江戸時代,知行割に際して1村または数村の村高合計が所定の知行高に不足する場合,その不足分を隣村の村高から補充すること,
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里山エコツーリズムの聖書みたいな世界だというのが、「のぎくみちこ」さんと一致したところです。

「野菊の墓」作者 伊藤左千夫 1906年1月、雑誌「ホトトギス」に 発表。 15歳の少年・斎藤政夫と2歳年上の従姉・民子との淡い恋を描き夏目漱石が 絶賛した話。

 

昔の人が宮津に嫁入りする時使った古道・・・渓流もあり・苔むした岩や植林の中も歩きます。

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概要 辛皮から林道~渡渉~嫁入り道~杉山林道~元普甲道~金山
実施 10月12日(水) 午前9時~午後3時
所要時間 約6時間程度
集合場所 午前9時 上宮津金山公民館
受入人数  最小2人
参加料金 600円
持ち物 弁当、水筒、雨具、山歩きできる服装と靴 桧川を渡ります水量が多いと長靴が必要です。
お申込先 宮津市エコツーリズム推進協議会 上宮津杉山ガイド部会 久古直子 電話・fax 0772-22-4739

■集合場所

上宮津金山公民館

台風一過、ゆらゆらとススキの揺れる若狭湾!

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文句なしですばらしいことをあっぱれ・天晴れといいますが、これは「あきばれ・秋晴れ」がもとなんです、と言われたら素直に納得しますよ!そんなことを思う秋の空。

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昨日は警報が出されるほどの暴風にさらされていたことなど想像もさせないのがススキの偉いところ。ところで、刈っても刈っても伸び上がるススキ。その生命力は秋の七草に選出されたり、お月見に飾ったススキは捨てないで田圃に挿すとか、圧倒的に人々に支持されてきたところです。

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(↑ 金剛心院)

さらにススキ大明神というような神様として祀られたりしている例もあると「繁殖の霊カとして、姫島の可島神社では社では、開墾しようとしたら一株の大ススキがあったので除いて田にしても翌朝、再び元の所に大ススキが生えていたので、神社を建てた。そして、大ススキが祭神となったという。(茨城民俗学会「カヤの信仰」)」と紹介されています。

めづらしき  君が家なる 花すすき 穂に出づる秋の  過ぐらく惜しも(石川朝臣廣成)

10月1日、京都府立大学高原光教授をお迎えして霧の中天然スギを巡って来ました。総勢53人と沢山の人に参加していただきましたが生憎の天候で・・・

本日のルートは林道終点から作業道を歩き天狗大杉~直接尾根へ~少し宇野ガ岳方面へ山桜の古木~杉山頂上~すぐ下山道で風穴~出合~林道終点

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帰りの林道終点

 

最初霧雨だったので1時間ぐらいスキー場レストハウスで高原先生のお話を聞きました。先生は花粉の研究をされていて貴重な話を聞きました。

dscn8321花粉の遺伝子は何百万年形をどめるらしいです。何万年、何十万年という気の遠くなるようなことが花粉を調べると分かってくるようです。杉は氷河期に辛うじて生き残り、丹後半島に杉が残っていて日本でも早くに杉が生きていたことがわかるようです。特にこの杉山は天然スギが発達してた・・・と大変分かりやすいお話でした。

 

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外に出るとこの通り・・・霧の中に天然スギが浮かび上がり、これもまた幻想的でいいですね

 

 

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天狗大杉の前で

 

 

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天狗大杉の周りを・・・

 

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尾根に上がり山桜の古木を・・・

 

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杉山の頂上近くでお昼に・・・近くに立派天然スギが 参加者の方から 不動明王の杉の名前をいただきました。まさしくそれほど立派な杉です。写真では分かりづらいですが・・・

林道終点まで降りてくると少しだけ霧が晴れて宮津湾が望めました。

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杉山林道入り口まで帰ってくるとススキの根元にナンバンキセルがかわいらしく咲いています。ススキの寄生植物で葉を持ちません。
本日は高原先生の貴重な話を聞くことが出来て、また沢山の方に参加していただきありがとうございました。雨の後で足元がぬかるんで歩きにくい中を頑張って歩いていただきました。

 

 

 

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