阿蘇海はウエットスーツを着たスズキ釣りの太公望がいっぱい。
年に何度か文珠水道周辺は、竜宮城の開門日かと思われるような大型魚の群れを見かけることがある。
一度は釣られて弱ったのか 70cmを超えるスズキ
ミゾソバには花弁はない 花弁に見える部分は萼である!
何ともはや(^.^) タデ科の特徴なんだそうです。
さて、「たで」、葉や茎を噛んで、辛いのと辛くないのがあります。辛いものはほんとに辛い、ぴりぴりとただれるほどに辛い、刺身のツマについている赤いモヤシ、「やなぎたで」がそれです!そこでこの植物については、「口の中がただれるほどに辛い」ということが「ただれ」、「たで」に変化していったといいます。「たで食う虫も好き好き」も、この刺激感からできた諺。
そういう物ですから、民間では、毒消し等として用いられたと言うことです。
薄明光線のおもしろさは、早朝と夕方の時間限定、1日の始まり、1日の終わり、、ワクワクしたりしみじみみたり、見る側の気持ちを反映すること。
太陽の光の漏れる雲の斑が様々で、太陽は沈む、雲は流れていくもの、そのため光りの棒の出方が↓に↑に左/に右/に、濃度も濃かったり薄かったり、色も夕陽色に染まり始めたりと刻々と変化することもおもしろいです。
宮沢賢治さんが「光のパイプオルガン」とたとえられましたが、形状だけでなく、音色も確かにオルガン!ピアノではないですね。また、朝夕どちらかと言えば、夕方の薄明光線だろうと想像します。
(↑ 11/6 阿蘇海)
ちなみに、大気中に水滴や氷粒子、粉塵等が適度に浮遊していることが条件です。
また、撮影場所・阿蘇海は渡来人の拓いた地域。彼らは、この薄明光線を見ながら私たちはあちらの方から来た!とふるさとを思ったのかもしれません。そういう意味では、天と地の架け橋・天橋立の正体は、阿蘇の薄明光線だったのかも(^.^)
黄葉したカツラが太陽の光りを全身に浴びるのを、少し逆行気味の位置から見たときの黄色の鮮やかなこと、
この黄色をサンイエローといいいます。黄色そのものが心を解き放ち前向きにのびのびとさせてくれる色ですが、さらにいっそうワクワクと気持ちを高ぶらせます。
このカツラがあるところが、バッサカ、上世屋の玄関口!
世屋へ上がる人は、実は魔法をかけられて、この先に何かが待っていそう、無意識に期待を高めているのです(^.^)
グランド上から世屋の里を見ると、フジ棚の作る陰がレールのように見えました。
そこで一句!
◇天空に 続くレールや 藤の棚
◇小春日や レールにまごう 藤の棚
◇藤の棚 実は銀河の 世屋の駅 世屋野蕪村
画面中央でほぼピークに色づいているモミジは、イタヤメイゲツという種類だそうです。
樹齢は5,60年は経ているのでしょうか、金さんとともに古株です。
真っ赤な2代目モミジ
フジバカマも里にあいます。
山側の石垣の上には熊!イノシシ?
あのギンナンのおいしいはずの実は消化せずに、臭い果肉を食べているのです、これこそ、ギンナン食べる虫も好き好き!
この実、まだ食べられますよ。熊(イノシシ)のお腹を旅したギンナンといやあそう数はない、一つ100円でも高くない、臭い果肉を思えばウンチの臭さなんか、でしょ(^.^)
ところで、このウンチ同じ場所でたびたび見られます。赤外線カメラを使えばご本人の用便中を撮影可能かも。だれかやってみませんか(^.^)
「小春日や 石をかみいる 赤とんぼ」. 村上鬼城.
高校受験参考書は「初冬の、春のように暖かな日ざしの一日、道ばたの石に、秋から生き残った赤とんぼが、まるで石をかんでいるかの ようにじっととまっている」と解釈しなさいというようですが、赤とんぼからしたら、石が温められているので暖まっているんですと言うことかも(^.^)
こちらもドンピシャ、
「芋掘りや 70余度めと 笑いつつ」 世屋野蕪村
小春日和りで仕事もはかどり、出てきた里イモのできも良いのでしょう、素敵な笑顔(^.^)
うらにしの雲が湧いています。北からの風が吹き込んでいるのでしょう。
金さん、今日は何を?
「うまいサトイモをくわしてやろう」
と言うことで、今回は、ムカゴをサトイモと少し値のいい鶏肉といっしょにダシ醤油で煮ました。
山と里のイモの共演、グー!
山芋を掘るのはたいへん、けれどもムカゴなら容易!山の味を愉しませてくれます。
さて、晩秋のガイドウォークのネタ、ぼりながら歩いても良し、一握りぐらい集めておいて「お土産」としてさしあげることも気が利いているかも(^.^)
世屋川河口、黒崎付近を航海する新日本海フェリーの「はまなす」(総トン数:16,810トン)。
普段は小樽~舞鶴間の運航船を、「舞鶴・丹後天橋立周遊クルーズ」として11月4日(月・祝) 12時出港 ~ 15時入港の予定で運行されたものだそうです。 【最少催行人員】 350名 船内では、元阪神タイガースの濱中治氏と杉山直久氏によるトークショーなど。オプションで「北海道ランチバイキング」付プランも。その内容で、【旅行代金(大人)】 4,800円 ~ 6,800円(^.^)
(↑ ビオラビットさん店内より)
外洋航路の大型船が、普段は静かな宮津湾に迫力のある新しい景観を作ってくれました!
SLと同じで、絶好の被写体!舞鶴の市と観光協会、トラベル会社の企画ですが、来航される側から見てもおもしろいことです。
(↑ 世屋川沖)
たまたま、おー!あれはなにー(^.^)と言う出会い方だったのですが、周遊予定を宮津市や観光協会が広報しておいてくれれば、今日は大型船が沖を通りますよ!などとお客さんに案内でき、ほんなら宮津湾でカメラ構えてよかぁということになるのに、と思いました。
お、ユンボが!
藤織り伝承館への坂道を!
世屋の里の河川改修は昭和30年代に行われています。しかし、漏水がひどくなっていて、地滑りの原因としても心配されています。その修復工事が始まったのです。日本の里100の景観に配慮した計画が立てられているなかで、ここでは藤布の水晒し場が作られます。
五月頃に採集し皮を剥いで乾燥・保存しておいたフジは農繁期の終わる時期に灰汁炊きします。繊維をやわらかくするためです。灰汁炊きのすんだ原糸(アラソ)は川に持って行って洗い、さらにコキバシを使って余分な物を取り除かなければなりません。いままでは、水場への上がり下りが安全にできませんでした。
そのための待望の工事です。完成時のイメージは、こんなです。
工事で出る残土は、花壇整備などにいただきます!
(^.^)花壇の土と石は、下世屋の地滑り対策工事の残土です。この花壇には、秋の七草を予定しています。
稲刈り後、田や畦に芽生えた緑のみずみずしいのは、宮の前棚田です。
撮影は朝、八時台。朝日が横からライティングしてくれるので、畦や稲株にくっきりと陰影ができていました。この写真には、「緑の真珠!」と題を付けようと思います(^.^)
さて、「 <生きかわり 死にかわりして 打つ田かな 村上鬼城> 私はこの俳句が好きです。目の前にみる田んぼとそこで田をうつ人、しかしその後ろに目にみえない、家族と村落の社会学の本質を、たった17文字の中に凝縮しているように思えるからです。」 とおっしゃるのは、環境社会学者・現滋賀県知事の嘉田由紀子さん。滋賀県立琵琶湖博物館 総括学芸員時代の論文の冒頭です。
その「かわる」と言うことが困難を極めている現状の中、ここ一帯の棚田は、地元のお百姓二人、飯尾醸造さんで経営されていましたが、来春からは、さらに若手が維持に加わると言うことです。※稲株の見えないたんぼ
美しい棚田群が維持される見通しを喜ぶとともにその決断に敬意(^.^)