宮津エコツアー · yasuda

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雪解けの沢水が美しくほとばしる畑の里。

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さて、畑と言えば紙漉き。

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黒皮から紙漉き用の白皮にするのに必要なのは大量のきれいなさらし水。

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この水が畑で紙漉きを地場産業として発達させたのです。
その歴史をひもとくと、明治時代には輸出品としてまた、丹後縮緬機業関係との需要と結び付いて発展し、大正11年には「畑製紙組合」を結成。機械化による省力化も進められ、その繁昌は大正8年に水力発電を自前で導入するほど。また、戦前には火薬包装用にと軍需産業の指定も受けて増産に追われたともつたえられます。

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洋紙に押され、縮緬産業の衰退などもあって、地域の産業としては幕を閉じたのは残念なことです。

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けれどもその技術や用具は詳しく聞き取られ残されて、新しい活用者を待っています。

古刹金剛心院境内の苔むした地蔵様たち。

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目に優しいコケの緑はお寺にはなくてはならい心のいやしです。
さて、コケは陸上に上がった植物の中で、  他のシダ植物や種子植物がさまざまに進化していくなか、小さく原始的なまま、と言うことにこだわったために現代まで生き残ることができた仲間です。環境は激しく変化しましたけれど、作りがシンプルだったため対応が可能だったということですが、そこは学ぶべきところかもしれません。

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また、コケは、雄株で作られた精子が雨水のなかを泳いで雌株の卵にたどり着いて受精するといいます。この繁殖法、まるで動物ではないですか。

フクジュソウの群生。

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生えているのはだいたい湿り気のある半日陰で土が軟らかい草地と決まっています。こういうところが好きなので群生するのだろう、とか、地下茎で繋がっているのかも、、とか考えていました。

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けれど、ちがうみたいですね(^.^)フクジュソウはアリを使って種まきをしているのだと昆虫写真家の海野和夫さん。納得、カタクリやスゲなども同じです。その種にアリがおびき寄せられる理由については、種の周りに甘み成分を着けてという説が一般的です。

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しかし、海野さんはさらに別の説を紹介しています。
「種についているエライオゾームがアリの幼虫と同じ匂いを持ち、アリは種を見つけると慌てて巣に運ぶ。数日するとその匂いは幼虫が死んだときの匂いに変わり、アリは種を巣の外に捨てるのだという。」※

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(↑ いずれも京丹後市大宮町 3/8)

甘みに加えて臭い!これだけ手の込んだことを植物がやるのぉ、と心では絶句するほど衝撃をうけてその説読みました!

ちなみに、このアリ搬送説は種の皮をむいたのと剥かないのとのふたつを準備して、アリの対応を観察したことによって確かめられたということです。

発芽して開花するまでには、5年くらいかかるという噺にも感動。種の発芽力が、アリによって種皮か゛剥きとられたものと剥きとれていないものとて゛はちがうのかと゛うか、などは不明、知りたいところです(^.^)
※フクジュソウの種を撒くアリ – 海野和男のデジタル昆虫記 www.goo.ne.jp/green/life/unno/diary

川底に美しい模様を描いてはしる雪解け水。

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冬間、雪に閉ざされていた観音さんへの道が開いていますよ。

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堂裏には銚子の滝。

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露頭している崖面を覆っていた緑は剥がれ落ちてベージュ色で早春色。粘土や砂岩など柔らかい土の層は凍結と溶解をくり返すなかで表面がはがれていくのです。それでも擬宝珠やジンジソウなどが生えて緑になるのが不思議なくらいです。

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毎年の繰り返し、精確に計測していれば、谷が奥まり広くなっていく過程がわかるはずなんですが、どなたかおやりになりませんか(^.^)

「雪畑を耕して何を植えなるですかぁ」とちょうけると、よういいなるわぁといような表情しながら「ほんまになんぞええもんにゃあですかえ!」と笑いながら付き合ってくれるTさん。

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鎌と鍬だけを使って手塩にかけて作物をそだててきたTさん、本能のレベルにまでしみこんでいる1年の段取りプラン、1日でも早く土に向かい合って畑仕事を始めたいのです。雪の下の土の声が聞こえるのでしょう。

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それをしみこませたのは、戦争中の食糧難の体験。供出、米つくっとったって食えることない、決められた分だすと食べるものがのうなる、なんだって食べたジンネゴ(ササの種)、これも粉にしたです、ほて゛もこれがなるとササが枯れ、屋根がふけんことになりましたし、、それとオノハ(リョウブのこと) 若い芽を蒸して乾かして、ご飯に混ぜて、、

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そのTさんから、ジャガイモを頂きました。

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有毒な芽が出ていない艶と張りのあるきれいなイモでした。芽掻きをちゃんとするという手間がかかっていなければとっくにしわくちゃになっているはず。春の種芋にしなるのを!というと、それは農協から買う、冬を越したのは種芋にはしない、木が弱々しく、出来たイモも小さかったりするのだということ。
だから、食べきらんなんのだと。

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ありがたくいただき、煮物に。さすがに世屋ジャガ!ホコホコ感がしっかり残っていました。

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調べると、販売種芋はウイルス感染しないように管理されて手間をかけて作られているのだそうです。

京都市内や亀岡からやってこられたそうです。

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フクジュソウが自生している山里が宮津市にあるといって、、、。あいにく寒気が残った曇り空、咲いてはいません、つぼみでよかったらと、つぼみが顔を出している所へ案内してさしあげましたら、こちらが照れるほどの歓声をあげて見ておられました。

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さて、京都縦貫道が全線開通、20分短縮との報道。京阪神都市圏から時間距離短縮効果が見込まれます。ちょっと見にいこう、こんなお客さんが増えるのではないでしょうか。

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さて、懸案で上世屋里内の府道雪崩対策、杉の林が除伐撤去され、段が刻まれて雪崩れ防止という所与の課題に対する基本的な形状が姿を現しました。滝道からは広々として往年の里景観をみることが出来るようになりました。映画のセットのような里山景観、これもちょっと見にいこう!という対象になるでしょう。

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けれども多少残念なのは全面の家々が廃屋寸前の空き家であること。それらの家々はあくまでも個人の資産、処分などへの他人の関与は難しく置いておかざるをえない、と言うのが実態。

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が、そこでとどまっていたら「イノベーション」は進まない、景観資産に選定した京都府、「日本の里100」に選定した日本森林協会もたしょうイニシアティブをとられて持ち主も地域住民も、研究者も協同して知恵を出して保全と発展をテーマにイノベーションの絵が書けるように支援されるべきだろうなぁと思ったりします。

ショウジョウバカマ、 ユリ科ショウジョウバカマ属の多年草です。

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この写真、横から。真上からではないのです。蜘蛛のように崖に張り付くというなんともアクロバットな生え方が出来るのです。
ショウジョウバカマとは葉の色が猩々色。立ち上がった花茎を体に見立てて輪生する葉の広がり方を袴にといいます。

さて、え?と思うのが、この葉の寿命!ふつうそれは1年でしょう!と思います、、けれども違います 寿命は3年。生育場所は水が滴る寒冷な場所。冬は凍る、人間ならおよそ避けたいところ。それなのに生育していられる。「可溶性タンパクや配糖体のアントシアンの多量蓄積」という不凍対策を施しているのだそうです。
葉が紅い色をしているのはそのため。また、冷たく寒いところで3年も常緑を保つのも驚異。

さらに、衝撃なのは、ただでは枯れない! 子どもを作っておいて役目を終えること。何をいってるのかわからないでしょうけれど、、、、

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葉の先に注目、赤ちゃん出来ているでしょ、、、!ハトを手先から取り出すマジシャンと喩えたらいいのでしょうか。両腕を伸ばした人の指先に小さな赤ちゃんがおぎゃあと生まれているようなものなのです。こういう繁殖の仕方を栄養繁殖といいいます。

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種子繁殖は、新しいものをうみだし変化に対応できるという点で基本なのですが、限りなく不確実。    そこで、もう一つ、クローンを作っておこう、同一の性質という弱点はありますが、お家大事の恐ろしい執念を感じます(^.^)

春物のならぶ岩滝・コメリの花売り場。

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そこでお会いしたのが、NHK「関西ええとこ」でわら細工の達人として紹介された伊根町菅野の大江さん。

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花を一株買っていかれました、

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ご自分をしょうかいされるとき、まず帝国海軍の生き残り、とおっしゃるのが口癖。1944年(昭和19年) – 10月24日、レイテ島沖で米軍機の集中攻撃を受け、シブヤン海に沈没した戦艦武蔵が発見されたとの報。乗員3,300名のうち約1000名は救助されたものの彼らはそのままフィリピン守備隊に残され、生還者は56名だったということです。戦後70年。生き残り、、、といわれるととき、花を、雪残る伊根から買いに来られた大江さんの胸にはどんな思いが去来しているのでしょう。

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世屋の里に眠るMさんも、1944年(昭和19年)12月8日そのレイテ島での戦いでなくなったということです。

春!やれやれ、、、!

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冬を雪の下で過ごしたネギ。ぺちゃんこになっていますが、また伸び上がって筒を作ります。

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さて、この筒、もともと平たいものが丸くなったネギの葉っぱです、、内側はぬるぬる状態。元々の葉には表と裏があります。ネギの場合、どうまいたかというと、表をうちにしてまいた、だから外に出ているほうが、裏側ということなのだそうです。
ところで、春になったら薬草でガイドを、というお題を頂いています(^.^)山野草での薬草ということではあるんですが、「ネギ」は最強の薬草の一つ。神主さんのこと、ネギさんといいますし、社の手すりの擬宝珠はにはネギの花の形。

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(↑ 籠神社 恵比寿社)

ネギは独特の臭気をもち、邪鬼も寄せつけないという神さまから賜った草なんです。葱坊主、葱帽子がさきで、擬宝珠という用字は当て字という説も有力とのこと。

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(↑ か5日後籠神社 宇治橋)
ネギに限らず、野菜は、山野草の中から選ばれた薬草、厚生労働省が提唱する健康づくりの指標「健康日本21」が、 成人の望ましい野菜摂取量を「1日350g以上」としているのも野菜が「薬草」、そういうわけです。ちなみに350gの野菜、それがどれだけの量かというとたとえば<トマト 中1/2個(プチトマトなら5個)、ほうれん草 約3株、にんじん 中1/2個、キャベツ 大きめの葉1枚、もやし 少量パック(150g)の半分>。
ですが、日本人の野菜摂取量はそこまでいっていない(´・ω・`)ということです、自分的にも反省!もうちょっとたべるとか改善しようと思います(^.^)

写真左端の白ハンティング帽の方は、O菓舗さんじゃないですか(^.^)

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(↑ 京都新聞3/2)
いい記事です。さて「リノベーション」!意味がわからなかったのです、カタカナへの弱さ丸出し、はずかしい(´・ω・`)

お教えを乞いました。
「リノベーションとは、既存の建物に大規模な改修工事を行い、用途や機能を変更して性能を向上させたり価値を高めたりすること。建物の経年にともない、時代に合わなくなった機能や性能を、建て替えずに、時代の変化にあわせて新築時の機能・性能以上に向上させること。」
わかるようでわからない、具体的に例を挙げていただくとありがたい!?
「耐震性や防火安全性確保し、耐久性を向上させる、冷暖房費などのエネルギー節約のため、IT化など変化する建築機能の対応・向上のために行われる。外壁の補修、建具や窓枠の取り換え、間取り変更、給排水設備更新、冷暖房換気設備の更新などをいう」※
なるほどぉ!それはこういうことですか(^.^)

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(↑ 里山ふォトギャラリー 「蛙と人と土と水」)

それにしても、空き家が5年で630軒の増、恐怖のハイペースじゃないですか。

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家の中だけ「リノベーション」をやってもそれは「自己満足」と思ってましたが、記事にとりあげられている事例はそこを越えて地域に開くというスタンスをそれぞれが持ってらっしゃること。そこがすてきです。そういうところが繋がっていくと、地域の「リノベーション」へつながって、とうしようかと迷う気持ちの背中を押して、一軒一軒の蘇りに繋がる、そんなことを記者氏はいいたいところなのかもしれせん。

ついでに、お知らせ。

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「世屋昔噺を楽しむ会」会場は、ささやかな「リノベーション」を試みた古民家・里山フォトギャラリー 「蛙と人と土と水」)です、春直前の1日、世屋の里へいらっしゃいませんか。

リノベーションとリフォームの違いtotal.s266.xrea.com/

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